思い出のマーニー 十一。 思い出のマーニーのといちは何者?名前の由来や花売りの謎についても

思い出のマーニーの十一(といち)とマーニーの正体の考察は?ラスト結末のネタバレ(あらすじ)と感想は?

思い出のマーニー 十一

原作でのといちさんは「Wuntermenny」(ワンタメニー)という、こちらもちょっと変わった名前で登場しています。 「Wuntermenny」とは、といちさんの母親が彼を産んだ時に言った言葉、「One too many」(1人分余計)(ひどい)が、そのまま名前としてつけられてしまったようです。 といちさんは十一人兄弟の末っ子。 お母さんとしては「もう十分!」と思っていたところなのかもしれませんね。 ジブリ版でも、原作の「十一人兄弟の末っ子」という設定を生かし、十一番目の子で「十一(といち)」という名前にしたようです。 日本には昔から男の子の名前に数字を入れる名付け方があり、今でも広く行われています。 生まれた順に「太郎(一郎)、次郎(二郎)、三郎…」と付けるのはよく知られていますよね。 これらは 「輩行名」(はいこうめい)と呼ばれています。 この時、数字で「十一」以降は「郎」の字をつけないという場合があるそうで、といちさんもそのパターンのようです。 といちさんはもしかしたら「十一郎」さんだったかも?と考えると、ちょっと面白いですね。 といちは何をしている人? といちさんはとても無口なおじいさんで、その正体は作中でも謎に包まれています。 登場シーンも少なく、なんとセリフも物語最後にたった一言だけ! 十一「マーニー。 青い窓の向こうに閉じ込められた少女。 遠い昔の話だ。 」 といちさんは、意外とポエマーですね。 かなり薄い存在なのに、意味深なセリフで我々の心を掴んできます。 そう、マーニーのことを知っているのです! ほかにも杏奈が湿地のお屋敷から戻れなくなっているところにボートであらわれ、手を貸してくれるという、ヒーローのようなといちさん(ただし無言)。 コミュ障の杏奈も、何故かといちさんには心を開くようです。 なんとなく、似た者同士な雰囲気を感じ取っているのかもしれません。 といちさんはセリフや登場シーンが少ないため、素性は作中では明らかになりませんが、実は推測できる要素が少し出てきます。 マーニーが少女の頃つけていた日記を湿地のお屋敷で見つけ、読み進めていくと、「お屋敷のパーティーで、花売りの恰好をした子とダンスをした」とあります。 映画の中では、マーニーは杏奈に花売り娘の服を着せてパーティーに潜り込みますが、実際は、マーニーは誰と一緒だったのでしょうか? ここで候補に挙がるのが、「久子さん」と「といちさん」なのです。 映画の後半で、少女時代のマーニーと遊んだことがある、と登場する老婦人が久子さん。 マーニーと年頃が同じくらいで、数少ない友人だったのかもしれません。 そしてちょっと変わった説が、「花売りの恰好」をしていたのはといちさんだったのでは?というもの。 といちさんも、マーニーの日記に少しだけ登場しています。 「6月11日 この間の村の子たちがまた窓の下のところまで来ている。 みんなで小さな男の子をからかっていた。 その子が泣き出したので一人の子がお菓子をあげたら、泣きやんで食べた。 でも、その子がお菓子の袋まで食べてしまったので、みんなはまたからかいはじめた。 その子はぜんぜんいいかえさないの。 なんだかとてもかわいそうだった。 」 作中ではページが一瞬しか映りませんが、おそらくこの「小さな男の子」というのが幼い頃のといちさんなのでは?と考えられます。 マーニーとといちさんは顔見知りだったのかもしれません。 また、当時から「言い返さない」と書かれていて、かなり寡黙な性格なのが分かりますね。 そして、パーティーの時の日記に「花売りの恰好をした子」とダンスをした、としか書かれていないところが謎を呼びます。 もしそれが久子さんや和彦さんなら、そう書くのではないでしょうか? もしかしたら、マーニーも、顔見知りではあるけれど、「名前を知らない子」=といちさんだったとも考えられますね。 ダンスの相手が男の子であるのも、自然です。 ただ、杏奈の追体験の中では、花売りの子はスカートを履いています 杏奈の空想の中では、花売り=女の子だと思っているようです。 真相はといちさんの胸のなかに・・・。 そして、視聴者の想像にゆだねられているのかもしれませんね。 まとめ 思い出のマーニーに登場する寡黙なおじいさんの名前はといち。 原作での名前は「Wuntermenny」(ワンタメニー)で、母親が彼を産んだ時に言った言葉、「One too many」(1人分余計)をそのままつけられてしまった。 ジブリ版でも、原作の「十一人兄弟の末っ子」という設定を生かし、十一番目の子で「十一(といち)」という名前にした。 といちは子供の頃マーニーと交流があったかもしれない。 マーニーの日記に「花売りの恰好をした子」は、もしかしたらといちのことかもしれない。

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思い出のマーニーの十一(といち)の正体は花売り?名前の由来についても

思い出のマーニー 十一

【思い出のマーニー】といち 十一 の正体は? 名前の由来は11人兄弟の末っ子だからという理由だそうです。 「11人って本当?! 」と思いましたが、原作でも同じ設定のようです。 原作ではワンタメニー・ウエストという名前で、「この子はあまりんぼ」と母から言われていました。 映画でもしゃべらない老人で「10年に一度だけしかしゃべらない」と村の子供たちにからかわれていました。 ちなみに原作でも無口だそうですが、アニメよりはセリフが多かったようです。 十一も母から「あまりんぼ」と言われるくらいくらですから、愛されずに育ったというのは容易に想像できます。 親友はあまりいないそうで、周りと距離をおいていた杏奈と波長が合ったのかもしれません。 映画では湿っ地屋敷から出たあとに船に乗せてもらうなど、会話はありませんでしたが交流はそこそこあったようです。 マーニーの日記には、屋敷から見えた村の子供達の様子が書かれていました。 この間の村の子供達がまた窓の下のところまで来ている。 みんなで小さな男の子をからかっていた。 その子が泣き出したので一人の子がお菓子をあげたら、泣き止んで食べた。 でも、この子がお菓子の袋まで食べてしまったので、 みんなはたまからかいはじめた。 その子はぜんぜんいいかえさないの。 なんだかとてもかわいそうだった。 言い返せない子というのは十一のようだと思いました。 この日記が十一のことが書かれているとしたら、十一は幼い頃から無口であったことがうかがえます。 村の子供たちにからかわれていても無反応だったので、幼少の時から無口そうだ感じました。 【思い出のマーニー】十一は花売りでマーニーと会ったことがある? 映画ではマーニーに連れられて杏奈は屋敷のパーティーに花売りとして参加しました。 マーニーと杏奈が過ごす出来事は、祖母であったマーニーが子守唄代わりに話してくれた内容を元に空想として再現されています。 いうことは、花売りの場合、過去ではマーニーと花売りだった誰かとパーティーに参加しているはずです。 調べてみましたが映画も原作も花売りの正体については明かされてないようでした。 とはいっても、花売りは誰なのか気になるので調査してみることにしました。 十一が花売りだった? 花売りを十一がしていなかったか。 調べてみましたが、裏付けるような情報は見つかりませんでした。 原作でマーニーは村の子供達と遊ぶのを禁じられていたようです。 映画でも物語の終盤で久子から「両親が外出しても連れてってもらてなかった」と語っています。 脚本の丹羽圭子さんは、マーニーさんの家庭環境を独自に色々考えた上で脚本を執筆したそうです。 それによると、マーニーさんのお父さんは欧米の商社に勤めていて、日本に来た時にパーティーで知り合った日本人女性と結婚しマーニーさんが誕生した、と考えたのだとか😵 — アンク@金曜ロードSHOW! それでもばあやのしつけが厳しく、夜は寝ていないとばあやの目が光っているようなシーンもありました。 約束を破ったことがバレてしまいしまい、部屋から外に出してもらえなかったとマーニーが言っています。 そんな家庭環境にいるマーニーなので、偶然会うというシチュエーションがなければ、十一だけでなく村の子供達と交流を持つのは難しそうと感じました。 また、映画終盤で十一が「マーニー。 青い窓の向こうに閉じ込められた少女。 遠い昔の話しだ」 というセリフらしいセリフを十一が残していますよね。 マーニーの日記では村の子供達が屋敷の下の湿原まで来ているとの事なので、十一はマーニーのことを知っていても不自然ではありません。 あれだけ派手なパーティーと招待客の数です。 村の人達にとっては、その招待客の多さだけでも大人たちが驚いたり噂になって子供たちの耳に入ったのではないでしょうか。 村人たちはマーニーのことは知っているけど、マーニー自身は村の人たちのことが分からない。 といった感じだと思います。 花売りは久子? 映画ではマーニーと久子は友達で、久子が湿っ地屋敷を訪れてマーニーの部屋で遊ぶというエピソードが描かれています。 推測ですが湿っ地屋敷で行われるパーティーは、上流階級という言葉が合う人達の集まりという気がします。 そうすると、湿っ地屋敷に友人だったという久子も恵まれた生活を送っている女の子だと思うのです。 だとしたら、あえて花売りに変装しなくても、久子はドレスアップをしてパーティーに参加するのではないでしょうか。 Hikarisaki414 花の名前はムシャリンドウ 武者竜胆もしくは武佐竜胆) 花の名前の由来は、佐賀県の武佐 武佐 というところで発見されたからその名がついたんだそうです。 現在は絶滅危惧種に指定されている植物だと分かりました。 リンドウといっても、このムシャリンドウはシソ科の花です。 どこからリンドウという言葉がついたのかは謎ですが、花言葉は「凛とした」とのことでした! 最後まで読んでくださりありがとうございました!.

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映画「思い出のマーニー」あらすじネタバレと感想!動画を無料視聴する方法も紹介

思い出のマーニー 十一

思い出のマーニー 2014年に公開された『思い出のマーニー』は、スタジオジブリによる映画作品です。 主人公の少女杏奈が、マーニーと不思議な日々過ごすうちに心を開いていく姿が描かれています。 イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品(When Marnie Was There)が原作となっています。 米林宏昌(よねばやしひろまさ)監督は、『借りぐらしのアリエッティ 2010 』に続く2作目として『思い出のマーニー 2014 』を制作しました。 キャッチコピーは3つあり、それぞれポスターなどに使用されています。 「この世には目に見えない魔法の輪がある。 」 「あなたのことが大すき。 」 「あの入江で、わたしはあなたを待っている。 声優に有名な俳優陣を起用するなど、キャストにも注目が集まりました。 杏奈(あんな):高月彩良 久子 マーニーの屋敷の絵を描いている、中高年の久子。 マーニーの過去を知っている重要人物。 声優には女優の黒木瞳(くろきひとみ)さんが起用されている。 十一(といち) 屋敷への入江でボートを漕ぐ老人。 滅多に口を聞かず、作中では最後の最後に一言だけ、「マーニー、青い窓の向こうに閉じ込められた少女。 遠い昔の話しだ」というセリフがある。 彩香(さやか) 東京からマーニーの屋敷に引っ越してきた赤いメガネの少女。 マーニーの日記を見つけ、杏奈とともに謎を解くためマーニーについて調べている。 和彦(かずひこ) マーニーの幼馴染である少年。 のちにマーニーと結婚することになる。 思い出のマーニー:あらすじ 続いて、思い出のマーニーのあらすじについて紹介します。 自分のことが嫌いな杏奈は、学校でも浮いた存在で、友達もあまりいません。 病気がちで、たびたび喘息の発作を起こしてしまいます。 医者の勧めで、夏の間は空気のいい田舎で療養することに。 養母の頼子は心配性で、杏奈が笑わなくなったのは自分のせいだと思っています。 札幌から親戚である大岩夫妻の家にやってきた杏奈。 家に向かう車で、丘の上に「サイロ」という建物を発見します。 おじさんによるとサイロは家畜の餌を貯蔵するための場所で、いまは使われていないため子供たちの肝試しスポットになっているとのこと。 湿地を歩いて屋敷へ行くと、なんだか見覚えがあるような気がします。 気になった杏奈は中を探検し、しばらくしてからうちに帰ろうと外に出ました。 しかし、潮が満ちてしまい帰りの道がなくなっているのです。 困っていると無口な老人、十一(といち)がボートで現れ、対岸まで杏奈を運んでくれます。 その途中でボートから屋敷を見ると、誰もいないはずの屋敷に明かりが灯っているのが見えました。 家に帰っておじさんとおばさんに屋敷について訪ねると、以前は外国人が別荘として使っていたが、今は誰も住んでいないといいます。 おじさんは「湿っ地屋敷(しめっちやしき)」と呼ばれるあの屋敷には、幽霊が出るから行かないほうがいいと杏奈を脅かしました。 しかし、すぐに部屋のベッドで目を覚まします。 翌日、杏奈は湿地を訪れスケッチをしていました。 すると再び入江に足を踏み入れ、あの少女が屋敷の中で髪をとかされているのを再び目にするのです。 しかし今度も、目を覚ますといつの間にか部屋のベッドにいます。 短冊に、普通に過ごせますようにと書いた杏奈を、信子(のぶこ)は不思議がります。 瞳の色がブルーがかっていると興味を持たれ、放っておいてほしい杏奈は信子(のぶこ)に「太っちょ豚」と言い放ち喧嘩をしてしまいます。 祭りを抜け出した杏奈は浴衣のままボートに乗り込み、屋敷へと向かいます。 そこへあの金髪の少女が現れ、「こっちにロープを投げて!」と言って助けます。 金髪の少女はマーニーと名乗り、杏奈と友達になります。 帰り際にマーニーは「あなたは私の大事な秘密」「私たちのことは秘密だよ、永久に」と、自分のことを誰にも言わないように杏奈に伝えるのでした。 入江の奥に行こうというマーニーの提案で、2人はボートに乗り込みます。 マーニーにボートの漕ぎ方を教わりながら、仲を深める2人。 入江に着くと、マーニーは一晩に3つずつ質問をし合おうと言います。 家族のことや田舎に来た理由などを話しますが、「おばさんってだれ?」と質問されると急に言葉に詰まる杏奈。 なぜかおじさんとおばさんのことが思い出せません。 杏奈が記憶を辿って目を覚ますと、入江にひとり取り残されていました。 必死でマーニーを探すと、彼女は遠くからランプを持って駆け寄ってきます。 この時すでに夜になっていて、マーニーは杏奈が急にいなくなったのだといいます。 ばあやに見つかってしまい、もう寝る時間だと叱られますが、マーニーは自分の部屋にばあやを閉じ込めパーティーに参加します。 花売り娘として屋敷に入った杏奈は、なかでたくさんの人が豪華なパーティーをしているのを見ます。 マーニーが少年と楽しそうにダンスをしているのを見て、複雑な心境の杏奈。 あの男の子は誰かと尋ねるとマーニーは、幼馴染の和彦(かずひこ)だと言います。 マーニーは杏奈をダンスに誘い、二人は屋敷の庭で楽しそうに踊るのでした。 その夜、杏奈は道端で倒れているところを発見され、家に運ばれます。 服は汚れ、靴は片方なくしてしまっていました。 その後、杏奈はマーニーを思い出せなくなり、1週間ほど会えない日々が続きました。 屋敷に向かうと、東京から越してきた彩香(さやか)が窓から声をかけます。 「あなた、マーニーでしょ?」 彩香は屋敷でマーニーの日記を見つけ、いつも屋敷を見にきている杏奈こそが日記の持ち主だと思い込んでいました。 日記を見ると、パジャマのままボートで入江に行ったことや、パーティーで花売りの少女と踊ったことなど、杏奈も知っているマーニーの姿がありました。 杏奈は彩香に、マーニーは自分の空想だといいます。 彩香は、マーニーはきっといるとまだ信じています。 その後、杏奈がスケッチをしていると、屋敷の絵を描きに来た久子が現れ、杏奈の絵を見てマーニーが自分の知っている女の子に似ていると言います。 久々の再会を喜んだ杏奈は、マーニーに自分の部屋に来るように言いますが、マーニーは屋敷のそばを離れられないと言い、2人はマーニーの好きなところへ行くことに。 杏奈はうまくいっていない養母との関係のことをマーニーに話します。 役所からお金を受け取って自分を育てていることを打ち明けますが、マーニーはそれでもおばさまはあなたを愛しているはずだと言います。 一方、マーニーは両親になかなか会えないことや、ばあやとねえやたちにきつく当たられていることを話します。 また、マーニーは小さい頃、双子のねえやたちに意地悪でサイロに連れて行かれそうになったトラウマを語ります。 サイロに近づくにつれマーニーは、なぜか幼馴染の和彦に話しかけるように杏奈と接します。 そこへ彩香が通りかかり、破られた日記の続きを見つけたと言います。 彩香と話し終わると、マーニーは消えていました。 一人でサイロに向かった杏奈は、気味の悪いサイロの中でマーニーを見つけます。 一人泣いていたマーニーは、杏奈を和彦と思い込んでいます。 気がつくと杏奈は一人きりで、マーニーはその場からいなくなっていました。 日記の続きを読んでサイロについて知った彩香が、夜中にサイロへの道で倒れている杏奈を見つけます。 朦朧とする意識の中で杏奈は、マーニーが自分を置き去りにしたことを責めました。 夢の中で杏奈は屋敷へマーニーに会いに行きます。 マーニーが自分を置き去りにしたことを責めると、マーニーは「仕方なかった、あなたはあの時あそこには居なかった」と意味深なことを言います。 そして、「私はここから居なくならなければ行けない、あなたにサヨナラしなければいけない、だから杏奈私を許すと言って」と言います。 屋敷が描かれた絵には、「to Marnie from Hisako(マーニーへ、久子より)」と久子のサインが入っていました。 マーニーについて教えてほしいと久子の元を訪ねる杏奈と彩香。 悲しいお話になるけれど、と久子がマーニーについて語り始めます。 久子とマーニーは、かつて幼馴染でした。 久子はマーニーがパーティーのことを楽しそうに話すのを聞きながらも、両親から放って置かれていることやばあやたちにきつく当たられていることを知っていました。 マーニーは和彦と結婚し、札幌に引っ越して娘の絵美里(えみり)を設けます。 しかし、その後すぐに和彦が病気で亡くなり、マーニーもショックから病気がちになりました。 サナトリウム(療養所)に入ることになったマーニーは、仕方なく絵美里を全寮制の小学校に入れます。 13歳になって帰ってきた絵美里は、マーニーに反抗し、家出をして娘をもうけました。 しかし、絵美里とその夫は事故に遭い、残された子供をマーニーが育てることに。 マーニーもその後すぐに亡くなり、身寄りのない子供は養子に出されました。 あなたもマーニーに会ったのね、と久子は嬉しそうに笑いました。 十一(といち)のボートで杏奈と彩香がマーニーの話をしていると、「マーニー、青い窓の向こうに閉じ込められた少女。 遠い昔の話しだ」と十一が言います。 どうやら十一も、昔のマーニーを知っていたようです。 そこへ、頼子がタクシーで入江を通りかかり声をかけます。 杏奈は元気に答え、その様子に頼子も安心しました。 家に着くと頼子は、1枚に写真を杏奈に渡します。 それはあの屋敷の古い写真で、裏には「私の大好きな家 マーニー」と書かれていました。 その写真は幼い杏奈がもらわれてきたときに握りしめていたもので、杏奈の祖母のものだと言います。 マーニーは、杏奈の血の繋がったおばあちゃんだったのです。 頼子は役所からお金をもらっていることを話し、お金があろうとなかろうと、杏奈を大切に想う気持ちには変わりないと言います。 2人はやっと心のつながりを得て親子になったようでした。 おじさんおばさんや信子にあいさつをして、最後に久子のところに立ち寄ります。 杏奈は久子に、「母です」と頼子を紹介します。 また絵を描く約束をして、明るくなった杏奈は札幌へと帰るのでした。 久子や十一の話や写真からも、マーニーは杏奈のおばあちゃんであることが明らかになっています。 杏奈と同い年くらいの少女としてのマーニーは、杏奈が幼い頃に持っていた人形のイメージと似ています。 幼い頃持っていた人形と、幼い頃に聞いた祖母の話がリンクして、マーニーが出来上がったのでしょう。 途中で杏奈を和彦と呼ぶシーンも、祖母が和彦との思い出を語ったからそう再生されたのです。 マーニーが屋敷のそばを離れられないことも、行ったことのない場所に思い出話がないことを考えると納得です。 まず、杏奈が夢を見ているのかもしれないということ。 初めて金髪の少女を見たときや、サイロから戻りマーニーを責めるシーンでは、杏奈は部屋のベッドの中にいます。 一方で、靴をなくして倒れていたり、サイロの近くで彩香に声をかけられたときは、杏奈の身体は明らかにその場所にいます。 マーニーと会う場所は夢の中や入り江など様々ですが、空想(夢)と現実を同時に存在させることはできませんでした。 おじさんおばんさんのことが思い出せなくなったり、マーニーが突然消えたりしてしまうのです。 これは、当時マーニーがサイロに行って和彦が迎えにきて帰ったとき、杏奈はその場所にいなかったということを示しています。 また、「私はここから居なくならなければ行けない、あなたにサヨナラしなければいけない、だから杏奈、私を許すと言って」といった時の「許す」にも2つの意味があるとされています。 1つめは、サイロで杏奈を置いていってしまったこと。 そしてもう1つは、幼い杏奈を遺して祖母であるマーニーが死んでしまったことです。 杏奈の瞳はブルーがかっていましたが、マーニーも、ブロンドの髪に青い瞳を持つ少女です。 また、夫である和彦や娘の絵美里をなくしたマーニーの姿は、両親と祖母がいない孤独な杏奈とつながります。 頼子からもらった色鉛筆を使おうとはしなかったのです。 しかし、田舎で一夏を過ごし、頼子との関係も良好になったラストでは、マーニーの絵に色がついています。 杏奈の絵からも、彼女の変化がうかがえます。 思い出のマーニー:他のジブリ映画とのリンク 思い出のマーニーのワンシーン 『思い出のマーニー』には、他のジブリ映画のワンシーンを思い出させるようなシーンがいくつかあります。 まず、田舎に来た杏奈を乗せ、おじさんとおばさん家に向かう車。 車にはいろんなものがたくさん積まれていて、車の揺れに合わせて跳ねたり崩れたりします。 大ヒット映画『千と千尋の神隠し』で千尋の家族が引越しをする最初のシーンに似ていませんか? マーニーの家のパーティーで、花をさしだす杏奈の「ん!」というシーンも、カオナシ(千と千尋の神隠し)やカンタ(となりのトトロ)で見たことがあるような態度です。 また、靴を片方なくすというのも、『となりのトトロ』でメイを探しているときに田んぼから片方女の子の靴が出てきたのを思い出させます。 そして、屋敷の絵を描く久子の姿は、『風立ちぬ』の里見菜穂子にも似ているように思います。

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