この 後 めちゃくちゃ。 【痩せたくなる】こちらの太った男性、アメリカ海兵隊に入隊後にめちゃくちゃかっこよくなります

この後めちゃくちゃセッ○スした

この 後 めちゃくちゃ

「ラギー先輩とレオナ先輩って付き合ってたりするんだろうか…」 レオナ先輩の身だしなみを女房のように整えるラギー先輩を見ながら軽い気持ちでそう呟いた。 「おっまえなかなか突っ込むよな~」 隣でカツサンドを頬張りながらエースは呆れた表情をしていたが、その口角はいやらしく上がっている。 「まああの2人はだいたいいつも一緒にいるしな」 カルボナーラをフォークに巻きながら同意してくれるデュースに「でしょ」と私はあんぱんを少し齧って言った。 「あれだよね、やっぱり男子校だから同性同士付き合うのも当たり前だもんね」 「けどあいつと付き合うなんて絶対に嫌なんだぞ!」 ツナサンドを唾とともに吐き出しながらグリムが抗議した。 猫じゃなかったら完全許されない、だが猫だから許せる。 「レオナ先輩なんだかんだ優しいとこあるよ?この前もジュース2本中1本くれたし」 「お前それぱしらされた時のやつだろ…」 「というかラギー先輩はしっかりとした人がタイプだと聞いたぞ」 「へ~ぽいぽい!あの人ユウみたいなぼーっとしたやつ見るとイライラしてそう」 「急に矛先向けてくるやつ。 え~デュース他に聞いてたりする?」 私の頭を何回もぽんぽんと軽く叩いてくるエースの手を払いながらデュースに質問する。 この情報は結構興味深い。 「たしか巨乳で年上が好きとか」 「ぶっは!お前と正反対じゃん!」 「さっきから何故私を引き合いにだす!それ言うならエースだって一つもかすってないから!!」 なんだこいつさっきから腹立つ。 後それ以上頭をたたくんじゃない馬鹿になる。 「ラギー先輩の好みってあれだよね、レオナ先輩をそのまま女体化したやつみ」 「なぁに俺の話してんスか」 軽く肩を叩かれただけだが、自分の体は大きく跳ねた。 彼は足音一つさせずにいつのまにか私の背後に立っていたのだから。 「こ、こんにちはラギー先輩」 「「ちっすラギー先輩!!」」 あんぱんを落としそうになったがなんとか一命を取り留めた私とは違いグリムはツナサンドのツナだけをお皿に落としていた。 逆に器用だな。 「お?この反応は…」 「俺次の授業の予習しないと!じゃあなユウ!」 「おっ俺も掃除任されてたんだった!それじゃあまた!」 「あっチョウチョなんだぞ!」 お、お前ら!! 何のためらいもなく私を見捨ててどこかに行く2人と1匹に怒鳴りたかったが、そんなことをしてはいけない。 そうしたらいつの間にか隣に座っているラギー先輩に隠したいことがあります、と公言しているようなものなのだから。 「お昼それっぽちで足りるんすか?」 「あー金欠で。 あはは」 幸い彼は突っ込んでくれずにほかの会話にチェンジしてくれた。 にしてもラギー先輩が食べてるメンチカツサンド美味しそうだな…。 「レオナ先輩はご一緒じゃないんですね」 「あーあの人今日は完全サボってるんスよ…ったく毎朝起こす俺の身にもなってほしいっスね~」 「毎日お疲れ様です」 椅子に座りながらだから浅くだが、彼にぺこりと頭を下げて微笑む。 なんかここまでくると本当に通い女房みたいだなぁ。 うけぽよ~。 「だからってあの人と付き合ってるわけじゃないんスけどね」 「申し訳ない~~」 あ~聞こえてた~…そうだよね~~。 何か差し出せるものはないかとポケットを探ったがミカンの形をした飴1つしかなかった。 う、我ながらひもじい。 「あの不快な思いをさせたお詫びにこちらを~…」 「別に不快じゃないっスよ」 「え、そうなんで」 「こういった事は山ほど言われ慣れましたしね」 「ほげ~~」 笑いながら彼は言っているが、何故かとても申し訳ない気持ちに陥る。 「あの、本当にいたたまれないのでこちらをどうかお受け取りください…」 彼は金目のものが1番嬉しいだろうが、あいにくあんぱん1つぐらいしか買う余裕がない私に差し上げられるのはこの飴玉1つしか 無かった。 しかしこの飴玉1つですべてを償えるとはもちろん思っていない。 意を決して彼と向き合う。 安いとこ教えてくれるんだって!前々から欲しいとは思ってけど… なんかラギー先輩のお願いなのに私が得して申し訳ないんだよな~…。 わっはっは働け働け。 「それって……デートじゃね?」 「……ないない!あはは~それこそラギー先輩に失礼でしょこのゲスハート野郎~」 「監督生、そこの塵取りをとってくれないか?」 「はいどうぞ~デュースのとこ終わった?」 「ああ、おいまだ終わってないのかハート野郎」 「そうだぞ待ってやってるんだから早くするんだぞ!ハート野郎」 「さっさとやれハート野郎」 「そのあだ名やめてくんない!?」 さておき、ラギー先輩との買い物は結構楽しかった。 スマホを買う際、店員さんにおすすめされる機能に頭を傾ける私に、かみ砕いた説明をして必要かどうか一緒に考えてくれる といったように様々なサポートをしてくれたのでとても安く、早くスマホを買う事が出来た。 思ったよりも早くに買う事が出来たので、近くのカフェに入ってお茶をすることになった。 「今日はありがとうございました」 深々と頭を下げると頭上で「シシシッ」と笑い声が聞こえた。 「君は一々やる事が丁寧と言うかなんというか…育ちがいいんスね」 今のはけなされたのかほめられたのか…?とりあえず笑って一口紅茶を飲んだ。 「初期設定の仕方分かるっすか?さっさとやっといたほうが楽っスよ」 「あ、はい!」 またこれもラギー先輩の説明を聞きながらするとスムーズに作業が進む。 こんなに手伝ってくれるのは申し訳ない、というかここまで私が不慣れだと彼もイラついているのではないだろうか…。 ちらり、と目だけで彼の表情を伺ってみる。 「」 とてもやさしい顔をしているから、なんだかとても驚いてしまった。 彼の第一印象はお世辞でもいいものではなく、その時の意地悪い顔が記憶にすみついているせいか。 兎に角彼のやさしさを見るとなんだかむずがゆい、違和感を覚えてしまう。 ううん案外後輩が好きなんだろうか…。 「はい出来た」 「おお…!すごい……!!」 あっという間に必要最低限のアプリまで取ってくれているし、ホーム画面はグリムの寝顔だ。 かわいい。 「そんじゃ早速連絡先交換するっスよ~」 「はい!」 その後飲み物代を出させてほしいと言ったら、「女の子に奢ってもらうほどおちぶれちゃいねぇんスけど?」とあきれ笑いをされながら 奢ってもらってしまった。 なんか本当に何から何まで申し訳ない……。 寮に送ってもらってる際に「今日のお礼を返させてください」と眉を下げながら言うとまた何かあったら頼むと言われて お返しすることが出来ずに1日を終えてしまった。 うううんもやもやする。 「で、どうだった?」 「何そのニヤニヤ顔」 実験の授業で使った器具を洗っている時にエースはまたあのニヤニヤ顔をしていた。 腹立つ。 「昨日のデートだよ!」 「あのねぇ…デートとか言って変な噂が立ってらどーすんの!ラギー先輩にご迷惑でしょう」 エースから渡された洗い終わった器具を拭き、片づけてまた拭くの繰り返しをしているとどうしてもこの会話から 抜け出すことが出来ない。 デュースは他の人とペアだし。 「ただより怖い物はないっていうのがあの人の口癖なのにさ~そんな人が無償でお前に良くするってつまりそういうことしかないだろ」 「もう知らんよも~」 こういうことを言われて1番嫌なのは、勘違いしてしまいそうになるからだ。 あのラギー先輩がもしかしたら私の事を好きなのかもしれない。 そんなバカみたいな妄想をしてしまう自分がどんどんと膨らんでしまう。 「これ以上その話するならハート野郎に降格だからね」 「げっそれやめろって!」 ぽろん、とかわいい音がスマホから鳴ったのは寮に帰る途中だった。 今日は特に予定も無いし、グリムもお出かけしているらしいので寮でゴロゴロしようかと考えていた際に鳴ったので すぐ画面を見ると、ラギー先輩からだった。 シンプルな黄色いスマホケースの写真1枚と、「俺のお古なんスけどよかったらどうっスか?」というメッセージ。 たしかにこのまま生身のスマホを持ち歩くのは怖いと考えていた時だった。 これには甘えるしかない、とすぐさまよければ 頂きたいですと返信をするとこれまたすぐにサバナクロー寮に来てくれたら渡せると返信が来た。 珍しく暇なのかな。 とりあえず、とオンボロ寮からサバナクロー寮に引き返す。 サバナクロー寮に着いた。 相変わらずワイルド地帯だなここ… ラギー先輩に早速着いたことを報告しようとスマホを開くと、背後から「あれ?監督生じゃん」「今日は珍しく1人なんだな」 と知らない人たちに声を掛けられた。 誰ですか、と訊ねる前に肩を抱かれて顔を近づけられる。 「ちょっと付き合ってもらっていいか?」 最初から拒否権はない、有無を言わさない笑顔だった。 乱暴に腕を掴まれ、声を上げようとしたら上げるなと脅された。 そのまま薄暗い倉庫に連れていかれ、体育用のマットに押されて倒れた。 「っ」 「おとなしくしてろよ」 口をガムテープでふさがれ、縄跳びで腕を縛られる。 その間、私は特に抵抗することなく目をつむったままなされるがままだった。 抵抗しても暴力をふるわれるだけだし、何よりもどこかでこの扱いに安心している自分がいた。 最近の丁寧な扱いが当たり前だと勘違いしそうになっていた、けど本来私はこうやって扱われるのが普通なんだ。 ワイシャツのボタンを1つ1つ開けられる度に胸に空風が吹くような感覚がした。 大丈夫、以前はこれが普通だったんだから。 大丈夫、前に戻っただけ。 「ぅ」 なのに、何故涙が流れるのか。 「なんだ泣いてるのか?」 「大丈夫、おとなしくしてりゃ気持ちよくしてやるからよ」 「…」 相手は4人、筋肉だってついてる体格のいい男性ばかりだ。 叶いっこない、なのに。 ラギー先輩のあの笑顔が浮かんだ瞬間には体が勝手に動いていた。 「…!っ!!」 「っおい急になんだ!?」 「暴れんじゃねぇって言っただろうが!」 ばきゃっと嫌な音が脳天に響いた。 身じろぎして腕から逃れようとしたが、殴られて頭がくらくらして動けない。 「顔傷つけんなよ」 「わりぃつい」 「はいご開帳~」 開かれた足をじたばたして抵抗するが、手跡がつくほど強く掴まれて音のない悲鳴が上がる。 「じゃあこっちもいきますか~」 ブラジャーに手をかけられそうになり、上半身を動かして必死に抵抗する。 「ん!んんん!!」 男の武骨な手が素肌に触れただけでも鳥肌が立って、吐きそうだった。 一筋どころか何筋も目から頬を伝って涙が滝のように流れていく。 諦めはついていたはずなのに、なぜ今になってこんなに嫌になったんだろう。 助けてほしいと切に願う。 助けてほしい、とラギー先輩に願った。 「てめぇら何やってんだ」 「」 ラギー先輩。 「なっ」 「ら、ラギー!あ~これはちょっと」 相手の言う事を聞き終わらず、容赦なく金的を蹴り上げるラギー先輩の顔は初めて会った時よりもずっと怖かった。 「違うんだって!こいつが生意気なこというから」 「黙れよ」 蹴る、殴る、叩きつける、突く、踏みつける。 ありとあらゆる暴力で彼は男たちを言葉通り叩きのめした。 全員が再起不能になるまでにしたら、私の拘束をすべて外して上着を着せてくれたと思うと無言で抱え上げられた。 そうして連れていかれたのはラギー先輩の部屋だった。 ベッドに降ろされ、「ここでおとなしくしといてください」と据わった目で言われたので全力で首を縦に振る。 数分もしない内に彼は救急箱とあたたかいココアを持ってきてくれた。 「傷見せて」 頬を見せると、彼はまるで自分が傷ついたように眉根を顰める。 しかしさすがと言うか、彼は手早く手当てをしてくれた。 「他に怪我してるところはないっスか」 「あ、はい」 「…」 彼は重く暗い息を吐きながら頭を抱えてうつむいてしまった。 どうすればよいのかとしばらくおろおろしていてようやっと開いた口は言葉を苦々しく吐いた。 「…その恰好のままだと困るんで、着替え持ってくるっス。 」 「あっ」 私の方を一切見ようとせず立ち去る彼の姿を見てどうしようもない焦燥感にかられた。 このままだったらだめだと、自分の中でたしかにそう誰かが叫んだ。 何か言わないと。 「ラギー先輩」 立ち上がろうとした彼を後ろから抱きしめた。 「なっ」 「わた、私、ラギー先輩以外に触られるのは、嫌です……ラギー先輩以外は、嫌」 「何を」 「ラギー先輩じゃなきゃ、やだ…」 その言葉を言った瞬間にぱーんと何かが弾けた。 そうだ、私、 「ラギー先輩が、いい……」 もう矜持も制服もお構いなしに涙は溢れかえった。 彼が私のことをどう思おうがなんだろうが、自分と彼が不釣り合いだろうが、この恋が実らないと知っていようが、とにかく泣き続けた。 その間彼はずっと抱きしめてくれた。 とても、優しい手つきだった。 「俺も、あんたが俺以外に触れられるのは我慢ならねぇ」 「…!!」 ぎゅう、と強く抱きしめられる。 こ、これはまさか、両想いという…? 「あんたに触るやつは、全員なぶり殺してやりたい…」 「ら、ラギー先輩…?」 それは、ちょっと怖い… 少し身をよじろいで顔を上げて目を合わせる。 彼の真顔だった顔がどんどんと憎しみに歪んでいく過程は見ていてかなり怖かった。 「やっぱりあいつら殺しときゃよかった…」 頬の傷を睨む彼は本当に人を殺しそうなほどぎらついた目をしていて、このまま放っておいたら危ないと本能で察した。 自ら抱き着き、彼の胸元に顔をうずめる。 どきどきと互いの心臓がうるさかった。 「……はあぁぁああ……」 「ラギー先輩、なんでそこでため息を…?」 もしや嫌だった?両想いというのは自分の幻想??? 高鳴っていた胸は瞬間冷え、離れようとしたら彼の腕で拘束されて動けなかった。 あ、あれー? 「ユウさん」 「は、はい」 「…とりあえず服着てください」 「はい…」 「惚れた女の裸を見てて我慢できるほど人間出来てないんで、俺」 「!?」 「そんで服着た後、改めて告白させてくださいっス…このままじゃ格好つかねぇんでマジで…」 「!!?」 この後めちゃくちゃ甘い告白をされてめちゃくちゃ甘やかされるようになった。 おまけ 「ラギー先輩のタイプってしっかり者で巨乳で年上って聞いてたんですけど…なんというか、私1つも当てはまってないんですけど大丈夫ですか?」 「あ~…あれはまあ、周りにばれるのめんどかったんで好きな子の正反対なタイプ言ってたんスよ」 「つまり、ぼーっとしてて貧乳だと…?」 「しししっまあそういうとこが好きなんスけどね」 (釈然としない…).

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#腐滅の刃 #腐向け この後めちゃくちゃ

この 後 めちゃくちゃ

日柱たんじろーと戊ぐらいのさねくん。 イチャイチャラブラブハートフルラブコメディを目指しました異論は認めます ・作者が好きな物を書いているのでどなたかの地雷を踏み抜くかもしれません。 ・冒頭に書いた通り日柱たんじろー 21 と階級戊あたりのさねみさん 17 です。 ・息を吸うように捏造及びキャラ崩壊あります。 炭治郎が若干気持ち悪い。 大丈夫という方はどうぞ! [newpage] 日柱様って知ってるか? 唐突に問われたことに実弥は首を傾げた。 日柱という程だから鬼殺隊を支える柱の一人ではあるのだろう。 雷柱は外つ国の人のような美しい金の髪を持っていることで有名であるし、獣柱も猪の被り物でよく知られている。 その他の柱も個性的で一度会ったら忘れられない程だと言う。 けれど日柱の人柄を知っているものはあまりいなかった。 「知らねェ。 柱なんだから強いんじゃねえかァ?」 正直あまり興味はない。 それよりもこれからの任務だ。 見たこともない柱の話を何故今持ち出したのか分からないが、集中していなければやられるだけだ。 「いやさ、これから一緒に任務する人がその日柱様って聞いたんだよ」 「俺がどうかしたか?」 突然の声に驚いて振り返ると癖のある髪を高い位置で結い上げた男が立っていた。 その耳元には花札のような耳飾りが揺れている。 「え?!ひ、日柱様ですか?!」 叫ぶ隊士に男は笑って言った。 「まあ一応日柱という命は与えられているけど、様を付けられるほど偉くはないぞ?」 だから普通に名前で呼んで欲しい。 そう彼は言って、彼は竈門炭治郎だと名乗った。 「君の名前は?」 薄く足元が陰ったのを見て自分が話しかけられたのかと男を見上げる。 「…不死川、実弥」 刹那の間、彼はきょとんとした実に子供らしい顔を晒した。 そしてぱっと顔を明るくして実弥の肩を掴んだ。 「そうか君が!いや玄弥から話は聞いていたんだ。 会いたかったよ実弥」 もう呼び捨てかと、そんなことも気にならないくらい彼の笑顔は人懐こかった。 玄弥と口にしたところから自分の兄と知り合いなのだろうと顔を背ける。 「よろしくな、実弥」 ちらりと見た彼の瞳は赫灼を宿していた。 その場にいた隊士は皆、その姿に見惚れたことだろう。 市松模様の羽織を翻し鬼を斬る、ただ単純な事のように思えるのに、その姿は美しい舞を舞っているようで。 気づけば鬼はその頸を落とし、体の形を失っていた。 軽やかに舞っていたその躯は微かな音だけを残して着地する。 まるで一種の芸術のようなそれに実弥も気付かぬ内に嘆息していた。 柱との圧倒的な実力差、自分達が攻めあぐねていた相手を瞬時に斬り落としたその腕前。 何もかも遠く思えて思わず手を伸ばす。 その手を掴んだのは、彼自身だった。 「実弥、俺の継子にならないか」 は、と息が漏れる。 つぐこ、とおうむ返しすればそうだと返事が来る。 「どうして、俺なんですか」 彼はん、とひとつ唸って応える。 「実弥は周りをよく見れてる。 けれど自分を傷付けるのに躊躇がないな」 見ていて危なっかしい。 そう彼は言うけれど、でも自分は、 「稀血だからといって自分を傷付けていい理由にはならないぞ」 だから俺の側で少し矯正しようか。 なんて、恐ろしいことをさらりと言ってのけた。 「この誘い、悪くは無いと思うんだが」 眉を下げて様子を伺うその人の差し伸べられた手に、するりと吸い寄せられてその手を取っていた。 陽の光が差し込む縁側を彼の後ろに続いて歩く。 「部屋は余りまくっているから、何処でも好きな場所を選んでいいぞ。 こことかは日当たりが良くておすすめだ」 ここにするか?と向こうを向いたまま聞く彼にはい、とだけ応える。 普段は藤の家紋の家や安宿で寝泊まりしていたので自分の部屋というのがどこかむず痒い。 自分よりも五寸ほど高い彼の頭をぼんやりと眺めながら屋敷の説明を受ける。 まだあまり自分が彼の継子になったという実感が薄い。 これから自分はこの人と共に鍛錬をし、この人について任務を行うのか。 そう思うと、ふわふわと落ち着かない気持ちになる。 折角柱の下で修行ができるのだからいい機会だろうと自分に言い聞かせて軽く両の手を握った。 「緊張…と少しの期待かな」 突如発せられた言葉に思わず一歩後ずさる。 実弥のそんな様子に炭治郎は微笑んだ。 「すまない。 実弥からそんな匂いがしたから…。 違ってたら悪いな」 「匂い…?」 匂いで緊張が分かるのだろうか。 つい訝しげに彼のことを見上げてしまう。 「俺は鼻が人よりも良くてな。 感情の機微とかも分かるんだ」 「それは…、鼻が良いという領域を超えてる気がするのですが」 思わず、と言ったふうに出た言葉に炭治郎は確かにと笑う。 「よく言われるよ。 でも俺の周りには善逸や伊之助がいたからなあ」 善逸は耳が良くて、伊之助は気配に敏感なんだ。 自慢するかのようににこにこと話す彼になんだか悔しく思えてぎゅっと羽織の裾を握った。 [newpage] 玄関の方から何やら騒がしい音がするのを聴いて、実弥は木刀を振っていた腕をおろした。 炭治郎は今外出しているし、自分が応対しなければと軽く身だしなみを整える。 ぱたぱたと庭の方から玄関へと回ると金の髪を太陽の光に反射させた男が何やら叫んでいた。 「炭治郎〜!いない?」 「…雷柱?」 実弥の方を振り返ると同時に流れ落ちる金糸に目を奪われる。 暫くの間見つめあった後雷柱はぽんと一つ手を打った。 「あ!君が実弥くんね!美味しいおはぎがあったからさお裾分けに来たんだけど、今炭治郎いない感じ?」 「はい、でももう少ししたらお帰りになると思います。 中でお待ちになりますか?」 んー、どうしよっかな。 と暫く唸って、 「ん!じゃあちょっと待たせてもらおうかな!実弥くんおはぎ好き?良かったら一緒に食べよう」 師範が居ないのに良いのだろうかと逡巡していると「炭治郎はんな小さい事気にせんよ」と言って存外豪快に笑った。 茶とおはぎを盆に乗せて縁側に向かうと雷柱は雀と戯れているようだった。 「ええ…なんで怒ってるんだよ…。 何?チュン太郎もおはぎ食べたいの?雀っておはぎ食べれるの?」 腹壊しても知らんよ俺?とぶつぶつと言いながら雀の頭を撫でているのを見て、随分と仲がいいんだなと思う。 雷柱の隣にお邪魔して、庭を見遣ると実弥の鎹鴉が枝に止ってこちらの様子を伺っていた。 手を伸ばすと微かに羽音をさせて腕に止まる。 それを見て何故か雷柱は肩を落とした。 疑問に思いながらも以前書いた手紙を括りつけて送り出す。 「だよねぇ。 みんな鴉だよねぇ」 いつの間にか涙目になっていた彼に吃驚して慌てて清潔な手拭いを差し出すとありがど、と中々に酷い鼻声で礼を言われる。 「あんね、聞いてよ実弥くんさ。 こいつ、この雀ね、俺の鎹鴉なの」 はい?と聞き返した自分は悪くないだろうと実弥は口元を抑えた。 「や、冗談だと思うでしょ?!でもほんとなのねこれが!」 「鎹雀…ですか」 そう!!今んとこ俺しか居ないみたいなのよ!!と叫ぶ雷柱に実弥は思わず顔を綻ばせた。 途端に静かになった隣を疑問に思って様子を見ると目を口もぱかりと開けて実弥の顔を凝視していた。 思わずぴくりと肩を震わす。 「あ、の?雷柱、どうかされました…」 「わ、笑ったあ…」 なんだそんなことかと胸を撫で下ろす。 そもそも、何故自分が笑ったぐらいでそんなに驚かれるのだろうかと訝しげに見つめると雷柱はわたわたと手を振った。 「いや炭治郎がさ、中々笑ってくれないんだけど楽しくないかなーって心配してたから」 「そうなんですか?師範が…」 元来実弥はそんなに笑う方ではない。 それに炭治郎の元には鍛錬に来ているのだから、そんなに気を弛めてもいられない。 「そんなことを気にされて…」 「やー、案外そんなことでもないのかもしれんよ?炭治郎にとって初めての継子だしさ」 そういうものなのかと彼の言葉に耳を傾けていると玄関で微かに音がした。 「ん、炭治郎帰ってきたね」 「少々お待ちください」 急いで出迎えに向かうと炭治郎がちょうど草履を脱ぎ終えたところだった。 「おかえりなさい師範。 雷柱が来ていらっしゃいます」 「ああ、実弥から善逸の匂いがすると思った。 何かあったのかな」 「おはぎを…」 おはぎ、と呟いて彼は破顔する。 甘い物が好きだったのかと新たな彼の一面を知って頭に刻み込んでおく。 彼が縁側に向かうのを見送って厨に再び入る。 手早く用意をして縁側に行く。 雷柱の鎹雀は炭治郎の指で遊んでいた。 懐いているのだろうか。 「ありがとう実弥、ここにおいで」 そっと彼の隣に腰掛ける。 おはぎの乗った盆を渡されて礼を言って受け取る。 いただきますと呟いて一口食むと小豆の甘さが広がる。 美味しい、とむぐむぐと頬張っていると雷柱がそーいえばと呟いた。 「炭治郎、さっき実弥くんが笑ったんよ」 「…は?」 瞬間雷柱は両耳を押さえて悲鳴をあげた。 どうしたのだろうかと様子を伺おうとした所を炭治郎に肩を掴まれて阻まれる。 目を見開いて口を真一文字に引き結んだまま実弥を凝視する。 「し、師範?」 「実弥ぃ…」 凄い、こんなに情けない炭治郎を実弥は今まで見たことがなかった。 取り敢えずおはぎを置かせて欲しい。 それか食べ終えさせて欲しい。 おはぎと炭治郎の顔を交互に見る。 「雷柱様、師範はどうされたんでしょうか」 「え゙?!ここで俺に振る?!無理無理だってもうそいつやっばい音させてるもん無理!!」 質問に何も答えてくれないとは。 目の前には軽く涙目になる炭治郎、手には食べかけのおはぎ。 頼りにしようとした雷柱は何故だか怯えて使い物にならない。 実弥は途方に暮れた。 なんだこれは、どうしようもない。 「実弥、笑ってみてくれないか」 「え?いやいくら師範の頼みでも面白くもなんとも無いのに笑えません」 むうと不満そうな顔を晒す炭治郎に実弥も困惑する。 彼はどうして自分の笑みに執着するのだろうか。 物珍しいからか。 そっと肩から手が離れたと思えば頬に伸びてくる。 そのままむにむにと弄んだまま雷柱に何やら話しかけた。 「え、待って炭治郎実弥くんめちゃくちゃ虚無ってるんだけど?」 「実弥はなんで笑ったんだ?」 「あ、このまま話すのねはい。 チュン太郎が俺の鎹鴉だって言ったら笑いましたはい」 チュン太郎かあー。 と天を仰ぐ。 チュン太郎には敵わないなと零す彼に首を傾げた。 「そうだ!実弥、好きな物はなんだ?」 え、と言葉に詰まる。 今まさに貴方が食べるのを阻んでいるおはぎですなど言えない。 食べ物以外と考えると思いつくのはかぶとむし…。 いや言えない、子供っぽすぎるだろうこれは。 顔に集まる熱を散らそうと首を振りたくても彼の手があるので出来ない。 何か、他にと探すけれど中々見つからない。 黙り込んでしまった実弥に炭治郎が少し悲しげな顔をする。 しまった、何か言わないと、けれど嘘はつきたくない。 「……ぃ」 「?なんだ、もう一度言ってくれ」 「おはぎ、です…」 ああもう恥ずかしい。 彼の手が頬から滑り落ちたのを好機とばかりに残り少なかったおはぎを口に放り込む。 照れ隠しに無心で咀嚼し飲み込めば後味もしつこくない仄かな甘みが口内に広がった。 「雷柱様」 「ひゃい!!なんでしょうか?!」 「たいへん美味しかったです。 ありがとうございました」 「あら気に入ったのなら良かった…。 まだあるから良かったら食べてね…」 呆然とする炭治郎を余所にありがとうございますと返した。 「俺任務だから帰んね。 正直行きたくないけどさあ…」 ぶつぶつと呟きながら草履を履く雷柱の髪の毛を見つめる。 初めてお会いしたけれど優しげな方だった。 噂通り自分の実力に自信が無いようではあるが、と思案する。 「ああ、気をつけてな。 また遊びに来てくれたら嬉しい」 「もちろん、またいい感じのお土産あったら持ってくんね」 ありがとう、と返して玄関まで金色の彼を見送る。 せっつくように彼の頭に止まった雀が可愛らしく鳴いた。 「はいはい行くよ分かってんよ!じゃあな炭治郎、実弥くんも。 元気でね」 それだけ言って駆け出した彼の背中はあっという間に見えなくなってしまった。 速いな、雷の呼吸の使い手は下半身が凄いらしい。 自分も脚の筋肉をもっとつけたいと自分の両脚を見下ろした。 「師範、拗ねていらっしゃるんですか」 んー、と唸って三角座りをした自分の膝の間に顔を埋めてしまう。 膳を持ってどうしようかと考える。 今日は近所の方にお裾分けを貰ったからちょっとだけ奮発したのだけれど。 「夕飯、何だ…?」 「天ぷらです。 近所の方からタラの芽を沢山頂いたので」 タラの芽、と小さく零す彼にはいと返す。 「貴方が好きだと仰っていたので」 もそもそと机の前に移動して座り直した彼の前に料理を並べる。 「美味そう…。 いただきます」 「はい。 いただきます」 二人でもぐもぐと食べ進める。 我ながらいい出来栄えだと思った天ぷらはいつの間にか皿の上から姿を消していた。 炭治郎は食べ方が綺麗だと実弥は思う、けれど早い。 いつ任務が入るか分からない鬼殺隊、それも柱という地位にいるからか炭治郎が食事をとる時間はあまり長いとは言えなかった。 「ん、美味しかった。 ありがとう実弥」 「いえ、お粗末さまでした」 作るのは実弥だが片付けるのは二人でする、というのが暗黙の了解のようになっていた。 二人で並んで皿を洗う。 洗い終わった皿を炭治郎に渡すと不意に彼の口が開いた。 「実弥、今度ちょっと向こうの街まで出かけてみないか」 「街まで、ですか」 向こうの街に行ったことがない訳では無い。 二人とも任務で何度も通りがかったことはあるし、そこの人とは僅かながらも交流はある。 何故だろうと考えて一つのことに思い至った。 瞬間笑いが込み上げてくる。 「かわいらしい」 思わず漏れ出た言葉。 今の彼を表すのにこれ以上他の言葉が見つからなかった。 「?!俺はただ一緒におはぎを食べに行こうと…!」 「師範の奢りですか?」 勿論だ!とむんとして胸を張る。 くすくすと漏れ出る笑いを抑えられないまま彼の顔を見つめる。 「楽しみにしてますね」 炭治郎さんと心の中だけで呟いて、風呂を沸かそうと風呂場に向かった。 「狡くないか…?!」 微かに聞こえた師範の声を聞いて実弥はまた声を出さずに笑った。 [newpage] この後めちゃくちゃおはぎを食べます。 めっちゃくちゃ純粋培養ぴゅあぴゅあのさねみんになりましたな楽しい。 うへへ楽しかったなあ。 これはあるだろ!って思って検索したらぜろなんだもんな吃驚しちゃいますよねほんとまあこれからアニメで裁判はありますし、きっと増えますよええ。 楽しみだなあ。 さねみんの声優さんは誰なんでしょうわくわくして夜しか寝れない。 どっきどっきわくわくの日々が続くなあ…。 まあまず私は🔥さんの声が聞こえて認識すると同時に🎵さんの声も聞こえてくると思うのでさねみんがくるまで生きてるかな生殺与奪を公式に握られてるんですよねオタクの性だしょうがねえな全く。 お目汚し失礼いたしましたここまで読んで頂きありがとうございます.

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この後めちゃくちゃセッ○スした(1)(とや) : NIKI

この 後 めちゃくちゃ

日柱たんじろーと戊ぐらいのさねくん。 イチャイチャラブラブハートフルラブコメディを目指しました異論は認めます ・作者が好きな物を書いているのでどなたかの地雷を踏み抜くかもしれません。 ・冒頭に書いた通り日柱たんじろー 21 と階級戊あたりのさねみさん 17 です。 ・息を吸うように捏造及びキャラ崩壊あります。 炭治郎が若干気持ち悪い。 大丈夫という方はどうぞ! [newpage] 日柱様って知ってるか? 唐突に問われたことに実弥は首を傾げた。 日柱という程だから鬼殺隊を支える柱の一人ではあるのだろう。 雷柱は外つ国の人のような美しい金の髪を持っていることで有名であるし、獣柱も猪の被り物でよく知られている。 その他の柱も個性的で一度会ったら忘れられない程だと言う。 けれど日柱の人柄を知っているものはあまりいなかった。 「知らねェ。 柱なんだから強いんじゃねえかァ?」 正直あまり興味はない。 それよりもこれからの任務だ。 見たこともない柱の話を何故今持ち出したのか分からないが、集中していなければやられるだけだ。 「いやさ、これから一緒に任務する人がその日柱様って聞いたんだよ」 「俺がどうかしたか?」 突然の声に驚いて振り返ると癖のある髪を高い位置で結い上げた男が立っていた。 その耳元には花札のような耳飾りが揺れている。 「え?!ひ、日柱様ですか?!」 叫ぶ隊士に男は笑って言った。 「まあ一応日柱という命は与えられているけど、様を付けられるほど偉くはないぞ?」 だから普通に名前で呼んで欲しい。 そう彼は言って、彼は竈門炭治郎だと名乗った。 「君の名前は?」 薄く足元が陰ったのを見て自分が話しかけられたのかと男を見上げる。 「…不死川、実弥」 刹那の間、彼はきょとんとした実に子供らしい顔を晒した。 そしてぱっと顔を明るくして実弥の肩を掴んだ。 「そうか君が!いや玄弥から話は聞いていたんだ。 会いたかったよ実弥」 もう呼び捨てかと、そんなことも気にならないくらい彼の笑顔は人懐こかった。 玄弥と口にしたところから自分の兄と知り合いなのだろうと顔を背ける。 「よろしくな、実弥」 ちらりと見た彼の瞳は赫灼を宿していた。 その場にいた隊士は皆、その姿に見惚れたことだろう。 市松模様の羽織を翻し鬼を斬る、ただ単純な事のように思えるのに、その姿は美しい舞を舞っているようで。 気づけば鬼はその頸を落とし、体の形を失っていた。 軽やかに舞っていたその躯は微かな音だけを残して着地する。 まるで一種の芸術のようなそれに実弥も気付かぬ内に嘆息していた。 柱との圧倒的な実力差、自分達が攻めあぐねていた相手を瞬時に斬り落としたその腕前。 何もかも遠く思えて思わず手を伸ばす。 その手を掴んだのは、彼自身だった。 「実弥、俺の継子にならないか」 は、と息が漏れる。 つぐこ、とおうむ返しすればそうだと返事が来る。 「どうして、俺なんですか」 彼はん、とひとつ唸って応える。 「実弥は周りをよく見れてる。 けれど自分を傷付けるのに躊躇がないな」 見ていて危なっかしい。 そう彼は言うけれど、でも自分は、 「稀血だからといって自分を傷付けていい理由にはならないぞ」 だから俺の側で少し矯正しようか。 なんて、恐ろしいことをさらりと言ってのけた。 「この誘い、悪くは無いと思うんだが」 眉を下げて様子を伺うその人の差し伸べられた手に、するりと吸い寄せられてその手を取っていた。 陽の光が差し込む縁側を彼の後ろに続いて歩く。 「部屋は余りまくっているから、何処でも好きな場所を選んでいいぞ。 こことかは日当たりが良くておすすめだ」 ここにするか?と向こうを向いたまま聞く彼にはい、とだけ応える。 普段は藤の家紋の家や安宿で寝泊まりしていたので自分の部屋というのがどこかむず痒い。 自分よりも五寸ほど高い彼の頭をぼんやりと眺めながら屋敷の説明を受ける。 まだあまり自分が彼の継子になったという実感が薄い。 これから自分はこの人と共に鍛錬をし、この人について任務を行うのか。 そう思うと、ふわふわと落ち着かない気持ちになる。 折角柱の下で修行ができるのだからいい機会だろうと自分に言い聞かせて軽く両の手を握った。 「緊張…と少しの期待かな」 突如発せられた言葉に思わず一歩後ずさる。 実弥のそんな様子に炭治郎は微笑んだ。 「すまない。 実弥からそんな匂いがしたから…。 違ってたら悪いな」 「匂い…?」 匂いで緊張が分かるのだろうか。 つい訝しげに彼のことを見上げてしまう。 「俺は鼻が人よりも良くてな。 感情の機微とかも分かるんだ」 「それは…、鼻が良いという領域を超えてる気がするのですが」 思わず、と言ったふうに出た言葉に炭治郎は確かにと笑う。 「よく言われるよ。 でも俺の周りには善逸や伊之助がいたからなあ」 善逸は耳が良くて、伊之助は気配に敏感なんだ。 自慢するかのようににこにこと話す彼になんだか悔しく思えてぎゅっと羽織の裾を握った。 [newpage] 玄関の方から何やら騒がしい音がするのを聴いて、実弥は木刀を振っていた腕をおろした。 炭治郎は今外出しているし、自分が応対しなければと軽く身だしなみを整える。 ぱたぱたと庭の方から玄関へと回ると金の髪を太陽の光に反射させた男が何やら叫んでいた。 「炭治郎〜!いない?」 「…雷柱?」 実弥の方を振り返ると同時に流れ落ちる金糸に目を奪われる。 暫くの間見つめあった後雷柱はぽんと一つ手を打った。 「あ!君が実弥くんね!美味しいおはぎがあったからさお裾分けに来たんだけど、今炭治郎いない感じ?」 「はい、でももう少ししたらお帰りになると思います。 中でお待ちになりますか?」 んー、どうしよっかな。 と暫く唸って、 「ん!じゃあちょっと待たせてもらおうかな!実弥くんおはぎ好き?良かったら一緒に食べよう」 師範が居ないのに良いのだろうかと逡巡していると「炭治郎はんな小さい事気にせんよ」と言って存外豪快に笑った。 茶とおはぎを盆に乗せて縁側に向かうと雷柱は雀と戯れているようだった。 「ええ…なんで怒ってるんだよ…。 何?チュン太郎もおはぎ食べたいの?雀っておはぎ食べれるの?」 腹壊しても知らんよ俺?とぶつぶつと言いながら雀の頭を撫でているのを見て、随分と仲がいいんだなと思う。 雷柱の隣にお邪魔して、庭を見遣ると実弥の鎹鴉が枝に止ってこちらの様子を伺っていた。 手を伸ばすと微かに羽音をさせて腕に止まる。 それを見て何故か雷柱は肩を落とした。 疑問に思いながらも以前書いた手紙を括りつけて送り出す。 「だよねぇ。 みんな鴉だよねぇ」 いつの間にか涙目になっていた彼に吃驚して慌てて清潔な手拭いを差し出すとありがど、と中々に酷い鼻声で礼を言われる。 「あんね、聞いてよ実弥くんさ。 こいつ、この雀ね、俺の鎹鴉なの」 はい?と聞き返した自分は悪くないだろうと実弥は口元を抑えた。 「や、冗談だと思うでしょ?!でもほんとなのねこれが!」 「鎹雀…ですか」 そう!!今んとこ俺しか居ないみたいなのよ!!と叫ぶ雷柱に実弥は思わず顔を綻ばせた。 途端に静かになった隣を疑問に思って様子を見ると目を口もぱかりと開けて実弥の顔を凝視していた。 思わずぴくりと肩を震わす。 「あ、の?雷柱、どうかされました…」 「わ、笑ったあ…」 なんだそんなことかと胸を撫で下ろす。 そもそも、何故自分が笑ったぐらいでそんなに驚かれるのだろうかと訝しげに見つめると雷柱はわたわたと手を振った。 「いや炭治郎がさ、中々笑ってくれないんだけど楽しくないかなーって心配してたから」 「そうなんですか?師範が…」 元来実弥はそんなに笑う方ではない。 それに炭治郎の元には鍛錬に来ているのだから、そんなに気を弛めてもいられない。 「そんなことを気にされて…」 「やー、案外そんなことでもないのかもしれんよ?炭治郎にとって初めての継子だしさ」 そういうものなのかと彼の言葉に耳を傾けていると玄関で微かに音がした。 「ん、炭治郎帰ってきたね」 「少々お待ちください」 急いで出迎えに向かうと炭治郎がちょうど草履を脱ぎ終えたところだった。 「おかえりなさい師範。 雷柱が来ていらっしゃいます」 「ああ、実弥から善逸の匂いがすると思った。 何かあったのかな」 「おはぎを…」 おはぎ、と呟いて彼は破顔する。 甘い物が好きだったのかと新たな彼の一面を知って頭に刻み込んでおく。 彼が縁側に向かうのを見送って厨に再び入る。 手早く用意をして縁側に行く。 雷柱の鎹雀は炭治郎の指で遊んでいた。 懐いているのだろうか。 「ありがとう実弥、ここにおいで」 そっと彼の隣に腰掛ける。 おはぎの乗った盆を渡されて礼を言って受け取る。 いただきますと呟いて一口食むと小豆の甘さが広がる。 美味しい、とむぐむぐと頬張っていると雷柱がそーいえばと呟いた。 「炭治郎、さっき実弥くんが笑ったんよ」 「…は?」 瞬間雷柱は両耳を押さえて悲鳴をあげた。 どうしたのだろうかと様子を伺おうとした所を炭治郎に肩を掴まれて阻まれる。 目を見開いて口を真一文字に引き結んだまま実弥を凝視する。 「し、師範?」 「実弥ぃ…」 凄い、こんなに情けない炭治郎を実弥は今まで見たことがなかった。 取り敢えずおはぎを置かせて欲しい。 それか食べ終えさせて欲しい。 おはぎと炭治郎の顔を交互に見る。 「雷柱様、師範はどうされたんでしょうか」 「え゙?!ここで俺に振る?!無理無理だってもうそいつやっばい音させてるもん無理!!」 質問に何も答えてくれないとは。 目の前には軽く涙目になる炭治郎、手には食べかけのおはぎ。 頼りにしようとした雷柱は何故だか怯えて使い物にならない。 実弥は途方に暮れた。 なんだこれは、どうしようもない。 「実弥、笑ってみてくれないか」 「え?いやいくら師範の頼みでも面白くもなんとも無いのに笑えません」 むうと不満そうな顔を晒す炭治郎に実弥も困惑する。 彼はどうして自分の笑みに執着するのだろうか。 物珍しいからか。 そっと肩から手が離れたと思えば頬に伸びてくる。 そのままむにむにと弄んだまま雷柱に何やら話しかけた。 「え、待って炭治郎実弥くんめちゃくちゃ虚無ってるんだけど?」 「実弥はなんで笑ったんだ?」 「あ、このまま話すのねはい。 チュン太郎が俺の鎹鴉だって言ったら笑いましたはい」 チュン太郎かあー。 と天を仰ぐ。 チュン太郎には敵わないなと零す彼に首を傾げた。 「そうだ!実弥、好きな物はなんだ?」 え、と言葉に詰まる。 今まさに貴方が食べるのを阻んでいるおはぎですなど言えない。 食べ物以外と考えると思いつくのはかぶとむし…。 いや言えない、子供っぽすぎるだろうこれは。 顔に集まる熱を散らそうと首を振りたくても彼の手があるので出来ない。 何か、他にと探すけれど中々見つからない。 黙り込んでしまった実弥に炭治郎が少し悲しげな顔をする。 しまった、何か言わないと、けれど嘘はつきたくない。 「……ぃ」 「?なんだ、もう一度言ってくれ」 「おはぎ、です…」 ああもう恥ずかしい。 彼の手が頬から滑り落ちたのを好機とばかりに残り少なかったおはぎを口に放り込む。 照れ隠しに無心で咀嚼し飲み込めば後味もしつこくない仄かな甘みが口内に広がった。 「雷柱様」 「ひゃい!!なんでしょうか?!」 「たいへん美味しかったです。 ありがとうございました」 「あら気に入ったのなら良かった…。 まだあるから良かったら食べてね…」 呆然とする炭治郎を余所にありがとうございますと返した。 「俺任務だから帰んね。 正直行きたくないけどさあ…」 ぶつぶつと呟きながら草履を履く雷柱の髪の毛を見つめる。 初めてお会いしたけれど優しげな方だった。 噂通り自分の実力に自信が無いようではあるが、と思案する。 「ああ、気をつけてな。 また遊びに来てくれたら嬉しい」 「もちろん、またいい感じのお土産あったら持ってくんね」 ありがとう、と返して玄関まで金色の彼を見送る。 せっつくように彼の頭に止まった雀が可愛らしく鳴いた。 「はいはい行くよ分かってんよ!じゃあな炭治郎、実弥くんも。 元気でね」 それだけ言って駆け出した彼の背中はあっという間に見えなくなってしまった。 速いな、雷の呼吸の使い手は下半身が凄いらしい。 自分も脚の筋肉をもっとつけたいと自分の両脚を見下ろした。 「師範、拗ねていらっしゃるんですか」 んー、と唸って三角座りをした自分の膝の間に顔を埋めてしまう。 膳を持ってどうしようかと考える。 今日は近所の方にお裾分けを貰ったからちょっとだけ奮発したのだけれど。 「夕飯、何だ…?」 「天ぷらです。 近所の方からタラの芽を沢山頂いたので」 タラの芽、と小さく零す彼にはいと返す。 「貴方が好きだと仰っていたので」 もそもそと机の前に移動して座り直した彼の前に料理を並べる。 「美味そう…。 いただきます」 「はい。 いただきます」 二人でもぐもぐと食べ進める。 我ながらいい出来栄えだと思った天ぷらはいつの間にか皿の上から姿を消していた。 炭治郎は食べ方が綺麗だと実弥は思う、けれど早い。 いつ任務が入るか分からない鬼殺隊、それも柱という地位にいるからか炭治郎が食事をとる時間はあまり長いとは言えなかった。 「ん、美味しかった。 ありがとう実弥」 「いえ、お粗末さまでした」 作るのは実弥だが片付けるのは二人でする、というのが暗黙の了解のようになっていた。 二人で並んで皿を洗う。 洗い終わった皿を炭治郎に渡すと不意に彼の口が開いた。 「実弥、今度ちょっと向こうの街まで出かけてみないか」 「街まで、ですか」 向こうの街に行ったことがない訳では無い。 二人とも任務で何度も通りがかったことはあるし、そこの人とは僅かながらも交流はある。 何故だろうと考えて一つのことに思い至った。 瞬間笑いが込み上げてくる。 「かわいらしい」 思わず漏れ出た言葉。 今の彼を表すのにこれ以上他の言葉が見つからなかった。 「?!俺はただ一緒におはぎを食べに行こうと…!」 「師範の奢りですか?」 勿論だ!とむんとして胸を張る。 くすくすと漏れ出る笑いを抑えられないまま彼の顔を見つめる。 「楽しみにしてますね」 炭治郎さんと心の中だけで呟いて、風呂を沸かそうと風呂場に向かった。 「狡くないか…?!」 微かに聞こえた師範の声を聞いて実弥はまた声を出さずに笑った。 [newpage] この後めちゃくちゃおはぎを食べます。 めっちゃくちゃ純粋培養ぴゅあぴゅあのさねみんになりましたな楽しい。 うへへ楽しかったなあ。 これはあるだろ!って思って検索したらぜろなんだもんな吃驚しちゃいますよねほんとまあこれからアニメで裁判はありますし、きっと増えますよええ。 楽しみだなあ。 さねみんの声優さんは誰なんでしょうわくわくして夜しか寝れない。 どっきどっきわくわくの日々が続くなあ…。 まあまず私は🔥さんの声が聞こえて認識すると同時に🎵さんの声も聞こえてくると思うのでさねみんがくるまで生きてるかな生殺与奪を公式に握られてるんですよねオタクの性だしょうがねえな全く。 お目汚し失礼いたしましたここまで読んで頂きありがとうございます.

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