電撃 文庫 大賞。 「電撃小説大賞」の冠は新ジャンル開拓のためにある 新人賞の懐 : 特集

第22回電撃大賞贈呈式の模様をお届け。応募総数5,650作品から3部門4作品の大賞が選出!

電撃 文庫 大賞

日本で最も応募総数の多い新人賞なのではないだろうか? 過去最大の応募数は6,000作品以上、近年も5,000作品前後で推移しているという、KADOKAWAの電撃メディアワークス編集部が主催する「電撃小説大賞」。 過去の受賞者には上遠野浩平、成田良悟、有川浩、支倉凍砂、川原礫と錚々たる名前が並び、受賞にこそ至っていないが秋山瑞人、時雨沢恵一、鎌池和馬、三上延、伏見つかさも同賞をきっかけにデビューしている。 今年で創刊25周年、ライトノベルのトップシェアを持つ「電撃文庫」と、キャラクター文芸のパイオニアでもある「メディアワークス文庫」のラインナップを支えるのは、同賞の並外れた発掘力に外ならない。 「ラノベ」「キャラ文芸」の定義そのものを拡大し続ける最前線の編集者たちが、まだ見ぬ新人に求める「エンターテインメントの素質」とは何か? 同賞の最終選考委員でもある、電撃文庫編集長・湯浅隆明氏と、メディアワークス文庫編集長・高林初氏に直接疑問をぶつけてみた。 折しも本日、10月5日(金)に発表されたばかりのと併せてお読みいただきたい。 それは電撃小説大賞も同様で。 完成度の高いものでもいいですし、アイディアが斬新でユニークなものでも、売れ線を狙ってるものでもいいんですが、ご自身が「面白い」「好き」と思う作品をご応募いただければと思っています。 先が気になるキャラクターなのか、ストーリーなのか、どの要素が飛び抜けていてもいいんですが。 いかに感情移入をさせるか、あるいは読者に「読んでいて気持ちいい」と思わせる展開や演出ができるか。 高林:「今後の電撃文庫とメディアワークス文庫を支えてくださる作家さんを見出したい」というのが一番大きいので、やっぱり極端な話だと「売れる・売れない」なんですけど、「売れる・売れない」の定義も常に変わりつつあります。 湯浅:新人賞に送られてくる作品は、編集の色がついてないからこそ面白かったりもする。 少しぐらい売れ線から外れても、「電撃小説大賞の大賞・金賞・銀賞」という冠を与えることで、新たなジャンルを開拓していけたらという思いもあります。 たとえば第23回の大賞受賞作『86-エイティシックス』はロボットものですが、本来、電撃文庫ではロボもの・メカものってそんなに当たらないジャンルなんです。 売れ線でなくても『86』のように作品が面白ければ、大賞を与えることで広げていける。 高林:「メカものがダメ」なのではなく、売れてないメカものは、きっとそれ以外の要素がダメだったんですよね。 本当は面白く作れるはずだし、ちゃんと作れば『86』みたいに売れる。 エンターテインメントって単純明快なんです。 上手い人はちゃんと構成で山を作り、主人公に悔しい思いをさせて、それを解決させる。 またエンタメと一口に言ってもいろいろな種類がある。 同じく第23回の大賞受賞作『君は月夜に光り輝く』はいわゆる難病もの。 泣けると評判になり、30万部超の大ヒットになった。 青春小説のブームの一翼を担った作品であり、時代が求めているものを鋭敏に読み取った受賞作と言える。 そういう意味では、文章的にはまだまだこれからでも、エンターテインメントの素質を持っている方を探しています。 完成された方を求めているわけじゃないので、「文句なく面白いよね、文章下手だけど」でもいいんです。 テクニック的なものは書いていけばなんとかなる。 今年の受賞作も、そうやって選ばれたんでしょうか 湯浅:今年は大賞は該当作なしでした。 次点にあたる 金賞を取った『つるぎのかなた』は剣道ものなんですね。 電撃文庫でスポーツものは珍しいんですが、部活で剣道をやっている高校生たちの熱い気持ちや、実際に戦っている演出・描写、カタルシスがよく書けている。 正直に言うと、小説としてはまだまだ荒削りな作品だった。 しかし、熱いものが伝わる作品だったので金賞に決まりました。 野球小説でも、9人全員万遍なく書くのではなくバッテリーになりますよね。 メディアワークス文庫でも、テニス小説の『DOUBLES!! 湯浅:最初から編集が入ると、企画段階で「スポーツ」と言われた時点で「厳しいなー」ってなっちゃう。 その点新人賞は、 とにかく完成した作品がポンときて、それを読んでの評価になるので、「売れ線じゃないけど、読んでみたら面白いじゃん」が見つかる場所でもあります。 最果ての図書館の館長さんが主人公の作品で、いわゆる「剣と魔法もの」ではないですが、ミヒャエル・エンデの「モモ」のように作りこまれたファンタジー小説でした。 もう1作の銀賞『水無月のメモリー』はオートマタや吸血鬼が登場する、従来の電撃文庫読者にも親しみやすいよく練りこまれた王道のバトルファンタジー作品です。 選考委員奨励賞の作品『シルバー・ブレット -SILVER BULLET』はクライムアクション。 架空の犯罪都市を舞台に、特殊能力を持った青年と少女の賞金稼ぎが人を殺しまくるバディ小説で、今の読者層に対してこれで大丈夫か……と思ったりもしますが 笑。 高林:メディアワークス文庫賞は2作品が受賞しています。 『ドミトリーで夕食を』はシェアハウスで暮らす学生たちを描いた物語です。 読み味の優しさがとても評価され、流行りのごはんネタもちりばめるなど手堅い作品です。 もうひとつは『破滅の刑死者』。 メディアワークス文庫では珍しい異能力バトルものです。 能力の設定が独特で、ノワールな雰囲気も含めてチャレンジな作品になると思います。 ある意味、評価基準が真逆なのも、電撃小説大賞らしいのではないかと。 選考委員奨励賞でも2作品、メディアワークス文庫から刊行を予定しています。 『逢う日、花咲く。 』は少年と少女が時空を超えて繋がるという青春小説の正統派といえる作品です。 もうひとつの『鈍感主人公になれない俺の青春』は選考会でも賛否両論だったのですが、斬新なアイデアで個人的には一番楽しみにしています。 電撃小説大賞は、受賞者以外の候補者もデビューできるイメージがあります 高林:いかにたくさんいい作家さんを確保できるかが大事なので、編集部員の裁量は大きいです。 「これ本当におもしろかったのに何で三次止まりなんだ!」「そこまで言うならあなたが売りなさいよ」となって、 実際に売ってやったぜ! みたいな話もいっぱいあります。 大賞・金賞・銀賞と4~5作品は受賞して、かつ受賞されなかった方もデビューできるというのは、レーベルの回転が早い電撃小説大賞の強みですね。 男性向けも女性向けも、ライトノベルもキャラ文芸も大歓迎 湯浅: 「電撃文庫」「メディアワークス文庫」の2つのレーベルがあるというのも、賞としての特性です。 応募者の皆さんも「この作品は電撃」「これはMW文庫」と決めている方もいれば、ボーダーにあるような作品も多くて。 ボーダー上のものを送りやすい環境にはあると思います。 高林:昔から「これ何で電撃小説大賞に送ってきたの……?」みたいな作品はありました。 メディアワークス文庫というレーベルができたことで、そういった作家さんにも道を開くことができるようになった。 結果的にキャラクター文芸というジャンルが成立し、女性読者がメインターゲットになって、電撃文庫とも違う方向性が出てきています。 それ以前は、ちょっと文芸の方を意識しすぎていて、 「文芸」と「キャラ文芸」は似て非なるものなので、読者に届かない作品が多かった。 最近はキャラクター文芸の市場を意識されている方が増えましたね。 キャラクター文芸も、各社が売れ線の研究だけを重ねていくと市場がシュリンクしちゃうので、新しいものを見出すのが新人賞の使命だと思っています。 今年も最後の方に1本残っただけでした。 直球のラブコメや王道の戦記ファンタジーは目立たないです。 ファンタジーは挑戦していますが、なかなか新作がいっぱいある中で芽が出ない。 とはいえ需要はあるので、電撃文庫としてはしっかり取り組んでいきたいジャンルです。 かつて安倍晴明ものが席巻した時代があったので、 そろそろ一周戻ってきて、むしろ新鮮になっていってもおかしくないかなと。 湯浅:『ブギーポップ』や『キノの旅』みたいな、若い人たちの心に刺さるフレーズがある作品ですかね。 あとSF。 『86』もSFと言えばSFですし、広義で言えば『君の名は。 』もSFですよね。 一時期の「SFというジャンルは売れないもの」という空気も、だんだんなくなってきています。 間口が広いので、 「これ、どこにもハマらなさそう」という作品でも、ご自分で「エンターテインメントとして面白い」と思われたら、ぜひ応募していただきたいです。 湯浅:投稿サイトで書かれている方に向けていうと、Web小説は毎回、読みどころやヒキを意識しないといけないですよね。 電撃小説大賞は一編の物語で起承転結がとれていればいいです。 各話ごとの読者のPVなど気にしなくてもいいので、ご自身の書きたいものを大事にしつつ、ちょっとだけでもエンターテインメントを意識して、プラスしていただけるといけるんじゃないでしょうか。 結局、 読み手が「なんで面白かったのか」をアウトプットしていくのが書き手。 「影響を受けるからほかの作品はあんまり読みたくない」という作家さんもいますが、たくさん読まれたほうが引き出しの多さは出てきます。 湯浅:「ラノベのプロでいくから、自分はラノベしか読まない!」という人がいてもいい。 それで上手くいく人もいます。 博識でないと書けない作品もあるし、ライトノベルをよく読んで研究していないと書けない作品もある。 どのみち、ある程度の完成度がないとなかなか受賞には至りません。 高林:受賞作は、ある程度の修正だけで本として刊行しなくてはいけないですからね。 「根本的な問題があるので、ガラガラポンで1から書き直したほうがいい」という作品なら、それは「受賞作品」ではないので。 デビューするためにどうしたらいいのか考える中で、初めてライトノベルを書いて応募したら三次選考まで残った。 デビューしたければ、 「こういうものしか書きません」というより、柔軟な人の方がいいかもしれません。 「どうしても作家になりたい」のか、「自分はこういうものしか書きません」なのかは、人それぞれだとは思います。 (インタビュー・構成:monokaki編集部、写真:鈴木智哉).

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『第27回電撃大賞』に4,857作品の応募 第28回の募集もスタート|Real Sound|リアルサウンド ブック

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概要 [ ] 系の新人賞では最多の応募数を誇っており、第20回(2012年募集開始)の応募総数は6554作品に達した。 受賞作品は(一部は)にて出版される。 出版社の強みを活かして的な展開が多いのも特徴の1つである。 元々はの小説部門として「 電撃ゲーム小説大賞」という名称だったが、第11回(2003年募集開始)に電撃ゲーム3大賞が「電撃3大賞」に改称したのに伴い「 電撃小説大賞」と改称した。 小説部門の「電撃小説大賞」・イラスト部門の「」・コミック部門の「」 の3部門は通称「電撃大賞」と呼ばれている。 電撃小説大賞は初回から長編小説・短編小説の両方を募集していたが、メディアワークス主催の短編小説賞としては他に、『』で募集・発表された(2000年 - 2006年)があった。 この賞は電撃hp休刊に伴い、賞として電撃小説大賞に一本化された。 受賞者 、、、、、、等、多数の作家を輩出している。 また受賞に至らなかった応募者を「拾い上げ」てデビューさせることも多く、、、、、等の人気作家を生み出している。 その他 かつてはアスキー・メディアワークス運営の同名のラジオ番組『』が放送されていたが、番組がもっていた同大賞の宣伝広報と言う目的は希薄化していた。 選考委員 [ ]• (第1 - 3回)• (第1 - 3回)• (第1 - 3回)• (第1回)• (第2 - 13回、第22 - 25回)• (第3 - 13回)• (第5回)• (第5 - 9回)• (第5 - 10回)• (第7 - 8回)• (第8 - 24回)• (第10 - 24回)• (第14 - 24回)• (第14 - 24回)• (第14 - 17回)• (第19 - 21回)• (第19 - 24回)• (第20 - 22回)• (第22 - 23回)• (第23 - 26回)• (第23 - 25回)• (第25回 - )• (第25回 - )• (第26回 - )• (第26回 - )• (第26回 - )• (第27回) 賞の種類 [ ]• 入賞作品 [ ] 斜字は未刊行。 ()内は改題。 後にシリーズ化された作品については、受賞作(第1巻)の刊行時サブタイトルは割愛している場合がある。 また、最終選考者中でデビューした作家については本表より割愛している。 ケツバット女、笑う夏希。 () アンチリテラルの数学 () メディアワークス 文庫賞 魚眼レンズ (空をサカナが泳ぐ頃) おちゃらけ! ) 選考委員 奨励賞 ミニッツ 〜一分間で世界を滅ぼす方法について〜 (ミニッツ 〜一分間の絶対時間〜) 切小野よも治 () 電撃文庫 MAGAZINE賞 明日から俺らがやってきた 第19回 () 総数 6078 長編 4069 短編 2009 大賞 きじかくしの庭 ハロー、Mrマグナム (アリス・リローデッド) 金賞 明日、僕は死ぬ。 君は生き返る。 (明日、ボクは死ぬ。 キミは生き返る。 ) エーコと【トオル】と部活の時間。 臥竜覚醒 電撃ゲーム小説大賞短編小説傑作選(1994年10月10日、電撃文庫、)• 「カース・チェィサー」風間圭之進• 「嵐よ友よ恋人よ」福森大輔• 「夢色天使」• 「雲ゆきあやし、雨にならんや」坪田亮介 - 第1回銀賞受賞作品• 解説: 脚注 [ ] 注釈 [ ]• 第1回の時はメディアワークス社長。 第2 - 13回の時はメディアワークス社長。 第22回の時は、代表取締役会長。 第23 - 25回の時は、代表取締役会長。 第8 - 14回時、電撃文庫編集長。 第15 - 16回の時は、アスキー・メディアワークス第2編集部部長・統括編集長。 第17 - 20回の時は、アスキー・メディアワークス取締役・第2編集部総括編集長。 第21回の時は、アスキー・メディアワークス副ブランドカンパニー長・第2編集部統括編集長。 第22 - 24回の時は、アスキー・メディアワークス事業局 統括部長。 第14 - 17回の時は、社長。 第19回の時は、電撃文庫編集長・電撃文庫MAGAZINE編集長。 第20 - 21回の時は、電撃文庫編集長。 第19 - 24回の時は、メディアワークス文庫編集長。 第20 - 22回の時は、アスミック・エース エンタテインメント 企画・製作事業本部プロデューサー。 第22 - 23回の時は、電撃文庫編集長・電撃文庫MAGAZINE編集長。 第23 - 26回の時は、映像プロデューサー・取締役副社長。 第23 - 24回の時は、電撃文庫編集長・文庫プロデュース課編集長。 第25回の時は、電撃文庫編集長。 第25回 - の時は、メディアワークス文庫編集長。 第26回 - の時は、電撃文庫統括編集長。 掲載元 [ ].

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電撃小説大賞受賞作・候補作一覧1

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いやもうめっちゃ緊張した 昨日家から帰ってメールチェックしたら電撃の公式から「選評送りました」ってメールが届いてたんで、そりゃもう急いで応募したページにログインした。 いやーついに来たか……って感じですよ。 思えばこの作品、書き始めたのが3月の頭だったから(2月いっぱいはファンタジア用の作品書いてた)、もう8か月経ってるんだな。 たぶんボンヤリとしたアを思いついてメモ帳に書き留めたのが1月かそこらへんだった気がするので、そっから起算すると10か月。 こうやって選評が届くと、「あーこの作品も一区切りついたんだなあ」って感じになる。 選評の中身1:総合評価 で、肝心の中身なんだけど、流石に公開するのはアレなのでぼんやりとだけ書きます。 ぶっちゃけで評価シート晒してる人、たまに見るけどね。 たぶん特に問題ないんだけど、まあそれでもちょっと抵抗ある。 電撃では2次落ち以上の作品が評価シートをもらえるんですが、2次落ちと3次落ちでは編集さん2人の選評が、4次落ちと最終落ちでは編集さん5人の選評がもらえます(さらに最終落ちだと受賞を逃しても担当さんがつく)。 今回落選した作品は4次落ちなので、5人の編集さんから選評がもらえました。 評価はA、B+、B、B-、Cの5段階評価です。 「オリジナリティー」「ストーリー」「設定」「キャラクター」「文章力」の5つの項目をそれぞれ評価し、さらに総合評価もA~Cの5段階で評価されます。 Cは無い代わりにAもなし。 うーん、まあパッとしませんね。 ちなみにこの評価は、2次~最終まで共通の尺度ではなく、2次選考落選作品は2次選考の段階での評価、4次選考落選作品は4次選考の段階での評価となります。 選考が進むにつれて段々とレベルが上がっていくわけなので、2次の時点ではA評価の作品でも、3次になるとB評価ということが起こり得るわけです。 もちろん、3次でA評価を受けた作品が4次で選考した編集さんからC評価を受けることもあるはず。 そういうときは 「これ通したの誰だよ!シェフを呼べ~」「これを通したのはどこのどいつだコラァ!」みたいな感じになるんでしょうか。 この作品は4次で落ちてるわけなので、4次選考時点での評価としてはそんなもんですね。 Aばっかりだったら最終行ってるわけなので。 誰か1人でもA評価してくださる編集さんがいれば、「もうちょっとで行けたかも……?」的な期待が抱けたかもしれません。 ですが現実を見ると、まだまだこの壁を突き破るには何段かレベルアップしないといけないようです。 選評の中身2-1:各項目評価…ストーリー 次は各項目についての評価を見ていきます。 評価を受けるのは「オリジナリティー」「ストーリー」「設定」「キャラクター」「文章力」の5項目。 うーん、またもやCも無ければAも無い……。 ザ・没個性。 平均点の男。 個人的にはAの点があればCの点があっても十分喜べたんですが、A評価の項目が1つもないというのはちょっと心にくる。 たぶんそれなりには欠けてるんだろうけど、読んだ人の心をハッとさせるようなレベルのものが無い、という感じでしょうか。 最終に行った作品にはきっと、そういう読み手の心を動かす何かがある。 いかんなー。 どこかで「全部が平均点でまとまってる作品よりも、つたない点があっても一点突破してる作品の方がいい」的な言説を見たんだけど、それが事実なら俺の作品は結構厳しいっぽい。 ……ちょっといろいろ考えなくては。 ああそうそう。 さっき、各項目の評価は平均点ぐらいをうろちょろしてると書きました。 でも、ある程度は編集さんの評価から、今回の作品に対する評価の傾向が見えました。 顕著ではないというだけで。 そうかあ……俺の作品、ストーリーに関してはそれなりに評価されてるっぽいです。 Aじゃないけど。 めっちゃ嬉しい。 にやける。 もう半分デビューしたみたいなもんじゃん。 こうしてすぐ天狗になるところがホントよくないな、俺。 まあそれでも今週中くらいは浮かれさせてください。 個人的な執筆のやり方として、ストーリーは大まかにだけ決めといて後は流れで、的な感じで書いちゃってます。 一応プロットは立てるんですが、実際に書いてると 「いやここはこうしたほうが絶対面白いでしょ」「これやっぱよく考えると変だな。 こうしよ」って感じで、どんどん当初の計画からズレていっちゃうんですよね。 本当はプロット通りにやりたいんだよ! 本当だよ! ただ、書いてるとどうしてもね……これはたぶん、プロットを考えてる時間より執筆時間のほうが圧倒的に長いのが問題かもしれない。 ぶっちゃけた話プロットが練り切れてないくせに見切り発車するのが原因。 おおまかな流れはそこまで変わらないんですが、過程が全然予定と違っちゃってるとかよくある。 もちろん細部細部はそれなりに検証してます! 俺の足りない脳味噌でやってるので限界はあるけど……。 今回送ったのはミステリーなんだけど、根本的な破たんはそれほど起きてないんじゃないかな、と思う。 たぶん。 まあその、行き当たりばったりだという批判もあるかと思いますが、これはそう……あれなんですよ。 ……ライブ感ってやつ? そう、ライブ感を大事にする作家なんですよ俺は。 小説は生き物。 キャラが俺の意向を無視して勝手に動き出したらもうどうしようもできないんでね。 作家は後から尻拭いをして歩くだけ。 損な役回りです。 制御できない作家の実力不足というのも大いにありますがここでは目をつぶろう。 まーこんな感じで書いてるので、後から矛盾が出てきたら前のページに戻って該当する矛盾を打ち消す、って作業を何度か繰り返すことになる。 今回の作品もそんな感じでした。 ぶっちゃけ今回は終盤になってから「お! あれいゃーん! やったろ!」的なノリで物語の根本を変える変更を突っ込んだため、かなりの大仕事になりました。 まあこの大修繕おかげで、全体としてはそんなに物語に破たん無く書き切れたのかなー、と今になって思った。 というか、この修繕作業が大きな失敗なくそれなりにできたんでしょう。 単純に考えて、やはり時間の余裕があったというのが大きい。 書き始めたのが3月の頭で、初稿を終えたのが3月の中旬だったかな? そこから一週間くらい寝かせて3月下旬から改稿してたんだけど、それでも4月10日の締め切りまで二週間近くあったし。 そんくらいあったらまあ、それなりに構造的な手直しも丁寧にやれる。 ただ、誤字脱字は結構あったらしいですが……。 俺としてはこんなに時間に余裕を持って執筆できてることはほとんどなくて、実際今MF向けに書いてるやつも進捗ヤバい。 終わらん。 助けて状態。 ギリギリでいつも生きていたいから……。 いやほんとごめんなさい、今度から計画的に執筆します。 こうして改稿に時間かけられたらそこそこの結果がついてくるってのがわかったので、これはマジで心入れ替えないといけないなー。 とりあえず今月末のMFはもう神様にお祈りするしかない。 アーメン。 いったんこれで切ります。 三千字超えてるってマジか。 ヤバイヤバイ言ってるMF応募予定の小説書けよ。 blogofisaac.

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