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【映画レビュー】パラダイス・ネクスト

パラダイス ネクスト

日本映画界において名実ともにトップクラスの俳優 妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演を果たし、全編台湾ロケでの撮影に挑んだ話題作。 監督とカメラマンを除くと、ほぼオール台湾スタッフでの自由闊達な撮影や台湾の気候と風土のなかで自然と醸し出される他の作品では見せたことがない二人の相貌が本作ならではの魅力だ。 ロングランヒット映画『目撃者 闇の中の瞳』主演のカイザー・チュアン、台湾を代表するマルチタレントのマイケル・ホァン、『アウトレイジ 最終章』の大鷹明良が脇を固める。 日本が誇る世界的作曲家・坂本龍一のテーマ曲も加わり、豪華な顔ぶれによる珠玉の一作が完成した。 音楽家として世界をまたにかけて活躍し、2016年に『雨にゆれる女』で商業長編映画監督デビューを果たした半野喜弘が「生きるとは何か」という人間の普遍的テーマを描いた長編監督第二作。 ホウ・シャオシェン監督の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』『ミレニアム・マンボ』、ジャ・ジャンクー監督の『プラットホーム』『山河ノスタルジア』などをはじめ中華圏の映画人たちと幾度も共同作業をしてきた半野喜弘が、その活動の自然な延長上に満を持して挑んだ本作。 台湾の熱気や湿度、街の匂いを立体的に浮かび上がらせるダイナミックな音響設計によって他の映画にない独特の世界を作り上げ、まるでその場所に居るかのような臨場感溢れる豊かな映像を堪能させる。 日本映画界において名実ともにトップクラスの俳優 妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演を果たし、全編台湾ロケでの撮影に挑んだ話題作。 監督とカメラマンを除くと、ほぼオール台湾スタッフでの自由闊達な撮影や台湾の気候と風土のなかで自然と醸し出される他の作品では見せたことがない二人の相貌が本作ならではの魅力だ。 ロングランヒット映画『目撃者 闇の中の瞳』主演のカイザー・チュアン、台湾を代表するマルチタレントのマイケル・ホァン、『アウトレイジ 最終章』の大鷹明良が脇を固める。 日本が誇る世界的作曲家・坂本龍一のテーマ曲も加わり、豪華な顔ぶれによる珠玉の一作が完成した。 「幾度となく台湾を訪れるうち、私はその土地とそこに住む人々に惹きつけられました。 生まれ育った日本と同様に小さな島国でありながら、台湾には日本とは異なる色彩と雰囲気があり、その違いに心が吸い寄せられたのです。 「生と死」の意味と出会う過程と瞬間を台湾で描きたい!この映画を作ろうと志す事もまた、私にとって、生きるとは何かという答えを探す旅の一部になりました」 1968年、大阪生まれ、パリ在住。 パリと東京を拠点に、映画音楽からオーケストラ作品、エレクトロニクスミュージックにいたるまで、世界中で幅広く活動する音楽家であり、映画監督。 ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクー、ユー・リクウァイ等、現代アジアを代表する監督陣の映画音楽を数多く作曲し、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭などで高い評価を獲得。 『雨にゆれる女』(主演:青木崇高、大野いと)を劇場用長編映画として初監督し、東京国際映画祭アジアの未来部門にノミネートされた。 主な映画音楽作品 1998年 「フラワーズ・オブ・シャンハイ」 監督:ホウ・シャオシェン (カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式招待作品) 2000年 「プラットホーム」 監督:ジャ・ジャンクー (ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式招待作品) 2001年 「ミレニアム・マンボ」 監督:ホウ・シャオシェン (カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式招待作品) 2008年 「PLASTIC CITY プラスティック・シティ」 監督:ユー・リクウァイ (ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式招待作品) 2015年 「山河ノスタルジア」 監督:ジャ・ジャンクー (カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式招待作品) 2015年 「ピンクとグレー」 監督:行定勲 (釜山映画祭/東京国際映画祭参加作品) 2016年 「聖の青春」 監督:森義隆 2017年 「娼年」 監督:三浦大輔 「友罪」 監督:瀬々敬久 2018年 「ハナレイ・ベイ」 監督:松永大司 音楽家。 1952年東京生まれ。 1978年『千のナイフ』でソロデビュー。 同年「Yellow Magic Orchestra」を結成。 散開後も多方面で活躍。 常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。 環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設、「stop rokkasho」、「NO NUKES」などの活動で脱原発を表明、音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行っている。 2017年春には8年ぶりとなるソロアルバム「async」を発表した。 「夢にまで見たとても美しい台湾で撮影することができ、とても幸せです。 どこへ行っても日本人に対して優しく、僕にエネルギーを与えてくれる素晴らしい場所です」 福岡県出身。 『ウォーターボーイズ』で映画初主演。 同作で第25回日本アカデミー賞 新人俳優賞を獲得。 2010年映画『悪人』にて第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、2016年映画『怒り』にて第40回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に輝く。 「台湾は、まるで故郷のように静かで穏やかです。 自分が住んでいる場所の延長線上にいるような、懐かしくて優しい感じがします。 自分の国のようにリラックスして仕事ができました」 大阪府出身。 TVドラマでは、「NIGHT HEAD」 92~93年 、「愛していると言ってくれ」 95年 、「青い鳥」 97年 などで存在感を発揮。 以降、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた映画『フラガール』、ベストセラー作家の渡辺淳一原作による『愛の流刑地』、浦沢直樹原作『20世紀少年』 三部作 、数々の映画賞を受賞した『今度は愛妻家』 行定勲監督 、『必死剣 鳥刺し』 平山秀幸監督 、また新藤兼人監督の遺作『一枚のハガキ』など、多数の話題作に出演。 近年の作品に『のみとり侍』、『パンク侍、斬られて候』、『サムライマラソン』など。 ホウ・シャオシェン監督がプロデューサーを務めた『アリスの鏡』 05 で、台湾のアカデミー賞と言われる台湾金馬奨 最優秀助演女優賞を受賞し、2006年東京国際映画祭 アジアの風部門で上映され注目を集める。 イタリア・アジア映画祭 最優秀女優賞に輝いた『運命の死化粧師』 11 と、ラブストーリー『消失打看(英題Honey Pupu)』 11 で、台北映画祭 最優秀主演女優賞をダブル受賞するという快挙を達成。 2005年台湾視聴率NO. 1を記録した恋愛ドラマ「イタズラなKiss ~惡作劇之吻~」 05 、「星の金貨」の台湾版TVドラマ「白色之恋」 12 といった日本原作の作品でヒロイン役を務め、カンヌ映画祭コンペティション部門出品のホウ・シャオシェン監督作『黒衣の刺客』 15 で妻夫木聡と初共演を果たした。 愛知県出身。 演劇舎螳螂出身。 1992年、黒テント公演『荷風のオペラ』(作・演出:佐藤信)などで注目を集め、その後、様々な舞台作品に出演し高い評価を得ている。 今夏、17年に上演した舞台『チック』 小山ゆうな演出 の再演が控えている。

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映画『パラダイス・ネクスト』公式サイト

パラダイス ネクスト

映画界に入った偶然のきっかけ 音楽家として確固たる地位を築いている半野喜弘。 四半世紀以上にわたり、エレクトロミュージックを中心にさまざまなジャンルのアルバムを発表し、その数は30作を超える。 国内外のクラブミュージックシーンで知名度が高いが、コアな音楽ファン層を超えてより広く存在感を訴えるのは、映画音楽家としての活動を通じてであろう。 これまでに手掛けた作品は本人の記憶によれば、大小取り混ぜて「たぶん30本くらい」に上る。 映画音楽の初仕事はホウ・シャオシェン監督の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(1998年)。 ヨーロッパで発表したエレクトロミュージックの作品が注目を集めた頃ではあったが、それがいきなり巨匠の目に留まったきっかけは、運命のいたずらのようなものだった。 この映画は台湾と日本の合作で、日本側の製作(松竹)が音楽に日本人を起用する提案を行い、候補のミュージシャンのCDをいくつか監督に送ることになったという。 「松竹の若い女性が渋谷のタワーレコードにサンプルを買いに行かされて、坂本龍一さんとか久石譲さんとか、いわゆる映画音楽の巨匠のCDを片っ端からカゴに入れてレジに行ったらしいんです。 そのときたまたま僕の曲が店で流れていて、『Now playing』のカウンターに置いてあった僕のCDを、彼女が何気なく手に取って『じゃ、これも』って。 そうしたら送ったサンプルの中からホウさんが選んだのがそのアルバムだったそうなんです。 ある日、松竹から突然電話がかかってきて、ホウ・シャオシェンが音楽を頼みたがっているから、来週台北に行けるかと聞かれて。 『よく分かんないけど…、行きます!』と(笑)」 映画と音楽に共通の体感 同作がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されるなど高い評価を受けると、半野には、当時まだ気鋭の若手監督だったジャ・ジャンクーからも、長編2作目『プラットホーム』(2000年)のオファーを受ける。 これはベネチア国際映画祭で最優秀アジア映画賞に選ばれた。 パリを拠点にするようになったのはこの頃だ。 半野喜弘監督 「世界3大映画祭の2つに参加して、なんとなく世界の空気感をつかみかけた気がして。 僕のやっていた音楽は西洋の音楽に根ざしていたり、アフリカにルーツがあったりしたので、どこかで自分の音楽はニセモノで、本場の人たちには通用しないんじゃないかというコンプレックスというか、恐怖みたいなものをずっと抱いていたんです。 それを1回、白黒つけて、自分の音楽が一体何なのか確かめたいと思ったんですね」 その後もオファーがあるたびに映画音楽の仕事を続けながら、さまざまなプロジェクトを並行して進め、数々のアルバムを精力的にリリースしてきたが、常に自分自身の映画を作ることに興味があったという。 「自分のキャリア、人生、物の見方、感じ方、そういうものをひっくるめた何かを作ってみたい。 そのときに既存のジャンルの中では映画という方法が一番近いのかなという気がしたんです」 映画となると、音楽とはかなり次元の異なる表現ではないかと考えてしまいそうだが、半野にとってあくまで音楽の延長線上にあった。 「僕にとっては音楽も映画もまったく同じです。 どちらも時間軸をもった時間芸術じゃないですか。 絵画とか写真は、前後に見えざる時間を内包し、いかにその瞬間を切り取るか、という表現ですが、映画や音楽は、作品とそれを見たり聴いたりする人が、ある一定の時間軸を共有するものです。 そういう意味で近い部分をもっている芸術だと思うんです。 ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. ALL RIGHTS RESERVED 最初は友人と自主映画を作ろうという話になったという。 いまから10年ほど前の話だが、それが今回の『パラダイス・ネクスト』の出発点でもあった。 「脚本を書くのも初めてで、書き上がるのに3年くらいかかった。 外国が舞台で、日、英、中、3言語で展開する10人くらいの群像劇でした。 出来上がった脚本をいろいろな映画会社の人に見せたんですが、相手にされなくて。 頭おかしいのか?最初からこんな『ゴッドファーザー』みたいな大作が撮れるか!って(笑)。 何しろ予算、撮影日数をはじめ、製作のことを何一つ知らなかったものですから、いま思えば当然なんですけどね」 その後、思い直して別の脚本を書いて短編や共同監督作品などを作り続け、初めて監督した劇場用長編映画が前作の『雨にゆれる女』(2016年、青木崇高主演)だった。 ちょうどその頃、ある人物と出会って「一緒に何かやろう」と意気投合したとき、ふとあの最初に書いた脚本の主人公の姿がよみがえってきたという。 嘘つきだが笑顔がチャーミングで何となく周りの人々を引きつけてしまう男…。 「気がついたら目の前に、年齢も笑顔もイメージにピッタリの俳優がいる!と思って。 それが妻夫木君だったんです(笑)。 それで彼に脚本を読んでもらったら『やりたい!』となって。 ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. ALL RIGHTS RESERVED 脚本はその後、何度も書き直しを経て形を変え、最終的に台湾を舞台とするノワール調(暗いトーンの犯罪映画)のサスペンスに行き着いた。 それがこの『パラダイス・ネクスト』だ。 雑然とした台北の街でひっそりと暮らす無口な日本人、島(豊川悦司)。 裏社会で生きてきた男で、護衛をしていたシンルーという女性の不審死をきっかけに日本を逃れてきた。 その島の前に突然、牧野(妻夫木聡)という軽薄なうさんくさい若者が現れ、事件の真相を知っているとほのめかす。 牧野の命がある組織に狙われていることを知った島は、東海岸の美しい田園地帯、花蓮(ホアーレン)へと牧野を連れ出して潜伏するのだが、そこで死んだシンルーに瓜二つの女性と出会う…。 ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. ALL RIGHTS RESERVED 楽園の向こう 「脚本はうまくないので、プロデューサーに叱られながら手を入れていくんですが、ここは絶対にこうあってほしいということがいくつかあるんです。 それは物語を作るという本来のスタンスからするとダメなことなんでしょうけど、僕はその作り方を自分で突き詰めていかないと自分らしいものができないと思っています。 つまり、物語全体よりも、このときのこの人の表情を撮りたい、このときの色を撮りたい、そういう断片的なことのほうが先にある。 物語をうまく語るというのが得意ではないし、僕のスタイルではないんですね。 イメージや色の連鎖によって、空気感や情感を伝えたい。 最初からそうやってシーンの構成を考えました。 映画の『正解』をあえて逸脱して、感覚的なものの連鎖で時間が過ぎていく。 でも単なる抽象ではなく、人物がいて、現実的な出来事が起きて、そういう映画的な背景はちゃんとある。 ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. ALL RIGHTS RESERVED 監督が狙ったこの映画独特の浮遊感は、全編台湾ロケによる「異境」の空気を通じても引き出されているに違いない。 現場のスタッフも撮影の池田直矢を除いて全員が台湾人だったという。 「僕の映画音楽の出発点が台湾映画だったので、僕にとって映画の故郷は台湾なんです。 それと台湾の色や風土に魅了されたので、やはりここで映画を撮ってみたいなと思っていました。 花蓮という場所は高速道路も新幹線も通ってなくて、ローカル電車か海沿いの一本道でしか行けないところなんです。 だから自然が美しい反面、天候の影響で撮影には不安な要素が多い。 向こうの制作チームは嫌がったんですよね。 でも僕は気に入ったので、そこを押し切った。 台湾のスタッフは優秀でした。 特に撮影部の技術力はすごかったですね。 僕が複雑なことを要求しても技術的にノーと言われることは1回もなかった。 ただ演出部がね…。 あるとき僕が全員集めてダメ出ししたら、翌日には1人もいなくなってしまって(笑)。 ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. ALL RIGHTS RESERVED 台湾の田舎での、時に過酷な撮影を通じて、これまでの日本映画にはなかったような景色を見せる『パラダイス・ネクスト』。 タイトルにもある「楽園」に、半野監督はどのようなイメージを込めたのだろうか。 「人生で自分が幸せだと感じる瞬間って、誰もがその周縁をくるくる回っているだけのような気がするんです。 そこへ向かっていると思ったら、実は通り過ぎていたり、遠ざかっていたりする。 後にならないと、そんな瞬間があったことが分からないんじゃないかって。 人生には正しいこと、正しくないこといろいろあって、人はさまざまな矛盾を抱えて生きていますが、この映画を観てくれる人には、ラストで彼らの人生に自由を感じてもらえたらな、とだけ思ったんですよね。 僕たちが現代で一番感じることの難しい自由、自分のすべてを失う瞬間に感じる自由、逃れられないものから逃れるときに感じる自由。 ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. ALL RIGHTS RESERVED 作品情報• 出演:妻夫木 聡、豊川 悦司、ニッキー・シエ、カイザー・チュアン、マイケル・ホァン、大鷹 明良• 監督・脚本・音楽:半野 喜弘• 音楽:坂本 龍一• 配給:ハーク• 製作年:2019年• 製作国:日本・台湾• 公式サイト:• 文化庁文化芸術振興費補助金(国際共同製作映画)• 7月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー! 予告編.

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映画『パラダイス・ネクスト』あらすじと感想。半野喜弘監督&妻夫木聡が台湾ロケで紡いだ映像美

パラダイス ネクスト

解説 妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演し、孤独な男たちの運命が交錯していく様子を全編台湾ロケで描いたノワールサスペンス。 世間から身を隠すように台北でひっそりと暮らすヤクザの島の前に、お調子者でなれなれしい牧野が現れる。 牧野は初対面のはずの島の名前を知っており、島が台湾に来るきっかけになった事件の真相についてほのめかす。 得体の知れない牧野をいぶかしく思う島だったが、牧野が何者かに命を狙われていると知り、一緒に台湾東海岸の町・花蓮へと向かう。 そこで出会った女性シャオエンの存在により、牧野と島の閉ざされた過去が明らかになっていく。 2人の運命の女性であるシャオエンを、「黒衣の刺客」でも妻夫木と共演した台湾の人気女優ニッキー・シエが演じる。 共演に「目撃者 闇の中の瞳」のカイザー・チュアン。 ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーといった名匠たちの作品の映画音楽で知られる半野喜弘が監督・脚本を手がけ、坂本龍一がテーマ曲を担当。 2019年製作/100分/G/日本・台湾合作 配給:ハーク スタッフ・キャスト 論理的ではないかもしれないし、あいまいでわかりにくいかもしれない。 半野喜弘監督はもともとミュージシャンとして世に出て、アジアの名匠と呼ばれる著名監督らの作品で映画音楽を手がけるようになり、2016年の「雨にゆれる女」で映画監督デビューを果たした才人。 前作でも、青木崇高と大野いとが演じる男女が過去の罪と宿命の愛でつながりぶつかる暗いストーリーを、やはり独特の感性で紡いでみせた。 今作では、豊川悦司が強面の寡黙なヤクザ者、いっぽう妻夫木聡は馴れ馴れしさと饒舌さで対照的なキャラクターとして、過去に殺された女性をめぐって因縁のある裏社会の男2人を演じてみせた。 台湾ロケの映像が雰囲気を盛り上げ、台北の都会から東海岸の古い町・花蓮への逃避行が、「楽園=安息の地」へのかなわぬ想いに共鳴する。 良くも悪くも邦画のロジックに収まらない、アジア的感覚のエッセンスを吸収した半野監督の野心作と言えるだろう。 ネタバレ! クリックして本文を読む 『物語の整合性だけ見ていけば、リアルなドラマとしては破綻している部分もあるが、半野監督によればそれは意図的狙いとか、この作品では物語主導ではなく、映像と音楽によってその瞬間に伝えられる心情、空気感を大事にしたいという。 特に台北からシャオエンが暮らす花蓮に舞台を移してからの夕暮れから夜の描写は見事で』云々… 上記はある雑誌での監督のコメント抜粋である。 確かにストーリーの状況説明は極端にそぎ落とされている。 とにかくトヨエツが演じている役の余りにも寡黙振りが尋常ではない。 高倉健よりも台詞がないんじゃないかと思ってしまう程だ。 なので一体彼がどんな立場なのかは最後迄不明である。 断片的には、どうも実力者の娘とおぼしき女と付合っているのか結婚しているのか 後で調べてみたらボディガードしているとのこと 、その女が殺されてしまい、守れなかった罰として暗殺されることを怖れたので、同僚のヤクザに紹介され台湾へと逃げたという設定で正しいのだろうか?実はその紹介したヤクザが、その女を薬物で無抵抗にして犯そうしたら効きすぎて中毒死してしまったという顛末で、トヨエツはそのことは知らなかった?。 一方ブッキーはその娘にクスリを隠して酒に仕込んで提供した。 同じく、ヤクザに消されることを怖れて同じように台湾に逃げた。 そんな立場の男同士が、ひょんなことから死んだ女に面影が似ている女と知り合い、三人での奇妙な生活が始まる。 しかしその実力者の刺客?が追い詰めていくという筋書きである。 どんどん周りの関係者が殺され、そして一緒に生活していた女をも毒牙に掛けたのだが、あっさりとトヨエツがその刺客を殺す。 ラストは死んだ女と一緒にボートで海へ繰り出したブッキーに、目をつぶってトヨエツは拳銃の引き金を引き、当然ながら命中する訳もなく、物語は終わるのである。 刺客というのがハッキリしないのだが、何度もシーンに思わせ振りにヒットマンが、現実とも想像、夢の中に現れ、トヨエツを精神的に追い詰める描写はサスペンスフルである。 一つ一つのカットやシーンはアート性が高く、情緒を揺さぶられるのだが繋ぎ合さると何故だかフワフワしてしまう味気のないものに落ちてしまう。 音楽も、最初と最後のラテン音楽は絶妙で、台湾の影みたいなものを的確に表現している。 まるで外郭は素晴らしいのに、肝心の話自体がぶつ切りになっているような印象なのである。 ラスト前のブッキーの告白のシーン等、今までの集大成のような彼の演技力の深さに凄みを感じ、久しぶりのトヨエツのガチガチの硬派の演技は、充分スクリーンからオーラを感じる。 しかし、バディもの特有の心の通い合いみたいなものは伝わらない。 にもかかわらず、変に表面上気を遣ってあげている部分のちぐはぐさが奇妙。 ヌルヌルした質感、生温い気持ち悪さに受け取ってしまうのである。 これを意図的に作っているのならば、何を表現したかったのだろうかと訝しがってしまう。 男二人を結びつける媒介者なのだが、それが不自然さを益々膨らませてしまっているのではないだろうか。 どちらか、又は両方と肉体関係を持ってしまうとか、なにかしらの深みがあれば、シフトチェンジするのにそれも盛り込まれず…。 台湾の匂い立つような暑苦しさ、豚の生肉の臭みや汚れ、そんなリアルな印象は充分感じられた。 そして、行なわれていることの残酷さと、人間関係の希薄さと、結果だけが提示されその原因が覚束ない寄る辺無さ。 唐突感と疑問が満載というのは、現実世界では当たり前なのだからそこに目くじらをたてるのは野暮なのだろうw• C 2019 JOINT PICTURES CO. ,LTD. AND SHIMENSOKA CO. ,LTD. 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

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