サイン バルタ。 憂うつな気分をやわらげる「サインバルタ」の効果や副作用などについて解説

サインバルタカプセル20mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

サイン バルタ

うつに対する効果のほか 特定の痛みにも有効です。 うつ病の第一選択薬、またはほかの抗うつ薬を使用したあとの第二選択薬として処方されます。 うつ病またはうつ状態への効果 気分が落ち込む、悲観的になる、意欲低下、集中力低下、不眠、不安、緊張などの精神面の不調を和らげ、気分を前向きにしたり意欲を高める作用が期待されます。 特定の痛みへの効果 糖尿病性神経障害でみられる慢性疼痛に対して、国内外で第一選択薬として処方されています。 高血糖のために神経細胞の働きに異常が発生すると、手足のしびれや痛みがあらわれます。 上記のほか、慢性腰痛症、変形性膝関節症、線維筋痛症への効果が追加承認されています。 従来の抗うつ薬との比較 効果 効き目が比較的穏やかで、代謝と排泄がゆっくりなされます。 1日1回の服用で効果が期待されます。 副作用 口の渇きや便秘などの副作用が従来と比較して軽減されています。 ただし治療効果には大きな差はみられません。 異常を感じたらすぐに医療機関を受診してください。 なぜなら薬物治療を続けるとともに症状が治まる傾向が高く、様子をみることが大切だからです。 副作用がひどく感じられる場合は、医師に相談しましょう。 気分が高揚し、躁状態になる• 不安や焦りが高まり、衝動的になる• 自殺企図をする 服用中にあらわれやすい副作用• 下痢、吐き気など胃腸障害• 眠気、頭痛、浮動性めまいなどの中枢神経系症状• 性欲減退、ED、排尿障害など性機能障害• 離脱症状では めまい、発汗、ふるえ、吐き気、耳鳴り、手足のしびれなどがあらわれます。 医師に必ず伝えること• 持病やアレルギーを持っている• 2週間前から現時点までに服用している薬の種類• 妊娠中または妊娠の可能性がある 服用中も下記に当てはまる人は症状の悪化に注意を払いながら、医師と相談のうえ服用量を決めてください。 肝臓に疾患がある• 腎臓に疾患がある• 心臓に疾患がある• 前立腺肥大などで尿が出にくい• 緑内障• 躁うつ病• てんかん• 高血圧• 作用が重なり、セロトニン症候群を発症するおそれがあります。 服用する場合でも一定期間の間隔を空けることが必要です。 危険な状態を招くリスクを避けるためにも、服用中の薬の種類はすべて医師に伝えてください。 ただし、病院を受診したときは現在服用中の薬の種類をすべて医師に伝え、危険な副作用があらわれないように気をつけましょう。

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サインバルタカプセル20mgの効果・用法・副作用

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サインバルタの特徴• 抗うつ作用は強め• 「意欲」や「やる気」を改善させる効果に優れる• 副作用としては飲み初めに消化器症状(胃部不快感、吐き気)が多い• 神経性の痛み(慢性疼痛)に対して 痛み止め作用がある 意欲・やる気に効果を発揮 効果が強いわりには副作用も少なく、SSRIでは不十分になりがち「意欲」「やる気」に対して有効なのがサインバルタの特徴です。 そのため意欲低下が症状としてメインであったり、他の抗うつ剤でうつが改善しても「意欲ややる気が出ない」という場合にサインバルタが有効である可能性が高いのです。 慢性疼痛に対する痛み止めとして有効 サインバルタは「痛み」に対して効果があるというのも大きなポイントです。 痛み止めといっても、ロキソニンのような消炎鎮痛剤のような役割ではなく、長年なんとなく痛い、整形外科に行ってもよく原因がわからないそういった神経性の痛みに有効で、整形外科でも多く処方されるようになっています。 うつ病患者さんの約6割は何らかの痛みを認めているという報告があると言われており、うつと神経性の痛みは関連があるのです。 この神経性の痛みの程度が強いほどうつ病の治りも遅くなるという報告もあり、神経性の痛みを抑える作用に優れるサインバルタは抗うつ剤の中でも特徴的なお薬と言えます。 サインバルタカプセルのデメリット カプセル製剤なので細かい調整はできない サインバルタは「カプセル剤」であるため、細かい用量調整が出来ないことがデメリットとしてあります。 サインバルタカプセルには20mgと30mgの規格があり、減らすときには20mg単位になります。 10mg減らすとか微調整はできません。 これは特に減薬していく時に問題となる事があります。 抗うつ剤は少しずつ減薬していく事が基本です。 サインバルタをやめていくときには少しずつ減らす事で離脱症状を起こしにくくなり、安全に減薬できるのです。 しかし、錠剤のように半分に割ったりという用量調整が出来ません。 大きなデメリットではありませんが、離脱症状を起こしやすく細かく減らしていきたいときには用量調整が出来ずデメリットになることがあります。 ノルアドレナリンに作用することによる症状 サインバルタはセロトニンのみならずノルアドレナリンというアドレナリン系の神経伝達物質を増やすため、意欲が改善するという作用が見込めるというメリットがある一方、ノルアドレナリンによる副作用が認められる可能性もあります。 血圧上昇• 排尿障害・尿閉(尿が出にくくなる) 上記のような症状がSSRIよりも多くなります。 サインバルタの適応はどんな疾患? サインバルタの適応疾患は添付文書では以下のように記載されています。 うつ病、うつ状態• 糖尿病性神経障害に伴う疼痛• 線維筋痛症に伴う疼痛• 慢性腰痛症に伴う疼痛 実際、サインバルタは「うつ病、うつ状態」に使うことが一番多く、次いで「痛み」に対しても処方しています。 サインバルタは、うつ病・うつ状態において最初に選択されるべき抗うつ剤の1つで、その使い分けは先に説明した通り、「やる気」「意欲」の改善をターゲットにしたときです。 さらにうつ病では慢性の疼痛(例えば腰痛など)を合併していることも多く、整形外科的な病気(ヘルニア)などによる腰痛でなければサインバルタが効くこともあるのです。 ですから精神科心療内科だけでなく、最近は整形外科や総合内科などでも処方されるようになってきています。 添付文書の適応には記載がありませんが、他の抗うつ剤と同様に、もちろん不安障害にサインバルタを投与することもあります。 ただし不安をおさえる作用はSSRI(パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロなど)の方が経験的に有効なため、不安障害ではまずSSRIが用いられることが多いでしょう。 サインバルタの抗うつ剤としての強さ うつ病・うつ状態のガイドラインでは第一選択で使用される抗うつ剤は、原則すべて同じ強さであることが前提とされています。 しかし、副作用の度合いや実際にうつへの有効性は経験的にさがあるわけでしてこれを比較した研究「MANGA」を紹介します。 この研究は、「抗うつ剤の効果と飲み続けやすさ(副作用でやめてしまわないか)をランク付けした研究」です。 有効性とは薬の効果で数字が大きいほど効果が高いことを示しており、忍容性とは副作用の少なさで、大きいほど副作用が少ないことを表しています。 この試験結果では、サインバルタは散々な結果で「抗うつ効果も低いし、副作用は多い」という評価なのです。 実際サインバルタは抗うつ効果も強いですし、副作用で飲めませんという方はそこまでいません。 他の抗うつ剤と同様、病態によっては非常に有効ですのでそれは心配されなくてよいと思います。 先にも説明させていただきましたが、「意欲」「やる気」の改善とうつに伴う痛みには有効です。 他の抗うつ剤で効果が出ないときにサインバルタに切り替えたり、併用したりしたときにも有効性を確認できたことは幾度となく経験もあります。 その他のサインバルタの特徴 「意欲改善作用」「神経性の疼痛に対する痛み止め効果」以外のサインバルタの特徴をまとめてみましょう。 他の抗うつ剤と比較して以下のような特徴があります。 効果発現が早い• SSRIと比べ睡眠への影響が少ない 一般的に抗うつ剤は、効果発現まで早くて2週間から1か月はかかりますが、サインバルタは実感として1週間程度で効果を感じる人もいます(もちろん個人差ありです)。 また一般にSSRIをはじめとした抗うつ剤には眠気の副作用がありますが、サインバルタではあまり眠気を起こしにくいのも特徴です。 こんな方にサインバルタがおすすめ ではサインバルタはどんな方に向いているお薬でしょうか? サインバルタは意欲改善効果、痛み止め効果が期待できますので、意欲低下が主体のうつ病・うつ状態、うつ症状がなくても内科や整形外科で原因不明と言われた痛みで苦しんでいる方に処方されるべきお薬であるといえます。 またほかの抗うつ剤からの変更を検討するにあたっては、睡眠に影響を与えたくない、できれば早めに効果が欲しいという場面にも良いでしょう。 逆にイライラや焦燥感(じっとしていられない・おちつかない症状)が主体となっているうつ病では、逆に症状を悪化させる恐れもありますので注意が必要です。 飲み始めてから悪化した場合にはすぐ主治医と相談しましょう。 サインバルタの処方のされ方・用法 うつ病・うつ状態に対しての使用 サインバルタはカプセル製剤で、最小量の20mgを1日1回内服から開始します。 次回1,2週間後の外来で様子をみて20mgずつ増やしていきます。 効果実感は早ければ1週間で、おそくとも2週間~4週間で感じられますがそれでも維持量として40mg以上、最大60mgの量は必要になります。 気分が安定しても、そこから9~14ヶ月はお薬を飲み続けることが推奨されています。 再発しやすい病気のため再発を防ぐ目的があります。 6~12ヶ月間服薬を続けて、再発徴候がなく気分も安定していることが確認できれば、その後2~3ヶ月かけてゆっくりとお薬を減薬していき、治療終了となります。 サインバルタの特徴として、40mgだとセロトニン優位に作用し、60mgまで上げるとノルアドレナリンを増やすことが報告されています。 つまり高容量にすればするほどノルアドレナリンを増やして意欲改善や痛み止めとして作用するようになるのです。 飲み初めの副作用は、吐き気・胃の不快感といった消化器症状が多く、ノルアドレナリンの作用で動悸や焦燥感(そわそわ感)なども出現することがまれにあります。 心配な方はあらかじめ胃薬を併用しますが、ほとんどは初期の1~2週間で消失します。 ノリアドレナリンの作用でそわそわ感や、落ち着かない症状がでたりすることもありますが、合わせて攻撃的になったりハイテンションになったりしている場合には注意が必要です。 これは 賦活症候群 ふかつしょうこうぐん(アクチベーションシンドローム)といって、若年者に起こりやすい作用で自殺リスクを上げることもあり危険な場合はお薬を中断する必要があります。 腰痛などの痛みに対して 線維筋痛症に伴う疼痛,慢性腰痛症に伴う疼痛,変形性関節症に伴う疼痛が適応とされています。 痛みに対しての使用は1日1回朝食後60mgを内服します。 痛み止めとしての作用は高容量で発揮します。 サインバルタは飲み初めの胃腸の副作用が多いので最初は1日20mgの最小量からはじめて、1-2週間ずつ20mgずつ増量していきます。 サインバルタの副作用 サインバルタは比較的新しい抗うつ剤であるため、全体的に見れば副作用の頻度は多くはありません。 (基本的に抗うつ剤はいかに副作用を抑えつつ、抗うつ効果が発揮されるように開発されています。 ) サインバルタの以下の作用が副作用と関連しています。 ノルアドレナリンを増やす事で生じる副作用• セロトニンを増やす事で生じる副作用• その他の作用で生じる副作用 それぞれの作用による副作用はどのような症状が起こるのか見てみましょう。 <ノルアドレナリンを増やす事で生じる副作用>• 血圧上昇• 尿閉 ノルアドレナリンはアドレナリン系の物質になるため、血圧をあげたり、それによって頭痛を引き起こしたり、尿道を収縮させておしっこを出づらくさせたりする事があります。 <セロトニンを増やす事で生じる副作用>• 吐き気、胃部不快感• 性機能障害 セロトニンを増やすことで出る副作用は、サインバルタ以外の抗うつ剤でもよく認められる副作用です。 主に吐き気や胃腸の障害です。 <その他の作用で生じる副作用>• 便秘や口渇、尿閉(アセチルコリンをブロックする事で生じる)• 眠気や体重増加(ヒスタミンをブロックする事で生じる) サインバルタの副作用には以下のような特徴があります。 サインバルタの副作用の特徴• 吐き気・胃部不快感といった胃腸症状は服用初期に多い• ノルアドレナリン系の副作用が生じる(血圧上昇・頭痛)• 眠気や体重増加は少なめ サインバルタの各副作用について、詳しくご紹介しましょう。 吐き気 吐き気はセロトニンを増やす作用を持つ抗うつ剤の多くに認められる副作用ですが、中でもサインバルタは、他の抗うつ剤と比べても吐き気を起こしやすいのが特徴です。 また吐き気は特にサインバルタを処方されて間もないころ、飲み始めに起こりやすいので注意が必要です。 抗うつ剤は効果が出るまでに一般に2-4週間かかります。 サインバルタは効果が素早く出やすいのが副作用は服用してすぐに出始めてしまうのです。 つまり飲み始めて最初にわかるのは、効果ではなく吐き気になってしまうことが多いのです。 サインバルタで吐き気はなぜ起こる? サインバルタは「神経伝達物質であるセロトニン量を増やす作用があります。 これによって抗うつ効果を発揮するわけですが、セロトニンは脳だけでなく全身の神経で増えてしまいます。 セロトニンが作用する部位を「セロトニン 受容体 じゅようたい」と呼びますが、実はセロトニン受容体が一番多い部位は脳ではなく、胃や腸なのです。 サインバルタが胃腸のセロトニン受容体を刺激してしまう事により、吐き気が生じてしまうのです。 吐き気にどう対処する? 吐き気は処方されたばかりの飲み初めに出てしまいますが、その多くは1~2週間以内に改善します。 そのため吐き気の程度が軽いようであれば少しの間様子を見るのが良いでしょう。 また多くの場合、サインバルタと同時に胃薬や吐き気止め(制吐剤)が処方されていますので合わせて飲むのがベターです。 どうしても吐き気が強い場合、治まらない場合にはサインバルタを中止し他の抗うつ剤への変更を検討します。 不眠 サインバルタで不眠が生じるのは、脳を覚醒する方向に作用するためです。 意欲が改善する方向に作用する反面、不眠や中途覚醒、眠りが浅くなるなどが問題になることがあります。 これはサインバルタがセロトニン2A受容体という部位を刺激してしまうことによって起こります。 お薬が身体に慣れてくるにつれて改善する事もあるため、飲み初めであれば1-2週間は様子を見るので良いでしょう。 鎮どうしても改善しない場合、他の抗うつ剤に変更するか、せっかくサインバルタが効いているのであれば、眠くなりやすい鎮静系抗うつ剤と呼ばれる「NaSSA」「四環系抗うつ剤」「レスリン・デジレル(一般名:トラゾドン)」などを一緒に服用することもあります。 これはサインバルタのセロトニン2A受容体刺激作用を打ち消してくれる作用があるためで、不眠の改善が得られる可能性があります。 薬が増えてしまうのは問題なのですが・・・。 性機能障害・性欲減退 抗うつ剤全般的に認められる副作用の1つで、性機能障害とは具体的に勃起障害や射精障害、性欲低下、オーガズム障害などです。 サインバルタでも一定の頻度で生じます。 性機能障害は、なかなか相談しずらい副作用であるため、私たち医療者も見逃がしがちですが、こちらから話題を振ると実は困っている患者さんは少なくない事に気付きます。 性機能障害に対する対処法としては、男性であれば抗ED薬を服用していただくか、サインバルタの減量あるいは薬の変更となります。 頭痛・動悸・血圧上昇 サインバルタはノルアドレナリンを増やす作用があり、意欲を改善させたり、痛みを抑えたりするのに良いという特徴がありますが、一方で脈拍を早めたり血圧を上げてしまう副作用となる事もあります。 脈拍が早まることで動悸が出たり、血圧上昇に伴い頭痛症状が出たりしてしまいます。 アドレナリン受容体を刺激する事によって尿道を収縮させてしまい尿閉(尿が出なくなる事)を引き起こしてしまう事もあります(前立腺肥大でおしっこが出にくい場合のお薬はこのアドレナリンをおさえる薬を飲んでいるのです。 これらノルアドレナリン系の副作用が生じて生活に使用をきたす場合には、サインバルタの量を減らすかノルアドレナリンに作用させない抗うつ剤に切り替えることになります。 眠気 サインバルタによって日中とても眠くなてしまうことがあります。 不眠の副作用がありながら、日中は逆にとても眠くなるということがあるのです。 これはサインバルタがヒスタミン受容体をブロックする作用があるためだと考えられています。 花粉症のお薬などにあるヒスタミンブロックの作用です。 ヒスタミンは脳を覚醒させる作用を持つ物質ですので、そのはたらきがブロックされると眠くなってしまうのです。 サインバルタの抗ヒスタミン作用は強くなく、加えてノルアドレナリンによる血圧上昇の作用やセロトニン2A受容体を刺激する事による不眠の作用と重なって相対的には日中の眠気は比較的起こりづらいという認識で良いでしょう。 体重増加・太る サインバルタは抗うつ剤の中では体重増加は起こしにくい、太りにくい方ではあります。 抗うつ剤で体重増加が生じるのは、食欲が出やすくなることと代謝が落ちる事が原因です。 代謝が落ちるので、エネルギーの消費は省エネになってしまうので、薬を飲む前と同じ量を食べていても太りやすい体質になってしまうのです。 しかし一方でサインバルタはノルアドレナリン系に作用して、身体の代謝を上げる作用もあります。 このようなバランスのお薬ですので、他の抗うつ剤に比べてサインバルタは比較的太りにくくはあると考えてよいでしょう。 しかし油断は大敵で、実際に太った例はあります。 ふらつき・めまい サインバルタはまれに、めまいやふらつきを起こす事があります。 ただしサインバルタをはじめとしたSNRIは、覚醒度や血圧を上げる物質であるノルアドレナリンを増やす作用に優れるため、逆に血圧が上がる事もあります。 これらのバランスから他の抗うつ剤に比べてもふらつき・めまいが生じる頻度は少なめです。 ふらつきやめまいがある場合、血圧をあげる方向のお薬(リズミック、アメジニンなど)を処方することがあります。 口喝、便秘など 抗コリン作用とはサインバルタがアセチルコリンという物質の働きをブロックしてしまうことで生じる副作用ですが、サインバルタではその作用は弱いので比較的頻度は少なめなはずです。 抗コリン作用の具体的な症状としては以下のものがあります。 口渇(口の渇き)• 尿閉(尿が出にくくなる)• 顔面紅潮• めまい• 眠気 基本的には対症療法となります。 便秘がつらい場合は下剤• 口渇がつらい場合は白虎加人参湯などの漢方薬など 参考:サインバルタの作用機序 サインバルタが「うつ病」や「神経性の痛み」にどのように作用するのでしょうか? サインバルタは、SNRIと呼ばれるタイプの抗うつ剤です。 SNRIとは「Serotonin Noradrenaline Reuptake Inhibitor」の略で、「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」という意味です。 SNRIを簡単に言うと以下のようになります。 神経伝達物質「セロトニン」と「ノルアドレナリン」を増やすお薬 抗うつ剤にはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というお薬もありますが、これは主にセロトニンだけ増やします。 <SSRIに属する抗うつ剤>• パキシル(パロキセチン)• ジェイゾロフト(セルトラリン)• レクサプロ それに対してSNRIであるサインバルタははセロトニンだけでなくノルアドレナリンも増やすのが特徴です。 神経伝達物質というのは、神経から神経に情報を伝える役割を持っている物質です。 神経の伝達は基本的に電気信号なのですが、1つの神経細胞が次の神経細胞に伝達するときはこの神経伝達物質を介するのです。 神経伝達物質がうまく分泌されなくなると、正しい情報が伝わらなくなって様々な不調をきたすのです。 セロトニンもノルアドレナリンは脳内においては神経伝達物質の中でも「気分」「感情」の情報を伝える神経伝達物質になります。 セロトニンやノルアドレナリンのような気分に関係する物質を「モノアミン」と呼びます。 代表的なモノアミンにはセロトニン・ノルアドレナリンの他にドーパミンがあり、それぞれの作用は以下のようになります。 セロトニン:気分の落ち込みや不安に関連• ノルアドレナリン:意欲や気力に関連• ドーパミン:快楽や楽しみに関連 少し難しい話になりますが、サインバルタはセロトニン・ノルアドレナリンの「再取り込み阻害薬」です。 阻害とは邪魔するという意味ですが、再取り込みを邪魔するとはどういうことでしょう。 結果的に神経伝達物質セロトニン、ノルアドレナリンは増えるんですよね? 邪魔してはいけないように思えますが・・・ 元々、神経から神経に伝達物質を放出すると一部回収される機能があります。 つまり放出された分全部を次の神経に伝えるわけではないのです。 この一部回収する機能を邪魔するのがサインバルタでして、これによってすべて放出された神経伝達物質を次の神経に受け取ってもらおうとすることで結果的にセロトニン・ノルアドレナリンの伝達が増えるというわけです。 またSNRIはセロトニン、ノルアドレナリンだけでなく「前頭葉のドーパミンを増やす」という報告もあります。 ドーパミンは快楽や楽しみに関係している物質であり、これもノルアドレナリンの増加に加え、気力改善に役立っていると推測されます。

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サインバルタカプセルの効果・特徴【医師が教える抗うつ剤の全て】

サイン バルタ

目次 サインバルタ(成分名:デュロキセチン)はうつ症状や痛みに対して強い抑制効果を発揮するものの、副作用があまり多くないため使用頻度の高い薬です。 サインバルタは2004年以降日本を含め世界104の国と地域で承認されています。 精神科や内科または整形外科でよく処方されます。 サインバルタを正しく服用していくためには、長期服用の危険性や離脱症状について知っておく必要があります。 この記事ではサインバルタについて添付文書を中心に解説しています。 サインバルタはどんな薬? サインバルタは2010年4月に抗うつ剤として発売された薬です。 発売当初の適応疾患はうつ病・うつ状態のみでしたが、慢性の腰痛や繊維筋痛、糖尿病における神経痛への適応追加が認められました。 副作用が比較的少なく、うつ症状や腰痛などの痛みを抑える効果が高いため、処方されることが多い薬です。 サインバルタがよく使われるケース うつ病やうつ状態で生じる気分の落ち込み、憂うつ、不安、意欲や思考力、集中力の低下などの改善に使用されます。 他にも糖尿病による神経障害に伴う痛み、全身や部分的に痛みが広がる線維筋痛症、慢性の腰痛に用いられます。 サインバルタの適応疾患 サインバルタはうつ病、うつ状態、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛症に適応しています。 市販薬 サインバルタは医師からの処方箋が必要な医療用医薬品で、現在市販薬は販売されていません。 ジェネリック医薬品 サインバルタの後発医薬品は現在販売されていません。 作用機序 サインバルタはセロトニンとノルアドレナリンの取り込みを阻害し、脳内神経物質の量を増やします。 その結果、不安や焦り、集中力の落ち込みなどを改善へと導き抗うつ効果を発揮します。 気力や活力、痛みの緩和に関わりを持つノルアドレナリンへの作用から糖尿病性神経障害、線維筋痛症や慢性の腰痛などの解消にも効果を示します。 特徴 サインバルタは飲み始めたら約1週間ほどで効果を感じられると言われており、効果を感じられるまでの時間が早いことで知られています。 多くの抗うつ剤では2週間~1か月程度で効果を感じられることが多いため、早く効果を感じたいという人に向いている薬です。 抗うつ効果だけではなく、心因性の痛みにも効果をもつ薬であり、副作用が比較的起きにくいことも特徴として挙げられます。 効果・効能 サインバルタはうつ病、うつ状態の改善、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛症にともなう痛みの改善に効果的な薬です。 神経障害性疼痛は、糖尿病神経障害における痛みの改善には適応しています。 効能・効果に関連する使用上の注意 サインバルタは、医師と相談の上で精神症状悪化のリスクや、効果の有効性を慎重に見極めた上で服用する必要がある薬です 効能効果に関連する注意点があります。 以下の添付文書をご覧ください。 海外で実施された7~17歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照臨床試験において有効性が確認できなかったとの報告がある。 本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。 慢性腰痛症に伴う疼痛に用いる場合,最新の診断基準を参考に慢性腰痛症と診断された患者にのみ,本剤の投与を考慮すること。 疼痛に対して本剤を投与する場合は,自殺念慮,自殺企図,敵意,攻撃性等の精神症状の発現リスクを考慮し,本剤の投与の適否を慎重に判断すること。 サインバルタの痛み止め効果・全体的な効き目の強さはどれくらい? サインバルタは抗うつ効果・痛み止め効果ともに比較的強いと言えます。 うつや痛みの全ての症状に強い効果を発揮する薬というよりは、適応する症状への効果が強い薬だと言えます。 特に強い効果を発揮するのは、やるきがでないなどの症状、骨などに異常はないのに原因のわからない痛みがつづくとき、心因性の痛みなどの症状です。 ADHD・双極性障害・発達性障害への効果は? サインバルタのADHD・双極性障害・発達性障害への適応は現在認められていません。 しかし、医師から適応外処方として処方される可能性があります。 その場合には医師の指示に従った正しい服用をしてください。 サインバルタの効果が発現するまでの時間はどれくらい? サインバルタの薬の濃度が最も高くなるのは服用してから約6~8時間です。 その後、約10~16時間で血中での薬の濃度が半分になります。 なお、効果時間については個人差によるところが大きいため、ご注意ください。 用法・用量 成人の場合、1日1回朝食後、デュロキセチンとして40~60mgを服用することが一般的となっています。 服用は1日20mgから始め、1週間以上の間隔を空けて1日用量を20mgずつ増量していきます。 医師に指示された用法・用量を守って服用しましょう。 なお、用量は症状により異なりますのでご注意ください。 用法用量の詳細は以下の通りです。 うつ病・うつ状態,糖尿病性神経障害に伴う疼痛 通常,成人には1日1回朝食後,デュロキセチンとして40mgを経口投与する。 投与は1日20mgより開始し,1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する。 なお,効果不十分な場合には,1日60mgまで増量することができる。 線維筋痛症に伴う疼痛,慢性腰痛症に伴う疼痛 通常,成人には1日1回朝食後,デュロキセチンとして60mgを経口投与する。 投与は1日20mgより開始し,1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する 用法・用量に関連する使用上の注意 添付文書では用法用量に関連する注意として、うつ病・うつ状態,糖尿病性神経障害にともなう痛みの改善にサインバルタを用いるときは、最小限の服用からはじめ、増量する場合にも慎重に調節することと記載されています。 うつ病・うつ状態,糖尿病性神経障害に伴う疼痛に用いる場合,本剤の投与量は必要最小限となるよう,患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。 サインバルタを頓服として処方されたときは、自身の健康状態を理解した医師による用法用量の指示を守ってください。 剤型 サインバルタの剤型はカプセルのみになり、他の剤型はありません。 サインバルタの夜・就寝前の服用はできる? サインバルタの添付文書の用法用量の項目では服用時間が指定されており、「1日1回朝食後」と記載されています。 医師から特別な指示がない限り、朝食後の服用を守ってください。 服用時間が安全性に及ぼす影響は小さいと考えられていますが、国内の臨床検査では朝食後投与しか行われていないため、そのほかの服用時間において安全性が確立されていないことも一つの理由として考えれます。 サインバルタを飲み忘れたら? サインバルタは約1週間ほどで効き始めると言われています。 そのため、効果が感じられるまでの1週間はできるだけ飲み忘れがないように注意しましょう。 飲み忘れたからといって倍量での服用は厳禁です。 気づいたときから普段通りの服用を再開してください。 飲み忘れが続いたり、飲み忘れによる身体の異変を感じたときは漫然と使用を続けず、処方した医師に相談してください。 サインバルタを服用してはいけない人 サインバルタの成分であるデュロキセチン塩酸塩に対しアレルギー反応を起こしたことのある人、MAO阻害剤を使用中または使用中止後2週間以内の人、高度の肝障害または腎障害のある人、コントロール不良の閉塞隅角緑内障の人は症状悪化などが起こすことがあります。 このような症状がある場合、サインバルタを服用することはできません。 禁忌(次の患者には投与しないこと) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者 3. 高度の肝障害のある患者[肝障害が悪化することがある。 また,消失半減期が延長し,本剤の血中濃度が上昇することがある。 高度の腎障害のある患者[本剤の血中濃度が上昇することがある。 〕 5. コントロール不良の閉塞隅角緑内障の患者[症状が悪化することがある。 ] 腎障害のある人は症状が高度ではない場合にも透析の有無を必ず医師に伝えてください。 透析をしている人は薬の血中濃度や身体に与える影響が大きいため、高度の腎障害でなくても医師と相談の上で服用を検討してください。 サインバルタを服用する際に注意が必要な人 下記に当てはまる方はサインバルタを使用するとき注意が必要です。 症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もあるので、以下のような症状があるときは、あらかじめ医師に伝えておきましょう。 該当患者 理由・備考など 前立腺肥大症等排尿困難のある患者 ノルアドレナリン再取り込み阻害作用により症状が悪化することがある。 高血圧又は心疾患のある患者 心拍数増加、血圧上昇、高血圧クリーゼがあらわれることがある。 緑内障又は眼内圧亢進のある患者 症状が悪化することがある。 軽度から中等度の肝障害のある患者 肝障害が悪化することがある。 また、消失半減期が延長し、本剤の血中濃度が上昇することがある。 過度のアルコール摂取者 肝障害が悪化する可能性がある。 軽度から中等度の腎障害のある患者 デュロキセチンの血中濃度が上昇することがある。 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者 自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。 躁うつ病患者 躁転、自殺企図があらわれることがある。 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある患者 精神症状が増悪することがある。 衝動性が高い併存障害を有する患者 精神症状が増悪することがある。 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者 痙攣を起こすことがある。 出血性疾患の既往歴又は出血性素因のある患者 出血傾向が増強することがある。 高齢者 副作用を起こしやすいため慎重に服用する必要がある。 小児等 使用経験が少ないため医師と相談の上服用する必要がある。 妊娠中に使用できる? サインバルタの妊娠中の使用における安全性は確立されていないため、使用は避けるべきですが、服用における有効性がリスクを上回る場合には、医師から処方されることがあります。 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与すること。 [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。 妊娠末期にSNRI,SSRIを投与された婦人が出産した新生児において,入院期間の延長,呼吸補助,経管栄養を必要とする,離脱症状と同様の症状が出産直後にあらわれたとの報告がある。 臨床所見としては,呼吸窮迫,チアノーゼ,無呼吸,発作,体温調節障害,哺乳障害,嘔吐,低血糖症,筋緊張低下,筋緊張亢進,反射亢進,振戦,ぴくつき,易刺激性,持続性の泣きが報告されている。 ] 必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。 妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。 授乳中は使用できる? サインバルタの授乳中の使用は出来るだけ避けることが望ましいですが、止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。 授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが,やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。 [ラット及びヒトで乳汁中へ移行することが報告されている。 ] 高齢者は使用できる? サインバルタの高齢者の使用は可能ですが、代謝機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすくなることがあります。 慎重な服用を心がけてください。 高齢者では薬物の消失が遅延し,血漿中濃度が上昇することがあるので,患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。 また,高齢者においては、低ナトリウム血症,抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の危険性が高くなることがあるほか、めまい等により転倒を起こすことがあります。 日常生活において転倒などに注意し、身体に少しでも異変を感じたら、処方した医師に相談してください。 子どもは使用できる? 15歳未満の子供については使用した経験がないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。 思わぬ副作用を防ぐためにも、医師に処方されたときは、用法用量を守って正しく服用してください。 低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する有効性及び安全性は確立していない。 [使用経験がない。 用法用量を守った正しい服用を続けていれば、離脱症状を起こす可能性はそれほど高いものではありません。 しかし離脱症状の発現頻度には個人差があるため注意しましょう。 サインバルタの離脱症状はどのような症状なのか、また、離脱症状が出た場合、症状はどれくらいの期間続くものなのでしょうか。 離脱症状:頭痛・めまい・吐き気・イライラなど サインバルタの離脱症状はシャンビリともいわれ、耳鳴りやしびれ、その他にもめまい、吐き気、イライラなどがあげられます。 症状の種類や程度には個人差が大きいため離脱症状と症状の再発は見分けがつけづらいですが、いずれにしても自己判断はしないでください。 離脱症状が続く期間についても、これまでの服用方法や減薬・断薬方法や体質などによって大きく変化します。 あまりにも症状がひどいときは減薬のペースを落とすなどの対策が必要となります。 必ず医師と相談の上で今後の服用を考えていきましょう。 減薬・断薬は必ず医師と相談してください! サインバルタの離脱症状が起こる原因として自己判断による減薬・断薬があげられます。 症状がなおった、薬を飲みたくない、やめたい、などの理由で自己判断をしてしまう人が多いようですが、このような行為はかえって症状を悪化させたり離脱症状を誘発することになりかねません。 減薬や断薬をしたいと思ったら素直にそのことを医師に伝え、今後の服用について検討していくのが良いでしょう。 サインバルタの悪心・眠気・やる気低下の副作用に注意! サインバルタは全体的に副作用の多い薬ではありませんが、特に飲み始めに悪心・眠気・やる気の低下などの副作用が起きやすいため注意してください。 普段通りに過ごしていても汗の量が増えたり、寝汗の症状を訴える人も多く見受けられます。 いずれも症状がひどいときはできるだけ早く医療機関を受診するようにしましょう。 サインバルタ服用時起きうる副作用については以下のとおりです。 【うつ病・うつ状態】の副作用 主な副作用として悪心、傾眠、口渇、頭痛、便秘、下痢、めまい、トリグリセリド上昇、腹部痛、ALT(GPT)上昇、不眠、倦怠感、AST(GOT)上昇、食欲減退などです。 【線維筋痛症に伴う疼痛】 主な副作用は傾眠、悪心、便秘、口渇、めまい、倦怠感、食欲減退、体重増加、頭痛、不眠、腹部痛、下痢などです。 【慢性腰痛症に伴う疼痛】 主な副作用は傾眠、悪心、便秘、口渇、腹部不快感、食欲減退などです。 眠気・めまいなどの症状が起きやすいため、サインバルタを服用したときは、運転や機械の操作などは控えてください。 重大な副作用:痙攣、アナフィラキシー反応、尿閉など 重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。 体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、服用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。 ・セロトニン症候群 ・悪性症候群(Syndrome malin) ・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 SIADH ・痙攣、幻覚 ・肝機能障害、肝炎、黄疸 ・皮膚粘膜眼症候群 Stevens-Johnson症候群) ・アナフィラキシー ・高血圧クリーゼ ・尿閉 その他の副作用:皮膚症状、消化器、過敏症など サインバルタ服用時、その他の副作用として以下のような症状が起こることがあります。 重篤な副作用の原因となることもありますので漫然と使用を継続しないようにしましょう。 サインバルタはノルアドレナリンに作用することから頻脈や血圧上昇の副作用が起きやすいという特徴があります。 サインバルタを服用すると太る?痩せる? サインバルタの副作用として、むくみ・体重増加・食欲減退が起こる可能性はあります。 しかしこれらの症状は症状改善の効果を発揮するために起こる副作用ですから、太ったり痩せたりすることを目的とした服用は危険です。 また、体重の変動を気にして自己判断で減薬したり、断薬をすることも離脱症状の原因となります。 あまりにも症状がひどい場合や、効果に疑問を感じるときにはすぐに処方した医師に相談してください。 射精障害・月経異常・性機能障害が起きる原因・対処法は? サインバルタを服用したとき、まれに射精障害をはじめとする性機能障害が起きる可能性があります。 抗うつ剤はセロトニンとアドレナリンを刺激するため、血圧低下や性欲低下、性機能障害などを引き起こしてしまうと考えられています。 このような副作用が起きたときの対処法としては、あまり症状がひどくない場合、少しずつ症状が落ち着いている場合は経過を観察してみることもよいですが、処方した医師に相談することが一番良い対処法と言えます。 性機能症状などは医師に相談する人が少なく、一人で悩む人が多いのも現状ですが、今後の治療を考えていくうえで医師に症状を伝えることは大切なことです。 思わぬ副作用を防ぐためにも、身体に異変を感じたらできるだけ早く医療機関を受診するようにしてください。 併用してはいけいないもの パーキンソン病に使用されるエフピーと一緒に使用することはできません。 併用禁忌(併用しないこと) モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 セレギリン塩酸塩(エフピー) 併用における弊害について添付文書には以下のような記載があります。 MAO阻害薬への切り替えを検討する場合には、必ず5日間の間隔をあけること。 他の抗うつ剤で併用により発汗,不穏,全身痙攣,異常高熱,昏睡等の症状があらわれたとの報告がある。 MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には,少なくとも2週間の間隔をおき,また,本剤からMAO阻害剤に切り替えるときは5日間の間隔をおくこと。 精神疾患などの改善に使用されるオーラップやフェノバール、抗炎症剤のアスピリン、血液凝固剤のワーファリン、アルコールとの併用は注意が必要とされています。 併用に注意が必要な薬 以下の薬は一緒に使用する場合は注意が必要です。 薬剤名 成分名(代表製品) 注意内容 抗精神病薬 ピモジド(オーラップ) QT延長、心室性不整脈等の心血管系副作用が発現することがある。 中枢神経抑制剤 (バルビツール酸誘導体) フェノバルビタール (フェノバール) ロラゼパム(ワイパックス) 相互に作用を増強することがある。 メトヘモグロビン血症治療剤 メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー) セロトニン症候群があらわれるおそれがある。 CYP1A2阻害活性を有する薬剤 フルボキサミンマレイン酸塩 (デプロメール) シプロフロキサシン (シプロキサン) デュロキセチンの血中濃度が上昇することがある。 三環系抗うつ剤 アミトリプチリン塩酸塩 (トリプタノール) ノルトリプチリン塩酸塩 (ノリトレン) イミプラミン塩酸塩 (トフラニール) これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 フェノチアジン系抗精神病剤 ペルフェナジン (トリラホン) これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 抗不整脈剤 プロパフェノン塩酸塩 (プロノン) フレカイニド酢酸塩 (タンボコール) これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) 不整脈治療剤 パロキセチン塩酸塩水和物(パキシル) キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩) デュロキセチンの血中濃度が上昇することがある。 セロトニン作用薬 炭酸リチウム(リーマス) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI) トラマドール塩酸塩 (トラマール) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) フルボキサミン (ルボックス、デプロメール) パロキセチン(パキシル) セルトラリン (ジェイゾロフト) エスシタロプラム (レクサプロ) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 トリプタン系薬剤 スマトリプタンコハク酸塩(イミグラン) ゾルミトリプタン (ゾーミッグ) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 L-トリプトファン含有製剤 リネゾリド(ザイボックス) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 降圧剤 クロニジン塩酸塩 (カタプレス) 降圧剤の作用を減弱することがある。 アドレナリン ノルアドレナリン アドレナリン(ボスミン) ノルアドレナリン (ノルアドリナリン) これらの薬剤(特に注射剤)との併用により、心血管作用(血圧上昇等)が増強することがある。 血漿蛋白との結合率の高い薬剤 ワルファリンカリウム (ワーファリン) 相互に作用を増強することがある。 出血傾向が増強する薬剤 非定型抗精神病剤 アリピプラゾール エビリファイ リスペリドン リスパダール、リスパダールコンスタ 出血傾向が増強することがある。 フェノチアジン系薬剤 クロルプロマジン (コントミン) 出血傾向が増強することがある。 三環系抗うつ剤 アミトリプチリン (トリプタノール) 出血傾向が増強することがある。 非ステロイド系抗炎症剤 アスピリン(アスピリン) 出血傾向が増強することがある。 抗凝血剤 ワルファリンカリウム (ワーファリン) 出血傾向が増強することがある。 食品 アルコール 相互に中枢神経抑制作用を増強することがある。 また、肝機能が悪化する可能性がある。 食品 セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 サインバルタとアルコールの併用に注意! サインバルタとアルコールはともに中枢神経抑制作用をもつため、作用の増強のおそれがあるだけでなく、肝機能が悪化するおそれがあります。 サインバルタを服用してから一定時間が経過している場合でも、飲酒をすることで作用の増強などが起こる可能性があります。 アルコールの摂取量が多い人、サインバルタを服用しているが飲酒をする予定のある人は一度医師と服用について相談することをおすすめします。 サインバルタとカフェインの併用はできる? サインバルタとコーヒーなどのカフェインを含むものの併用についてメーカーからの指示は出ていません。 併用について問題はないかと思いますが、もしサインバルタとカフェインを併用して副作用などを感じたときは処方した医師に相談してください。 サインバルタの薬価 サインバルタの薬価は以下のとおりです。 名称 薬価 サインバルタカプセル20㎎ 173. しかし、個人輸入等により市販され、通販サイトなどで流通しているものも一部存在します。 個人輸入で手に入れた薬は全て副作用救済制度が受けられず、万が一体に異変が生じた場合の対処法の選択肢を狭めてしまう行為です。 サインバルタを服用するときは、正しい効果を得るためにも医師から薬の用量や飲み方についてのアドバイスを受け、服用していきましょう。 サインバルタはうつ病・心因性の痛みの改善に効果的な薬です。 症状の早期改善のためには用法用量を守った正しい服用を継続していくことが大切です。 もし効果に少しでも効果に疑問を感じたり、体に異変を感じたら漫然と使用を続けず、出来るだけ早く処方した医師または薬剤師に相談してみましょう。

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