在職 老齢 年金 手続き。 在職老齢年金(1)

在職老齢年金の支給停止額の変更は事業主の行う届出に基づき自動的に行われる

在職 老齢 年金 手続き

支給停止された年金を復活させる方法 2017年1月19日 役員報酬最適化、年金復活プランとうたっているサイトをよく見かけます。 高額の役員報酬や給料をもらっている人は老齢年金が支給停止されます。 役員報酬最適化、年金復活プランとは、老齢年金の支給停止を回避するための方法です。 これらの多くはその方法をノウハウとして販売しているため具体的な方法については記載していません。 どのようにして年金を復活させるでしょうか?気になりますよね。 答えは 役員報酬の一部を一時金で支給するという方法です。 一般的に、役員報酬は、会計年度の初めに年間の役員報酬を決定し、毎月1同額が支給されるように12分割します。 毎月の役員報酬と年金の合算額が一定以上あると、年金が減額または支給停止されてしまいます。 例えば毎月の報酬額を9万円として、残りを一時金として年に1回まとめて支給すると年金が一定額復活します。 この記事では支給された年金を復活させる仕組みを説明したいと思います。 もくじ• 在職老齢年金制度 老齢年金はいつから支給されるのか 国民年金の支給開始年齢は65歳です。 老齢厚生年金は支給開始年齢の引き上げ中で現在女性は60歳、男性は61歳から老齢厚生年金の報酬比例部分支給されます。 数年後には年金の支給開始が65歳からとなります。 会社は65歳まで雇用義務がありますので人によっては60歳から給料と年金をもらえます。 近年、急激な少子高齢化により、65歳を超えても働くことが普通になってきています。 「生涯現役」、「一億総活躍社会」の目指すところは、死ぬまで仕事を続けることです。 年金の財源を考えると今後も老齢年金の支給開始年齢が引き上げられることが予想されます。 なお、会社の代表者に定年はありません。 会社の代表者は役員報酬をもらいながら年金を受給することになります。 在職老齢年金制度 在職老齢年金制度とは60歳以降働きながら年金を受け取る場合、給料と年金月額の合計額が一定額を超えると、年金の全部または一部が支給停止される制度です。 支給停止された年金は二度と返ってきません。 「あなたは高額の報酬をもらって十分に生活できる余裕があるから年金は必要ないでしょ」という考え方です。 在職老齢年金制度は昭和12年4月以前に生まれた人は適用外でした。 しかし平成27年10月から全年齢が対象になりました。 在職老齢年金制度は厚生年金のみに適用されます。 国民年金には適用されません。 年金支給停止の仕組み 60~64歳の老齢厚生年金受給者が就職し、社会保険に加入すると、その収入に応じて標準報酬月額や、標準賞与額が決定します。 総報酬月額相当額と年金月額の合計額が28万円以上であればその超えた部分の全部または一部が支給停止されます。 65歳未満では支給停止となる基準の額が低いため、低収入であっても年金が支給停止となる可能性が高くなります。 年金の支給開始に合わせて報酬を引き下げる方法が一般的 役員報酬は会計年度の初めに設定します。 基本的にその後は報酬額を変更できません。 一般的に在職老齢年金制度の支給停止を回避するために、役員報酬を大幅に引き下げるという方法をとるのが一般的です。 十分に貯金があり、生活資金に困らないようであればそのような手法がとれます。 しかし、借金の返済等がある場合は役員報酬を引き下げるのは難しいでしょう。 役員報酬を下げずに総報酬月額相当額を下げる方法 年金を受給するには、総報酬月額相当額を引き下げなければなりません。 現行の在職老齢年金制度では、役員報酬の総額を下げずに総報酬月額相当額を下げることが可能となっています。 それは、 標準賞与額に150万円の上限があるというルールを利用する方法です。 標準賞与額は上限があり、その上限は1回の賞与に対して150万円です。 例えば賞与が1000万円だったとしても標準賞与は150万円です。 標準賞与の上限額の利用することにより総報酬月額相当額を下げることができます。 なお、役員報酬の一部を一時金で支払うには「事前確定届出給与」として会計年度開始時に税務署に提出します。 年金復活の具体例 年収は1200万円で、毎月の報酬としては100万円を受け取る場合。 この場合、総報酬月額相当額は62万円となり、47万円を超えるため、 年金は全額停止です。 年収は1200万円で、毎月の報酬は9万円、残りの1092万円を年1回の賞与で受け取る場合。 総報酬月額相当額は・・・標準報酬:8. 3万円 65歳未満の時 28万円-21. 7万円を超えた部分の全部または一部が支給停止されます。 つまり 毎月6. 7万円以上の年金を受給できます。 例えば、年金支給額が毎月20万円のとき、6. 85万円を受給できます。 65歳以上のとき 47万円-21. 7万円を超えた部分の全部または一部が支給停止されます。 例えば、年金支給額が毎月20万円のとき 20万円すべてを受給できます。 年金復活のメリット、デメリット 年金復活のメリット 年金復活のメリットとしては、年金受給額が増加するほかに、標準報酬月額が下がり、社会保険料の負担が軽くなります。 年金復活のデメリット 標準報酬月額が下がると、将来もらえる年金が少なくなります。 業務外の傷病により休業したときの傷病手当金の受給額が少なくなります。 社会保険料の負担が軽くなると、課税所得が多くなり、税金を多く徴収されます。 まとめ 老齢年金を復活させるには役員報酬の大部分を賞与として支給します。 一般の労働者にも適用できますが、賃金支払いの原則や最低賃金を考慮する必要がありそうです。 本来もらえない年金を制度の穴をついて無理やり年金が支給されるようにする方法です。 おすすめはしません。 社会保障制度は、高齢などにより社会的に生活が困難になった人を救済する制度です。 生活に余裕のある人に贅沢をさせる制度ではありません。 高額所得者は社会貢献のために、社会保険料や税金を多く納付してもらいたいものです。 なお、年金復活プランを実行するには税務上の手続き、退職金の問題、生活費の問題をクリアにする必要があります。 また、厚生労働省が標準賞与の定義について法律解釈の通達を出すだけで、上記の方法は使えなくなります。 私は近い将来この方法は使えなくなると思います。

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在職老齢年金の注意点、損しないもらい方のポイント [年金] All About

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在職老齢年金とは 在職老齢年金とは、70歳未満の人が厚生年金に加入しながら働いた場合や、70歳以上の人が厚生年金保険のある会社で働いた場合に、老齢厚生年金額と給与額(ボーナスを含む・総報酬月額相当額)に応じて老齢厚生年金額が調整される制度です。 給与額によっては年金の全額が支給停止されることもあります。 在職老齢年金制度による年金額の減額、支給停止の対象は老齢厚生年金のみです。 国民年金から支給される老齢基礎年金は対象とならないため、支給額が減ることはありません。 また、厚生年金から支給される遺族厚生年金や障害厚生年金への影響もありません。 在職老齢年金の計算の基礎となる基本月額・総報酬月額相当額とは 在職老齢年金は「基本月額」と「総報酬月額相当額」の合計額によって、支給停止される金額が決まります。 この「基本月額」、「総報酬月額相当額」は以下のように定義されます。 基本月額 【60歳以上65歳未満】 加給年金額を除いた特別支給の老齢厚生年金の月額 *特別支給の老齢厚生年金とは、老齢厚生年金の支給開始年齢の65歳への引き上げに対する経過措置として設けられたもので、生年月日と性別で支給開始年齢が決まっています。 支給開始年齢は段階的に引き上げられており、男性で昭和36年4月2日以降、女性で昭和41年4月2日以降生まれの人から支給されなくなります。 つまり、特別支給を受けられない人が在職老齢年金制度による影響を受けるのは65歳以降からとなります。 【65歳以上】 加給年金額を除いた老齢厚生年金(報酬比例部分)の月額 *加給年金とは、厚生年金の被保険者期間が20年以上ある方が、65歳となった時点で配偶者(65歳未満)や子ども(18歳となる年度末日まで)を扶養している場合に支給されるものです。 【加給年金額(年額)】〔配偶者〕224,300円〔1人目・2人目の子〕各224,300円〔3人目以降の子〕各74,800円 *厚生年金基金に加入していた期間がある場合には、加入していなかったとした場合の老齢厚生年金の年金額をもとに計算されます。 報酬月額が635,000円を超える場合にはすべて31等級となります(標準報酬月額の上限は620,000円)。 通常は毎年4〜6月までの報酬月額の平均額が、その年の9月から1年間の標準報酬月額となります。 60歳〜65歳未満の在職老齢年金 在職老齢年金は65歳を境に計算方法が変わります。 65歳未満の在職老齢年金による調整後の年金支給月額は、基本月額と総報酬月額相当額の金額によって以下のように計算されます。 調整後の年金額がマイナスとなった場合には、老齢厚生年金は全額支給停止され、それに伴い加給年金も支給停止されます。 【在職老齢年金による調整後の年金支給月額(65歳未満)】• 基本月額と総報酬月額相当額の合計額が28万円以下 全額支給• 【在職老齢年金による調整後の年金支給月額(65歳以上)】• 基本月額と総報酬月額相当額の合計額が46万円以下 全額支給• 70歳未満の人が年金受給権を取得した後も、厚生年金に加入しながら働き続ける場合には、この年金額を基準に算出した在職老齢年金が支給されます。 その後退職した場合には、年金受給権を取得した月以降、厚生年金に加入していた期間に対応する分の年金額が上乗せされて老齢厚生年金額が計算されます。 70歳以降は厚生年金に加入し続けることはできないので、以降の上乗せはありません。 70歳以降も働き続ける場合にも、70歳となった時点で老齢年金額が再計算されて確定します。 月給20万円の場合、年金はどのくらい減額される? では実際にはどのように年金額が減額されたり、支給停止されたりするのでしょうか。 具体的な例でみていきましょう。 60歳以上65歳未満の場合 【計算例1】老齢厚生年金額144万円〔基本月額12万円〕、総報酬月額相当額15万円(年収180万円・標準報酬月額15万円、賞与なし)の人が在職老齢年金を受け取る場合。 基本月額と総報酬月額相当額の合計額が28万円以下なので、在職老齢年金による支給停止はなく全額が支給されます。 このケースでは総報酬月額相当額が16万円を超え、基本月額との合計額が28万円を超えると年金額が減額されるようになります。 【計算例2】老齢厚生年金額144万円〔基本月額12万円〕、総報酬月額相当額28万円(年収336万円・標準報酬月額20万円、標準賞与額96万円〔月額8万円〕)の人が在職老齢年金を受け取る場合。 基本月額が28万円以下かつ総報酬月額相当額が46万円以下なので、在職老齢年金による調整後の年金額は以下のようになります。 65歳以上の場合 【計算例1】老齢厚生年金額144万円〔基本月額12万円〕、総報酬月額相当額28万円(年収336万円・標準報酬月額20万円、標準賞与額96万円〔月額8万円〕)の人が在職老齢年金を受け取る場合。 基本月額と総報酬月額相当額の合計額が46万円以下なので、在職老齢年金による支給停止はなく全額が支給されます。 このケースでは総報酬月額相当額が34万円を超え、基本月額との合計額が46万円を超えると年金額が減額されるようになります。 【計算例2】老齢厚生年金額144万円〔基本月額12万円〕、総報酬月額相当額42万円(年収504万円・標準報酬月額32万円、標準賞与額120万円〔月額10万円〕)の人が在職老齢年金を受け取る場合。 基本月額と総報酬月額相当額の合計額が46万円を超えるので、在職老齢年金による調整後の年金額は以下のようになります。 ちなみに65歳以降支給が開始される老齢基礎年金は、在職老齢年金の対象とならないので、収入額にかかわらず全額支給されます。 高年齢雇用継続給付と在職老齢年金 60歳以降も継続して働く場合には、再雇用制度などによって役職がはずれたり雇用条件が変わったりするため、多くのケースで賃金額が減少します。 賃金が60歳到達時の75%未満まで下がった場合、雇用保険への加入期間が5年以上あれば、以降65歳まで「高年齢雇用継続給付」が支給されることになっています。 高年齢雇用継続給付額 高年齢雇用継続給付額は、賃金額が60歳到達時の賃金額の61%以下の場合には賃金額の15%相当額、61%超75%未満の場合には低下率に応じて賃金額の0. ただし給付額には上限があり、支給月の賃金額と高年齢雇用継続給付額の合計額が357,864円(平成30年7月31日まで有効)を超える場合、それを超える額は支給されません。 高年齢雇用継続給付と老齢厚生年金の支給停止 年金を受けながら厚生年金に加入し働く人が高年齢雇用継続給付を受けられる場合、在職老齢年金の仕組みによる年金支給停止に加えて、高年齢雇用継続給付を受けることによる年金支給停止の対象となります。 高年齢雇用継続給付による年金支給停止額は、60歳到達時賃金月額に対する標準報酬月額の割合(*)に応じて、標準報酬月額の0. 【計算例】老齢厚生年金額120万円〔基本月額10万円〕の人の賃金額(総報酬月額相当額)が、月額35万円(60歳到達時)から月額20万円に下がった場合。 在職により支給停止となる年金額 基本月額が28万円以下かつ総報酬月額相当額が46万円以下なので、以下のようになります。 1%)なので、標準報酬月額の6%が支給停止となります。 高年齢雇用継続給付金額 賃金額が60歳到達時の賃金額の61%以下に下がっているので賃金額の15%相当額が支給されます。 老齢厚生年金支給額 老齢厚生年金からは在職による支給停止額と高年齢雇用継続給付を受けることによる支給停止額が差し引かれます。 せっかくもらえる年金が減るなら、働かない方がいい? 総報酬月額相当額と基本月額の合計額が、65歳未満の場合は28万円、65歳以上の場合は46万円を超えてくると在職老齢年金の仕組みによって年金額の減額がはじまります。 また、賃金額が下がれば高年齢雇用継続給付として受け取れる金額も増えそうです。 それならわざわざ働く意味はないのでしょうか。 働いただけ収入は増える 基本月額と総報酬月額相当額の合計額が基準額(28万円または46万円)を超えると年金額が減額されることになります。 ただし減額の対象となるのは基準額を超えた金額の半分です。 そのため多く働けば収入は増え、働き損というわけではありません。 退職後や70歳以降の年金額が増える また、厚生年金に加入しながら働く場合の60歳以降の加入期間については、退職後あるいは70歳以降の老齢厚生年金額に加算されます。 60歳以降の総報酬月額(月給+賞与)が増えれば加算額も増えます。 加給年金を受けられる場合には注意も必要 65歳以降に条件を満たす配偶者や子どもを扶養している場合には、加給年金が支給されます。 加給年金は在職老齢年金が減額されても全額支給されますが、在職老齢年金が全額支給停止となる場合には加給年金も全額支給停止となります。 総報酬月額が全額支給停止となる金額をわずかに超えてしまいそうな場合には、注意が必要です。 希望のライフスタイルを叶えられる働き方が理想 人生100年時代ともいわれる今、老後を安心して過ごすには定年後も仕事を続け、年金以外の収入を持つことがより必要となります。 しかし、人それぞれ希望するライフスタイルは異なり、働くことを生きがいとする人もいれば、仕事はほどほどに趣味の時間を充実させたいという人もいるでしょう。 多少経済的に無理をしてでも自分の時間を最優先に考えるのであれば、年金と貯蓄で生活したり、年金が減額されない範囲で働き、その時間を充実させたりすることも、その人にとっての最良の選択といえます。 一方で十分に働ける、あるいは働きたいと思っているのであれば、働いただけ収入やその後の年金を増やすことができるにもかかわらず、年金が減額されるのはもったいないからと、仕事量をセーブしてしまうのでは本末転倒です。 老後も仕事を続けることを選択すれば、経済的な面では大きなプラスとなります。 一方で、退職する、あるいは年金の減額されない範囲で働き、自分の時間を充実させるという選択をするならば、より多くの貯蓄が必要になります。 退職後に備えて計画的に資産形成をしていく必要があるでしょう。 在職老齢年金が減額されない範囲で働くこともひとつの選択ですが、それにとらわれて望まない働き方をするのではなく、希望するライフスタイルを基準に老後の働き方を考えることが、より大切ではないでしょうか。 参考 :•

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在職老齢年金の支給停止解除について

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支給停止された年金を復活させる方法 2017年1月19日 役員報酬最適化、年金復活プランとうたっているサイトをよく見かけます。 高額の役員報酬や給料をもらっている人は老齢年金が支給停止されます。 役員報酬最適化、年金復活プランとは、老齢年金の支給停止を回避するための方法です。 これらの多くはその方法をノウハウとして販売しているため具体的な方法については記載していません。 どのようにして年金を復活させるでしょうか?気になりますよね。 答えは 役員報酬の一部を一時金で支給するという方法です。 一般的に、役員報酬は、会計年度の初めに年間の役員報酬を決定し、毎月1同額が支給されるように12分割します。 毎月の役員報酬と年金の合算額が一定以上あると、年金が減額または支給停止されてしまいます。 例えば毎月の報酬額を9万円として、残りを一時金として年に1回まとめて支給すると年金が一定額復活します。 この記事では支給された年金を復活させる仕組みを説明したいと思います。 もくじ• 在職老齢年金制度 老齢年金はいつから支給されるのか 国民年金の支給開始年齢は65歳です。 老齢厚生年金は支給開始年齢の引き上げ中で現在女性は60歳、男性は61歳から老齢厚生年金の報酬比例部分支給されます。 数年後には年金の支給開始が65歳からとなります。 会社は65歳まで雇用義務がありますので人によっては60歳から給料と年金をもらえます。 近年、急激な少子高齢化により、65歳を超えても働くことが普通になってきています。 「生涯現役」、「一億総活躍社会」の目指すところは、死ぬまで仕事を続けることです。 年金の財源を考えると今後も老齢年金の支給開始年齢が引き上げられることが予想されます。 なお、会社の代表者に定年はありません。 会社の代表者は役員報酬をもらいながら年金を受給することになります。 在職老齢年金制度 在職老齢年金制度とは60歳以降働きながら年金を受け取る場合、給料と年金月額の合計額が一定額を超えると、年金の全部または一部が支給停止される制度です。 支給停止された年金は二度と返ってきません。 「あなたは高額の報酬をもらって十分に生活できる余裕があるから年金は必要ないでしょ」という考え方です。 在職老齢年金制度は昭和12年4月以前に生まれた人は適用外でした。 しかし平成27年10月から全年齢が対象になりました。 在職老齢年金制度は厚生年金のみに適用されます。 国民年金には適用されません。 年金支給停止の仕組み 60~64歳の老齢厚生年金受給者が就職し、社会保険に加入すると、その収入に応じて標準報酬月額や、標準賞与額が決定します。 総報酬月額相当額と年金月額の合計額が28万円以上であればその超えた部分の全部または一部が支給停止されます。 65歳未満では支給停止となる基準の額が低いため、低収入であっても年金が支給停止となる可能性が高くなります。 年金の支給開始に合わせて報酬を引き下げる方法が一般的 役員報酬は会計年度の初めに設定します。 基本的にその後は報酬額を変更できません。 一般的に在職老齢年金制度の支給停止を回避するために、役員報酬を大幅に引き下げるという方法をとるのが一般的です。 十分に貯金があり、生活資金に困らないようであればそのような手法がとれます。 しかし、借金の返済等がある場合は役員報酬を引き下げるのは難しいでしょう。 役員報酬を下げずに総報酬月額相当額を下げる方法 年金を受給するには、総報酬月額相当額を引き下げなければなりません。 現行の在職老齢年金制度では、役員報酬の総額を下げずに総報酬月額相当額を下げることが可能となっています。 それは、 標準賞与額に150万円の上限があるというルールを利用する方法です。 標準賞与額は上限があり、その上限は1回の賞与に対して150万円です。 例えば賞与が1000万円だったとしても標準賞与は150万円です。 標準賞与の上限額の利用することにより総報酬月額相当額を下げることができます。 なお、役員報酬の一部を一時金で支払うには「事前確定届出給与」として会計年度開始時に税務署に提出します。 年金復活の具体例 年収は1200万円で、毎月の報酬としては100万円を受け取る場合。 この場合、総報酬月額相当額は62万円となり、47万円を超えるため、 年金は全額停止です。 年収は1200万円で、毎月の報酬は9万円、残りの1092万円を年1回の賞与で受け取る場合。 総報酬月額相当額は・・・標準報酬:8. 3万円 65歳未満の時 28万円-21. 7万円を超えた部分の全部または一部が支給停止されます。 つまり 毎月6. 7万円以上の年金を受給できます。 例えば、年金支給額が毎月20万円のとき、6. 85万円を受給できます。 65歳以上のとき 47万円-21. 7万円を超えた部分の全部または一部が支給停止されます。 例えば、年金支給額が毎月20万円のとき 20万円すべてを受給できます。 年金復活のメリット、デメリット 年金復活のメリット 年金復活のメリットとしては、年金受給額が増加するほかに、標準報酬月額が下がり、社会保険料の負担が軽くなります。 年金復活のデメリット 標準報酬月額が下がると、将来もらえる年金が少なくなります。 業務外の傷病により休業したときの傷病手当金の受給額が少なくなります。 社会保険料の負担が軽くなると、課税所得が多くなり、税金を多く徴収されます。 まとめ 老齢年金を復活させるには役員報酬の大部分を賞与として支給します。 一般の労働者にも適用できますが、賃金支払いの原則や最低賃金を考慮する必要がありそうです。 本来もらえない年金を制度の穴をついて無理やり年金が支給されるようにする方法です。 おすすめはしません。 社会保障制度は、高齢などにより社会的に生活が困難になった人を救済する制度です。 生活に余裕のある人に贅沢をさせる制度ではありません。 高額所得者は社会貢献のために、社会保険料や税金を多く納付してもらいたいものです。 なお、年金復活プランを実行するには税務上の手続き、退職金の問題、生活費の問題をクリアにする必要があります。 また、厚生労働省が標準賞与の定義について法律解釈の通達を出すだけで、上記の方法は使えなくなります。 私は近い将来この方法は使えなくなると思います。

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