ゆっくり 魔神 フームス。 家 蜘蛛の巣

家 蜘蛛の巣

ゆっくり 魔神 フームス

フームの本棚 ここは皆の小説置き場よ!感想は掲示板にね! MIDIはいかがです? 名前 メールアドレス タイトル 本文 URL 削除キー 項目の保存 こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。 [20] お笑いor哲学(何) - 2003年06月20日 金 17時19分 注意・・・・・この小説では任天堂のキャラを使っていますが、かなり性格が違うのでそのキャラのイメージを崩したくないっていう人は見ないほうが良いかと思います。 ・・・・・。 多分ね。 何 「ごぉぉぉぉぉぉ・・・・・・!!!!!」 唐突に始まったこの音。 皆さんは何の音かわかるだろうか? 分かるわきゃねぇ。 何 だってこれから始まるのは非常識的な奴らの 非常識的な日常の話しなんだから。 それでは始まり始まり・・・・・・・・・。 「あ〜〜いい朝だ。 ・・・・・・ってもう11時だけどな」 自分で遅く起きておいて,自分でつっこんでいる 黄緑の体に大きな目の人間・・・・って言うか恐竜。 だけど、そいつは笑顔だ。 でもやっぱりそいつは笑顔だ。 「そいつ」はピンク色で丸い形をしていた。 ・・・・・・・・・・・カービィだ。 けど何か裏がある笑顔で言った。 って言うか無理だしな」 カービィが笑顔で答えた。 しかし、カービィはいとも簡単によけて、口の中から ロケットランチャー・サブマシンガンなどの銃器を大量に出した。 ・・・・・・・・・・・。 そこは静けさを取り戻していた。 [21] 哲学詩〜今〜 - 2003年06月20日 金 17時37分 今、ひとつの命が消えた。 今、一人の人生が終わった。 今、ひとつの命が生まれた。 今、一人の人生が始まった。 命のめぐりは絶えない。 自分はその中にいる。 自分とはなんだろう? 自分とは何者だろう? 自分が今ココにいるわけはなんだろう? 自分が今ココで生きているのは何故だろう? 何故、自分は生きなければ生きなければならないのだろう? 何故、人を殺してはいけないのだろう? 何故、人は人を殺すのだろう? 何故、人は人を恨むのだろう? 何故、人は人を愛するのだろう? 何故、人は争うのだろう? 何故、人は悲しむのだろう? 何故、人は死にたいと思うのだろう? 何故、人は死にたくないと思うのだろう? 今、ひとつの命が消えた。 今、一人の人生が終わった。 今、ひとつの命が生まれた。 今、一人の人生が始まった。 そして今、地球はただ回りつづけている・・・・・・。 [22] 哲学詩〜部屋〜 - 2003年06月20日 金 17時48分 「俺は・・・・・何だ?」 暗い部屋でベッドの上に座ってふとつぶやく。 どこを見ても真っ暗で。 ただ真っ暗で・・・・。 ふと何かが見えた。 親友の姿だった。 つかもうとすると消えた。 一人だと思った。 心が泣いていた。 自分の心を理解してくれる人はいないと思った。 理解してくれる人がほしかった。 ふと、また親友の姿が見えた。 微笑んでいた。 ふと目から涙があふれた。 心は泣き止んでいた。 親友の姿は消えた。 一人じゃないと思った。 「俺は・・・・・俺だ」 ベットから立ち上がってカーテンを開けた。 月明かりが眩しかった。 部屋を見渡した。 暖かい光に満ちていた・・・・・・・。 [23] ヨシカビ その2 - 2003年06月23日 月 17時25分 ある日カービィが風邪をひいた。 その噂はネスと一緒に昼飯を食ってるヨッシーにも届いた。 「ほぉう・・・・・・。 カービィが風邪ねぇ・・・・」 明らかに何か企んでいる。 と、ネスが 「それじゃあお見舞いにでも行きますか??」 と言った。 「あぁ。 そうだな」 と言ってヨッシーは何か奥でごそごそしている。 「さて!!!!!!行くかネス!!!!!」 「待てぇい!!!!!!!!!」 ネスが叫んだのも無理はない。 ヨッシ-の両手と背中には大量の武器が あった。 「なんだよネス。 なんか問題でもあるか??」 「大ありじゃぁ!!!!!!!!!!」 「何がだよ」 「その大量の武器ですよ!!!BUKI!!!!!」 「あぁ、これか??コレは見舞い品さ」 「・・・・・・どんな??」 「ん??そりゃもうトドメをさすための」 すかさずネスの光速つっこみがはいったのだが、 すかさずヨッシーにすさまじいカウンターを食らったのは言うまでもあるまい・・・・・・・・・・。 「おぉ・・・・・。 きたかぇ、ヨッシー・・・」 カービィがじいさんバージョンになっている。 「誰だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ヨッシーの声ははるか宇宙のかなたまで 聞こえたとか聞こえなかったとか。 「手前それ風邪じゃなくてどこぞのじいさん飲み込んだだけだろうが!!!吐け!!今すぐ!!!!!!」 一時たって。 「あ〜〜〜〜死ぬかと思った!!!」 「死ぬか!!!あの程度で!!!!」 全く人騒がせな話ですな。 ネタ切れなのでここまで(おい) [30] THE BOOM好きなんですよ。 悪いか!! 何 - 2003年08月27日 水 17時31分 映画のポケモンの「水の都の護神」のエンディングをTHE BOOMの宮沢和史が歌ってるものでなんとなく書いてみる。 「ひとりぼっちじゃない」 作詞・歌 宮沢和史 作曲・coba 海に風が 朝に太陽が 必要なのと同じように 君のことを必要な人が かならず そばにいるよ 森に水が 夜には光が 必要なのと同じように 君のいのち こわれないように 誰かが祈っている どんなに遠く長い道のりでも いつかたどり着ける 歩き出さずに立ち止まってしまえば 夢は消えてゆくだろう 恐れないで 勇気捨てないで 君はひとりぼっちじゃない いつか ふたりで追いかけた星は 今でも 輝いてる 憎しみが うずまく未来が 僕らを飲み込んでも 信じ合い 許し合える心 いつでも なくさないで 空に月が 花にミツバチが 必要なのと同じように 君のことを必要な人が かならず そばにいるよ どんなに遠く長い坂道でも いつか登りきれる 歩き出さずに立ち止まってしまえば 夢は消えてゆくだろう 恐れないで 勇気捨てないで 君はひとりぼっちじゃない いつか ふたりでかけぬけた虹は 今でも 輝いてる 争いが絶えない世界に 僕らが迷い込んでも 愛し合い 分かち合える心 いつでも 忘れないで・・・ 流石は宮沢和史ですよ。 曲調が宮沢和史にしては珍しいモダン風っていうかオランダ風だな って思ってたらcobaさんの作曲だったのかぁ。 まぁ、もともと今回の「水の都の護神」自体が、 オランダ辺りをイメージした感じだったからなぁ。 [31] 鹿児島県 - 2003年08月27日 水 18時25分 はなわの「佐賀県」に対抗(?)して、「鹿児島県」を作ってみる。 次回を待て!! またねぇよ) [32] THE BOOM - 2003年08月29日 金 18時14分 なんとなくTHE BOOMの俺の選んだ名曲の一部の、 ほんの一部の歌詞を書いてみる。 なんで?とは突っ込まないでおいてくだせぇ。 誰? 島唄 繰り返す悲しみは 島渡る風のよう ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙 ささやかな幸せは うたかたの波の花 ウージの森で歌った友よ ウージの下で八千代の別れ 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を 海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を *ウージ・・・さとうきび 島唄は、THE BOOM最高のヒット曲であり、その歌詞内容も最高といってもいい。 もともとひめゆり隊のことなどを考えて作った曲で、 「ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら」 という所の意味は、さとうきび畑であなたと出会い、そしてその下。 つまり、 防空壕の中で自害し、永遠の別れとなる・・・・。 自分の心のすべてを込めて聞いてくれる人が喜ぶように、励ましになってくれるように、 そして、戦争の悲惨さなど、未来に向けて大事なことを忘れないようにと歌っている。 もうそれが聞いているだけで伝わってくる気がするのですよ。 だから好きなんだろうなぁ、と思う。 何 [33] - 2003年09月01日 月 16時26分 上の奴どれが題名でどれが歌詞か分かりませんな。 一応歌詞は、島唄・風になりたい・ありがとう ・十六夜月に照らされて・太陽アカラ 波キララ・沖縄に降る雪 ・からたち野道・この町のどこかに・僕にできるすべて ・朱鷺-トキ-の10個です。 ほんと何書いてんだ俺は。 [34] Legend of rainbow - 2003年09月03日 水 17時44分 珍しく長編の物語を書いてみようかと思う今日この頃。 第一話 『世の理に反するものは世によって滅ぼされる』 ココは小さな田舎町リゲル。 何もない村だが、そこの人々は平和に暮らしていた。 『あの事件』がおきるまでは・・・・・・・。 国暦2885年、6月42日。 突然空が黒く染まった。 そこにぽつんと見えたのは一人の、たった一人の男だった。 黒髪に金の瞳のその男は腕を一振りしただけだった。 ただそれだけだった。 その瞬間黒い閃光が走り、町は一瞬にして焼け野原と化した。 そこでただ一人生き残っていた子供がいた。 ダークブルーの髪に黒の瞳の9歳ほどの少年。 その少年は何が起こったのかが一時理解できなかったが、あと一人生き残っていた その男を見たときに感づいた。 「あぁ、この男がしたのだな」と。 その男が少年に近づく。 ふと、少年が口をあける。 「なんでこんな酷い事をするの??」 「なぜ、お前は酷いと言い切れる??」 少年は答えることができなかった。 賢い少年ではあったが、やはり少年だった。 「悪いがお前だけを助けるなどと、ひいきはしないタイプなのでな。 」 と、その男が腕を振り上げる。 と、その瞬間少年の中で何かが弾けた。 次の瞬間少年は鬼を見た。 自分の中から現れた恐ろしき鬼を。 すさまじき閃光が走った後に、そこにいたのは少年ただ一人だった。 『あの事件』から7年の月日が流れた。 少年は青年へと成長し、あの村からそう遠くない城下町に住んでいた。 あの時と同じダークブルーの髪に黒の瞳だった。 ただ、違ったことは背中に1m60cmはあろうかという長刀を背負っていた。 彼はハンター集会所 ギルド に入っていった。 「何か仕事はないですか??」 と、カウンターにいた人物に尋ねる。 そのカウンターの人物は青年をじろじろ見たあとに、 「またお前さんかセレン。 お前さん毎日毎日聞きに来るが、『あの事件』以来 モンスターがうじゃうじゃいるんだから適当に倒せばよかろうが。 」 と、言った。 「ん〜〜まぁ、そうなんだけどさ、どうせやるんだったら賞金の高いほうがいいだろ?」 カウンターの人物は、やれやれといって、手配書集をセレンに投げた。 セレンがそれを眺めていると、横から何者かがそれを取り上げた。 がたいのいい、いかにも悪人面の大男だった。 「あの〜〜それ今、俺が読んでたんですけど。 」 と、セレンが言うとその大男はギロッっとセレンを睨み、 「手前見てぇなガキができ仕事じゃねえんだよ。 」 と言った。 と、セレンは少し考えた後で、 「うぜぇよクズが。 人のもんを横からいきなり来て取り上げるような奴に 言われる筋合いも何もねぇんだよ。 」 と、笑顔で言った。 との迫力があまりにも凄かったせいで、大男は何も言えずに ただ手配書集を取られるばかりだった。 セレンはその中で一番値段の高かった奴を選び、いったん家に帰った。 セレンが家でいろいろ準備しているとドアを誰かがノックしてきた。 と、ひょこっとスカイブルーの髪に蒼い瞳の長身の青年が顔を出した。 「よお、セレン。 ま〜〜た、賞金首倒しに行くのか??」 「む。 ルアフか。 ん〜〜まあな。 」 「よ〜〜し俺もい・・」「行くとか言うなよ。 」 ルアフの言葉を読んでいたかのようにセレンがすばやく言う。 一時の沈黙の後、ルアフが一言。 ル「なんで??」 セ「邪魔だから。 」 ル「ひどくねぇ?それ。 」 セ「知るかそんなもん。 」 ル「どうしたら連れてってくれるんだよ。 」 セ「とりあえず自分の分の食料費出せ。 」 ル「ヤダ。 」 セ「じゃあ、あきらめろ。 」 ル「金ないねん!!」 セ「やかましい!!」 ル「どっちがだよ。 」 セ「お前だお前!!」 ル「HAHAHAHAHA。 」 セ「・・・・もうわかったから異界へ帰れ。 そして願わくば戻ってくんな。 」 ル「やだ。 」 セ「・・・・・絞殺と刺殺と毒殺。 どれがいい?? ちなみに生還とかほざいた場合にゃ即、惨殺な。 」 などなど、どうでもいい事が続いていった結果ルアフもついてくることになった。 続く ・・・・・・・・・・。 え〜〜〜この話に登場する人物はある程度オリジナルの人がいます。 (脇役以外) この回のセレンとルアフは誰がベースかわかるでしょう。 わはは・・・・・はぁ・・・。 ちなみに一番初めのあの言葉の意味は後々わかると思います。 実際の世界とは違うのでなぜか42日とかあったりしちゃいます。 国暦ってのはこっちで言う西暦ですね。 ・・・・・・・・・・。 ホント何書いてんだか。 [35] Legend of rainbow - 2003年09月03日 水 17時57分 第二話 「で、今回のはどんなのなんだ?」 ルアフがふと尋ねる。 「ん?あぁ、コクのあるまったりスープを利用した・・・。 」 セレンの思わぬ発言にルアフはしばし考えた後、 「・・・・・今日の晩飯のことじゃないからな。 」 「あっそう。 」 セレンは晩飯について語りたかったのか何かと不機嫌そうだ。 と、一時たって、 「ついたぞ。 」 と、セレンがつぶやく。 まだ不機嫌そうだ。 「ここかぁ。 何かいかにもな物騒なとこだなぁ。 」 ルアフがそう言うのも無理はない。 そこがいかにもな廃墟だったからだ。 「さて、奴さんはどこかな?」 セレンが見回す。 と、ルアフがセレンの買った食糧を食べ始めた。 「・・・・・・・・・・・。 ブチツ!! 」 セレンの中で何かが切れる音がした。 と、その瞬間セレンの長刀がルアフに向かって一直線に振り下ろされた。 と、ルアフはそれをすれすれで避けて、 「何すんねん!!」 「だから自分で買えって言っただろ!!!!」 「いいじゃん俺とお前の仲なんだから!!」 「お前いったいいくら借金ができてると思ってるんだ!!」 と、どうのこうの叫んでいるうちにセレンたちの上空に怪しき影があった。 と、その瞬間その影がセレンたちめがけて落ちてきた。 二人はそれを難なく避ける。 「どうやらお出ましのようだな。 」 ルアフが言った。 「騒いだおかげってのが気に食わんが探す手間が省けた。 」 セレンはやっぱり不機嫌だ。 っていうかさっきのことがさらに拍車をかけた様子だ。 セレンたちの前に落ちた影の正体は体長10mはあろうかという紅龍だった。 「剥製 はくせい にしたら高くで売れそうだな。 」 「どうせ邪魔なだけだろ。 」 ルアフの言葉にセレンがつっこむ。 と、龍が火を吹いてきた。 二人はそれをさっと避ける。 「ああいうふうにありがちに火を吹いて熱くないのかね。 」 「熱くないからやってんだろうよ。 」 セレンの素朴な疑問にルアフがさらっと答える。 「メンドイからルアフ、お前がやって。 」 「はぁ!?なんでだよ。 お前の仕事だろ!?」 「だからメンドイって言ってんじゃん。 」 「また無責任な・・・。 」 「思い存分やらせていただきます!!」 セレンのよく分かるような分からないような発言に ルアフは一瞬で従った。 と、また龍が火を吹いた。 が、ルアフはそれをかわすこともなく、拳を振りかざした。 「効かん効かん!!」 と、拳の風圧だけで炎を押し戻す。 瞬く間に炎は龍を包んだ。 「竜の焼き肉ってのもなかなかおつだな。 」 「だな。 」 セレンのおかしい発言にルアフはすんなり同意した。 が、しかしさすがに炎属性の龍に炎は効かないらしく、セレンたちを踏みつけようとした。 しかし、ルアフがそれをいとも簡単にそれを受け止めた。 「ま、伊達に鍛えてはいないってことですな。 」 「ふ〜〜ん。 でもさぁ、俺の長刀を突き刺したほうがダメージがあったと思うんだけど。 」 「でもお前しようとしなかったじゃん。 」 「まあな。 」 「第一、こんなでっかい龍が痛がるのか?」 「俺らが針で指された程度の痛さはあるんじゃねぇ?」 「痛いなそれは。 」 「どうでもいいが、お前それ重くないか?」 「ん?あぁ、そうだな。 」 ルアフはそのまま龍の体全体を持ち上げて、龍の体重任せに地面に拳を振り下ろした。 大爆音と共にルアフの拳が龍の腹に食い込む。 「何か弱いものいじめみたいでいやだなぁ。 」 「相手が龍なのにか。 」 ルアフにセレンがつっこむ。 と、やはり相手が龍だけに一筋縄ではいかないらしい。 龍は起き上がって、そのつめで引っかいてきた。 「つめが甘かったな。 」 「それギャグか?」 「・・・・・・・2〜3時間死んどけ。 そして起きてくんな。 」 セレンの言うつもりではなかったギャグにルアフがすばやく反応した。 そのルアフをセレンはおもいっきり殴り飛ばした。 「・・・・・結局俺か。 」 向かってくる龍にセレンが剣を構える。 「うせろ。 クズが。 」 一瞬のうちに龍の体は真っ二つになった。 そのセレンの姿はまさに鬼のようだった。 「また派手にやったな。 可哀想に。 」 殴り飛ばされたのにもう回復したルアフが言った。 「いやだとか悲しいだとかなんて思うのは人間の勝手であって、 人間の精神の世界のことでしかない。 そう思うことでの自己満足でしかないだろう。 」 「案外ひどいこというな・・・。 」 ルアフは何か言いかけたがセレンの悲しさを通り越したような 無表情を見たとたん何も言えなくなった。 辺りは暗くなりかけていた・・・・・。 続く [36] Legend of rainbow - 2003年09月05日 金 16時37分 上の2話、サブタイトル書き忘れてた。 第一話 〜序章〜 ・ 第二話 〜悲しみと強さ〜 です。 第三話 〜旅〜 次の日の朝セレンたちはギルドにいた。 ココの換金方法はいたって簡単である。 モンスターには必ず心臓部に『コア』という石がある。 それを持っていけば、モンスターは必ず死んだといえるし、 その色・形は、モンスターによって様々なので判りやすいのだ。 紅龍の『コア』は、正六角体のような形で、真紅色をしていた。 「で、親父さん、いくらですか?」 セレンがカウンターの親父に尋ねる。 「聞かんでも手配書に書いてあるじゃろうが。 1,000クロスじゃな。 」 この世界の通貨単位。 1クロス約1,000円。 ちなみにこの世界の最小通貨単位はレイト。 1クロス100レイト。 「いや、だって換金するときに値段がつりあがっていた、 何て事もあるでしょう?」 「ほんの何百分の一の確立じゃい。 あきらめろ。 」 セレンはぶつぶつ言いながらギルドを出た。 「で?いくらだった?」 外で待っていたルアフが聞いた。 「1,000クロス。 」 「やっぱりかぁ。 ま、どの道ものすごい価格なんだからいいだろ。 」 「まあな。 」 セレンはやっぱりどことなく不満そうだ。 「ところでルアフ、唐突だが俺、旅に出るわ。 」 「ホントに唐突になんやねん!!・・・・・・・・・何で?」 「いや、前々から旅をしようとは思っていたんだが、今回ので 旅に出るときの目標金額の、3,0000クロス貯まったからさ。 」 「・・・・・・ものすごい値段をさらりと言うな。 」 ルアフはしばし考えた後、 「あのさぁ、俺もついていって・・。 」「ついていっていい?? 何て聞くなよ。 」 またもや自分の台詞を先に言われたルアフはしばし固まった後、 「・・・・・・レイアも連れて行くから。 よろしく。 」 レイアとはルアフの妹のことだ。 「誰がいいといった!!それによけい悪いわ!!!」 「はぁ、わかってるよ。 金は自分らの用意するって。 」 「いや、そういう問題じゃなしに。 」 「冒険に危険はつきものとか言う気か??あいにく、 俺もレイアも弱くはないぞ。 それとも俺ら兄妹がいるとうるさいからか?」 セレンはふうと息を吐いた後、 「そうじゃなくて それもあるが 、 俺のためにお前の生き方を変えるなってことだよ。 」 「コレは俺が決めたことだからいいんだよ。 それに今回の旅の目的も大体わかる。 ・・・・『あの事件』の犯人であるあの男を捜すんだろ。 」 セレンはしばし沈黙した後、 「勝手にしろ。 」 とだけつぶやいて、家に帰っていった。 翌日、早朝にルアフと、あと一人うすいアメジストの長髪に、紫の瞳の少女が セレンの家の前にいた。 「なぁ、兄貴。 セレンまだ?」 「遅いよな。 ・・・・・もしや!!」 ルアフは扉をこじ開けた。 と、ルアフの予想通りセレンは ベッドで爆睡していた。 「起きんかい!!」 ルアフがベッドの近くで叫ぶと、高速でセレンの長刀がルアフのほほをかすめて、壁に刺さった。 ルアフが固まっていると、 「だめだよ、兄貴。 こうしなきゃ。 」 と、レイアがセレンの額に御札を貼った。 そして、 「爆。 」 と、言ったとたんに御札が爆発した。 一時たって、セレンがムクリと起き上がる。 「ほらね、兄貴。 起きたでしょう??」 「あぁ、やり方としては賢明だろうな。 でも、後のことをもうちょっと考えたほうがいいかもな。 」 その後に周辺住民に聞くとその日は赤い雨が降ったという。 「あと、2〜3kmで森の町フォレスだよ。 」 地図を見ていたなぜか無傷のレイアが言った。 「そうか。 着いたら旅の道具を買い込まないとな。 」 顔面中ぼこぼこのルアフが言った。 「・・・・まず、病院に行ったほうがいいんじゃない? 見苦しいし 」 「・・・・・・そうする。 (俺を盾にしやがったくせに)」 セレンはそのことを気にもとめずに歩いている。 と、目の前に何かが現れた。 ジェル状の生命体。 スライムだ。 お決まりの最弱モンスターだ。 」 ルアフが言った。 「と、言っても普通の人よりは強いでしょう?」 レイアが言う。 「スライムってカビやすいんだよな。 」 セレンが全然関係のないことを言う。 「水につけとけよ。 」 ルアフがそれに答える。 と、どうのこうのしている間に レイアがちゃっちゃとかたづけた。 「コア出たけど、どうするの?」 「そんなもん換金できたもんじゃないだろ。 」 セレンが言う。 「それもそうね。 」 レイアが答えた。 「お、フォレスが見えてきたぞ!!」 まだ顔面中ぼこぼこのルアフが叫んだ。 目の前には広大な森が広がっていた。 続く [37] Legend of rainbow - 2003年09月05日 金 16時43分 第四話 〜森の戦士〜 「着いたぁ!!」 ルアフが叫ぶ。 「兄貴よくその状況で叫べるね。 」 レイアが言う。 ルアフの顔はまだ腫れている。 「・・・・・・病院どこだ病院。 」 言われたとたんに思い出したらしく、急に元気がなくなった。 「鍛えてないからそうなるんだろ。 」 セレンがしれっと言う。 「いや、あんなにやられたら誰でもこうなると思いますよ。 セレンさん??」 レイアがつっこむ。 「・・・・・・・レイア、いいから病院・・・・・。 」 ルアフは死にそうだ。 「あぁ、はいはい。 セレン、どこで待ち合わせる?」 「ココのギルドに行っとく。 」 「また?いい加減やめれば?」 「いいじゃん別に。 」 「・・・・・・・・なぁ、レイア。 ・・・・病院・・・・・・・・。 」 「あぁ、はいはい。 死にかけない!!んじゃ、セレン。 」 「あ〜〜勝手に行って来い。 (できれば医者、治療失敗してくれねぇかな)」 ルアフたちが病院に行ってから、セレンはギルドに来ていた。 「ココのギルドの賞金首で、 一番賞金の高い賞金首ってどいつですか?」 ココのギルドのカウンターの人にセレンが聞いてみる 「こいつですね。 ま、あなたには無理だと思いますど。 」 と、手渡された賞金首手配書を見て、セレンは、はっとした。 そこに写っていたのは『あの事件』のあの男だった。 手配書にはこう書いてあった。 名 レヴィラー・デストゴット 賞金 10億クロス以上 能力 一切不明 「この男は今どこにいる!!」 セレンは怒鳴りつけるようにカウンターの男に言った。 「あ・・・あぁ、最近だとコロシアムのある戦いの街「バトロス」 で見かけた奴がいるとか。 」 「へぇ、そうなんですか。 」 いきなりセレンの後ろから、うすい黄緑の長髪に深緑の瞳の 14〜15歳ぐらいの青年が言った。 背には錫杖を背負っている。 「誰?あんた?」 セレンがきょとんとして尋ねる。 コレは失礼しました。 僕はスェルと言います。 僕もこの男には興味がありましてね。 どうせなら、 旅は道連れといいますし 一緒にバトロスまで行きません?」 「悪いですけど。 」 セレンは即座に断って、ギルドを出た。 「でも、僕強いですよ。 お金もありますし。 」 スェルが追って出てくる。 と、そこで治療を終えたルアフたちとばったり会った。 セレンにいやな予感がよぎった。 翌日、セレンたちは朝早く、バトロスに向かった。 と、セレンが、 「あのさぁ、ルアフ。 」 「何だ?セレン?」 「・・・・なんであの人がいるんだ?」 後ろではスェルとレイアが楽しそうに何か話している。 「へぇ〜〜〜スェルさんって仏教系の力を使うんですかぁ。 」 「レイアさんは?」 「私は御札とか、主にこの数珠ですね。 」 「へぇ。 けっこう長めの数珠ですね。 法力系なんですか?」 「そうなんですよ。 」 同じような力で、同じ年代だからか話しやすいらしい。 「ま、という訳でいいだろ?セレン。 」 「・・・・・・・・・・・・・。 」 「あ〜〜。 あ、あれだ。 旅は道連れにして殺すって言うだろ。 」 「[にして殺す]はいらん。 (もしやこいつキレる・・・?) ・・・・・まぁ、いいか。 」 セレンは少し不満そうだ。 ルアフはなんか笑顔だ。 そのうち、夜になり野宿することになった。 と、スェルが何か地面に書いている。 「何しているんですか?」 ルアフが聞くと、 「夜にモンスターに襲われないように結界はってるんです。 」 と、目を閉じて、 「梵天!!」 と、叫ぶ。 すると、仏が現れたかと思うと、 辺りを薄緑の結界が覆った。 「梵天。 静寂清浄の天の最高神ですね。 」 レイアが言った。 「ところで、スェルさん。 」 セレンが問う。 「あなたはレヴィラーに興味があるといってたけど、何故ですか?」 「あぁ、それはですね、単純に仏教の道から見て、 完全な悪であるレヴィラーを倒すことが使命であるということと、 単にその悪がはたして『あの事件』の伝説で語られるような 力を持っているのか?と、気になったものですから。 ・・・・・セレンさんは?」 聞かれてもセレンは黙ったままだった。 夜がゆっくりと過ぎていった。 続く このスェルのオリジナルになった人、わかる人にはわかる。 ・・・・と、思う。 (何) あぁ、疲れた。 [39] Legend of rainbow - 2003年09月22日 月 16時04分 第五話〜本当の心〜 フォレスを出てから3日後にセレンたちはバトロスに着いた。 コロシアムの時期が近いからか町はにぎわっていた。 「ふ〜〜〜ん。 なかなか楽しそうな町だな。 」 ルアフが言った。 「ところで、皆さん全員コロシアムに出るんですか?」 スェルが尋ねた。 「参加は自由でタダ。 しかも賞金あり。 ときたら出ないっていう奴はそういないだろ。 」 セレンが当たり前とばかりに言った。 「しかも、まぁ当たり前だけど殺人はなしだって。 」 レイアがそれに付け足す。 セレンたちはさっさと登録や買い物を済まして 翌々日、コロシアムの控え室に行った。 3〜4時間ほど待たされた後、いきなりトーナメントの 組み合わせが発表され、すぐさまバトルが始まった。 最初に順番が回ってきたのはスェルだった。 「それじゃあ、ちょっと行ってきます。 」 「逝ってきますなんて大変なことになるなよ。 」 冗談で言ったルアフの顔面にセレンの拳がとんだ。 「では第11回戦!!スェル・リーフラド選手VSボン・スラル選手です!!」 司会者が叫ぶと同時に試合は始まって、そして終わった。 観客はあっけにとられていた。 「わずか2秒もかからんとはやるなぁ。 」 控え室に戻ってきたスェルにルアフが感心したように言った。 「いえいえ、相手の方が手加減してくれたからですよ。 」 「謙遜しなくていいですよ。 強いのは確実なんだし。 」 セレンがずばりという。 次の試合はこのセレンだったが、これまた早かった。 と、なんやかんやでこんな大会でこんな奴らに そうそう勝てる奴がいるわけはなく、一気に4人とも準々決勝まで来た。 はいはい。 思いっきりはぶきましたよ。 全部書いたらキリないし。 と、ココに来てセレンとレイアが戦うことになった。 「・・・・・・・・やるか。 」 「いやだ。 」 レイアの即答に一時皆が固まる。 「・・・・・なら、辞退するか?」 セレンが問う。 「・・・・・・少なくとも殺されかけるよりはね。 」 「そうか。 」 セレンはそれだけ言って控え室を出て行った。 「殺されかけるってどういうことですか?」 「・・・・兄貴、言っていいと思う?」 「・・・・・少なくとも、あいつなら許しはするだろうな。 」 ルアフが何か考えながら言った。 「できれば、セレンにこの話を聞いたってことを 言わないでほしいんだけど・・・・。 」 レイアが続ける。 「わかりました。 」 スェルが真剣に答えた。 ルアフはただ、黙っていた。 「セレンは、さっきまで戦いぶりを見てたからわかると思うけど ものすごく強い。 でも、その強さはセレン自身だけの強さじゃないの。 」 「・・・・・どういうことですか?」 「セレンがあの男・・・つまりレヴィラーを追う理由は、 セレンが『あの事件』唯一の生存者だからなの。 」 「そうか!!だからあの時必死になって・・・。 」 「うん。 ところで、変だと思いません?」 「何をですか?」 「だって、セレンはわずか9歳の子供だったのに、 しかもレヴィラーと面と向かって話をしたのに なんで生きていたと思いますか?」 「そう言われると妙ですね。 ・・・・なんでですか?」 「・・・・セレンには『鬼神』がついているの。 」 「鬼神・・ですか?」 「うん。 すさまじい破壊力を持った神。 多分、その力を レヴィラーに殺されそうになったとき無意識に発動したんだと思うの。 」 「なるほど、その力で助かったはいいけど、今でもその力を 制御できない・・・・・と言うことですか。 」 「完全に制御できないというわけではないらしいんですけどね。 ところで、どうしてセレンがレヴィラーを 自分が助かったのに追い続けるのかわかりますか?」 「親や、親友の敵討ちのためですか?」 「まぁ、それもあるだろうけど、ココからは私たちの推測なんだけど、 たぶんセレンは自分の心を取り戻したいんだと思うの。 」 「心・・・ですか?」 「うん。 セレンはあんな事件にあったせいで、もしかしたら 鬼神のせいかもしれないんだけど本当の心をなくしてしまった。 だから、セレンにとって生物を殺すも物を壊すも同じことであって 人を殺すことにも何の抵抗もない。 さすがに人が人を殺すことは犯罪だからやったことはないけど、 セレンにとっては法律なんでものと同じ、『人』が作った 自分勝手の塊に過ぎない。 だからいつ人を殺してもおかしくないんです。 」 「だが、そんなことはこの俺がさせない。 」 今まで黙り続けていたルアフが口を開いた。 「あいつがこれ以上本当の心のことで悩むのを見るのは もう我慢できない。 」 「・・・・・辞退って係の人に言ってくる。 」 レイアが控え室を出て行った。 後には、沈黙が残るのみだった。 続く [40] Legend of rainbow - 2003年09月22日 月 16時08分 第六話〜鬼神と闘神〜 そのまま順調に試合は進んでいき、準決勝でセレンは ルアフと戦うことになった。 「どうするんですか?ルアフさん。 」 スェルが心配そうにたずねる。 「戦うさ。 少なくとも俺はあいつと同じぐらい強いからな。 」 「でも・・・・。 」 「大丈夫ですよ。 やばくなったらどうにかするし。 」 ルアフは笑顔で答えた。 と、係に呼ばれたので控え室を出て行った。 スェルにいやな予感がよぎった。 ルアフがステージに出てくるとセレンはもうとっくにそこにいた。 「ではいいですか?第58試合目!! セレン・バインド選手VSルアフ・レアイド選手です!!」 ゴングが鳴った。 が、両者とも動かない。 と、セレンが口をあけた。 「・・・・本当にいいんだな?」 「ああ。 」 その返事を聞くや否やセレンの長刀、銘は龍鉄。 その刀が ルアフに振りかざされた。 が、ルアフはそれをよけ、すぐに右の拳でセレンめがけて殴りかかる。 それをセレンは龍鉄で止めたが、すぐに左の拳がとんでくる。 それをジャンプでよけたセレンは間合いをあけた。 そのときセレンに何かが起きていた。 セレンに何者かが呼びかける。 破壊の衝動が上がってくる。 目の前がふっと暗くなる。 体が何かに支配されていくのがわかった。 と、次の瞬間セレンの中から『鬼』が現れた。 ものすごい闘気だ。 これはもう『鬼』ではなく、本当に『鬼神』だった。 と、次の瞬間一瞬にしてセレンはルアフを斬りつける。 あまりの力にギリギリガードしたルアフが吹き飛ぶ。 ルアフはステージの壁に当たって止まった。 すかさずセレン・・・いや、『鬼神』がルアフに斬りかかる。 ルアフはどうにか龍鉄を受け止める。 が、あまりもすさまじい力のせいで気を抜いたら そのまま斬られそうであった。 「・・・・くそが・・・。 いい加減にしやがれ!!」 ルアフが叫ぶと同時に龍鉄を弾き飛ばす。 「くらえ!!風華一閃!!」 真空をまとった拳がセレンめがけて飛んでいく。 しかし、いとも簡単に叩き斬られた。 それからはセレンの一方的な攻撃が続いた。 ルアフは血だらけになって倒れた。 ぴくりとも動かない。 一方鬼神化したセレンは止まることを知らない。 さらにルアフに猛攻をしかけようとする。 レイアがステージ外で何かを叫んでいる。 そのときルアフは自分の意識が薄れていっているのがわかった。 考えてる暇はねぇ。 少なくともあんたならそうなりそうにもないからな。 光がやむと、そこには鬼神の龍鉄を片手で受け止めている ルアフがいた。 傷は再生し、鬼神にも劣らぬ闘気がつつんでいた。 そして、その闘気は翼の生えた人のような形をしていた。 「いい加減目を覚ませよ。 セレン。 」 闘神・・・いや、ルアフの拳がセレンめがけてとんでいく。 が、セレンはそれをさっとよけすぐに反撃に出る。 しかしルアフもそれを避ける。 と、2人の全力の刀と拳が触れ合った瞬間すさまじい光が 辺りをつつんだ。 光がやむと2人とも倒れていた。 「こうなってしまうと先に起き上がったほうが勝ちですが・・・。 」 今まで何もいえなかった司会者がやっとこさそれだけ言った。 と、先にふらふら起き上がったのは・・・・・・・・・・・・・ セレンだった。 どうやらもう鬼神状態ではないようだ。 「・・・・この勝負、セレン・バインド選手の勝利です!!」 司会者が叫ぶと同時にセレンも倒れた。 セレンには救護班に運ばれている、ということだけが分かった。 続く [42] Legend of rainbow - 2003年10月01日 水 16時28分 第七話〜夜叉〜 セレンが気付くと、そこは救護室だった。 一時ぼ〜〜っとしていた後、はっとして、 「ルアフ!!ルアフは無事か!?」 と、救護係に叫んだ。 「いちいちそんな大声ださんでも分かるよ。 」 目隠しの布からひょこっと顔を出したのはルアフだった。 どうやら、先に目覚めていたらしい。 レイアとスェルの姿はない。 どうやらスェルの試合中らしい。 「お前・・・大丈夫か?」 「ん〜〜あぁ、お前が必死になって鬼神に急所に 当てさすまいとしてくれたおかげでな。 」 セレンはふうと、ため息をついた後に、 「違う。 アレは鬼神じゃない。 いや、確かに姿は鬼神だった。 」 「ええっと??・・・つまりお前にはあの時 鬼神の姿が見えていたわけだ。 」 「ああ。 ・・・確かに姿は鬼神だったんだが・・・まるで、そう、 別の何かが鬼神を操っているようにも見えた。 「どうしたんだ??ルアフ。 」 どうやらセレンには聞こえていないらしい。 「ん??あぁ、俺にもお前の鬼神同様に闘神っていう神が ついているらしくてな。 そいつが今話しかけてきたのさ。 」 「あぁ、あの時のあいつか。 」 セレンは鬼神状態になっているときの記憶が少しはあるらしい。 「で?何だって?」 ルアフが独り言のように闘神に問う。 」 「何だって??」 セレンがルアフに問う。 「ん?あぁ、セレン、お前には鬼神以外に夜叉っていう神をも超越する 荒ぶる鬼神がついてるらしい。 お前の変わり様はそいつのせいだろう・・と」 「夜叉・・・・・・。 」 考え込んでいるセレンたちのもとにレイアが大急ぎで駆け込んできた。 「どうしたんだ?レイア?」 ルアフが驚いて尋ねる。 「とにかく来て!!スェルさんが・・・スェルさんが大変なの!!」 その言葉を聞いたセレンたちは大急ぎでステージへと向かった。 と、そこでセレンたちは驚くでき光景を目にした。 スェルが血だらけになって倒れていた。 スェルの相手は黒いローブを着た男だった。 「・・・・し・・・勝者・・・オセ・キール選手・・・・。 」 司会者が震えながら言った。 オセという男は黙って去っていった。 直ちに救護班がスェルの介護にあたった。 スェルの治療中、控え室でレイアは 事のいきさつをセレンたちに話した。 「戦いが始まって、スェルさんが相手を押していたの。 で、相手を追い詰めたとき急に相手が光ったかと思ったら いきなり何かが飛び出してきて、次の瞬間スェルさんが あんなになって・・・・・。 その何か・・・一瞬しか、たった一瞬しか見れなかったけど・・・ あれは・・・黒い・・・悪魔だった・・・。 」 「悪魔?」 セレンが問う。 「うん・・・。 黒い翼の生えた・・・。 」 「・・・・神の一種か??」 ルアフが言った。 どうやら闘神に尋ねているらしい。 いろいろいるが・・・。 そんな神といえば死神や魔神、邪神といった所か・・・・。 しかし、少なくとも死神も魔神も違うだろう。 そうそう人間に力をかすわけがない。 多分、神の類ではないな。 」 「どうだって?」 セレンがルアフに聞いた。 「どうやら神の類ではないらしい。 それより格下の天使や悪魔らしい。 」 「なら、悪魔だろうな・・・。 」 「・・・・私、スェルさんを診てくる。 」 と、レイアが控え室を出るとほぼ同時に係の人が セレンを呼びに来た。 ついに決勝戦が始まる・・・・・・・・。 続く [43] Legend of rainbow - 2003年10月01日 水 16時30分 第八話〜殺人〜 すでにオセはステージ上に出ていた。 セレンはゆっくりとステージに近づいた。 「では!!決勝戦!! セレン・バインド選手VSオセ・キール選手です!!」 司会者が叫ぶと同時にゴングが鳴る。 その瞬間、オセがセレンに迫ってくる。 と、黒いローブの中から 何かが覗いた。 鉄爪だ。 1本が1mはあろうかという鉄爪だった。 が、しかしセレンの龍鉄のほうがリーチははるかに上だ。 セレンが龍鉄を上から振り下ろす。 が、オセはこれを簡単に避ける。 と、その瞬間龍鉄の刃が逆を向き、瞬速の下からの斬り上げが オセを斬り裂く。 「・・・・燕返し・・・・。 」 観客席で見ていたルアフがふともらす。 「え?」 観客席に来ていたレイアが首を傾ける。 「昔のある国の侍が使った究極無比と言われた剣技だ。 」 レイアは聞いているのか、いないのかただステージを見つめていた。 オセは斬られはしたもののまだ立っていた。 そして、微笑を浮かべて叫んだ。 「ま、なかなかやるけど弱いんだよ!!!!!!!!!」 オセを黒い霧が取り巻く。 と、レイアがはっとして、 「いけない!!アレがくる!!」 と叫ぶ。 が、その声がセレンに届くわけもない、 「行け!!ルシフェル!!!」 黒い羽の生えたあの悪魔がセレンに襲いかかる。 「・・・・悪いが、『まあまあだけど弱い』なんて、わけの分からん 言葉をいう奴にやられる気はない。 」 と、龍鉄を上に構える。 と、激しい闘気がセレンをつつむ。 鬼神・・・いや、夜叉だ。 セレンはその悪魔をいとも簡単に止めた。 その悪魔はまるで天使のように見えた。 ただ、違う所といえば 羽が黒く、血の色をした大爪がついていたことだった。 「斬り裂けぇ!!!ルシフェル!!!」 と、オセが叫ぶ。 するとルシフェルが反対の手でセレンを斬り裂こうとする。 が、次の瞬間黒い何かが動いたかと思うとルシフェルは バラバラになった。 「・・・・・・・・・・・は??」 オセは何がおきたのかが分かっていない様子だ。 セレンがその隙を逃すわけがなく、すぐに懐にもぐりこみ、 「旭日昇天。 」 と、思いっきり斬り上げた。 オセの体が高々と宙を舞う。 と、さらに落ちてきた所に上から斬り下げる。 「落日降天。 」 落ち来る勢いと刀の勢いが合わさって爪でガードしている オセの体に龍鉄が食いこむ。 思わず絶叫を上げるオセ。 「・・・・・・・・・やかましい。 ・・・・・獄門。 」 と、オセの首に龍鉄を突き下ろす。 オセの首は吹っ飛んだ。 観客たちは一時何がおきたのかが分からなかった。 が、すぐに悲鳴をあげて逃げ出し始めた。 そして、バトロスの兵隊がセレンに大急ぎで近づいてくる。 手には武器を持っている。 が、今のセレンにかなうわけもなく、次々と殺されていった。 と、ルアフが闘神状態で止めに入った。 「お前・・・!!くそっ!!止まれ!!!!」 ルアフの言いかけもむなしくセレンは暴れ続ける。 と、その瞬間セレンたちとは比べ物にならないほどの 闘気・・・・いや、殺気だった。 セレンはその殺気を覚えている。 あの男だ。 自分の村を、自分の親を、自分の友達を、 そして、自分の本当の心を奪っていった男。 黒い髪に黒い瞳のあの男。 レヴィラー・デストゴット。 その男に間違いなかった。 ふと上を見たセレンの目に あの男が映った。 セレンは即座に飛びかかる。 「レヴィラーァァァァァァァァ!!!!!!!!」 セレンのその声には殺気しかこもっていなかった。 「・・・・近づくな。 下賎な雑魚が。 」 あの黒い閃光だ。 あの黒い閃光がセレンを吹き飛ばす。 セレンが地面にたたきつけられる。 と、レヴィラーはすっと地面に降り立った。 「・・・ふん。 あのときのガキか。 頬って置けば強くなって 俺を楽しませてくれるかと思ったがこの程度とは残念だな。 」 レヴィラーがすっと右手を上にあげる。 「セレン!!」 ルアフが叫びながらレヴィラーに突進する。 「貴様ごときに俺は止められはしないさ。 」 レヴィラーが軽くルアフのほうに左手を向けただけで ルアフは吹っ飛んだ。 そして、レヴィラーは右手から黒い閃光が発されたと思った瞬間、 セレンの胸をつらぬいた。 セレンの意識がどんどん薄れていくなかで、 赤い血が噴き出しているのがセレンに見えた。 ルアフが何かを叫んでレヴィラーに向かっていっている。 レイアもそれに続いている。 そこでセレンの意識は途絶えた。 続く ・・・・・・・・何て言うかアレだ。 怖いって言うかグロイって言うか。 まぁ、俺の小説を書く上での得意分野が お笑い・哲学・戦争なので・・・・・・・。 許して。 ね?(何) [44] Legend of rainbow - 2003年10月06日 月 16時37分 第九話〜悟り〜 セレンが気付くと、辺りが真っ暗な所に立っていた。 「ここは・・。 そうか・・・俺はレヴィラーに負けて死んだのか。 セレンはそいつが何者か知っている。 ところで鬼神、前々から聞きたかったんだが・・。 分かってたのか。 何かヤバイものだってこと意外は。 そうか。 そうだろうな。 あんな奴らでも俺の親友だからな。 それが結局仲間を守ることにもつながる。 たとえ自分がその力に 飲み込まれそうになっても使いこなしてやるさ。 『仲間を守る力』なんてお前にもあわねぇだろ?鬼神。 気に入った。 「これが、レヴィラーか・・・強すぎるぜコレ。 まだまだコレからだぜ?」 「強がりはよすんだな。 」 レヴィラーが右手を前に出す。 「数珠術・爆!!」 その時レイアが数珠でレヴィラーを叩いた。 その瞬間爆発が起きる。 しかしレヴィラーはすでにそれを避けている。 「そろそろ終わりにするか・・・・。 」 いつの間にか空にいたレヴィラーの両手に黒い閃光が集まる。 「黒真雷!!」 それは黒い雷となってルアフたちを襲う。 「だめ・・・か・・・。 」 ルアフがそうつぶやいた瞬間ルアフたちの前に何かが現れ、 黒真雷をはじき返した。 「ほう・・・・生きていたか。 」 レヴィラーがそうつぶやく。 ルアフは信じられないという表情でつぶやいた。 「・・・・セレン。 」 「よう、よくこいつ相手に生きてたな。 」 すました顔でそういったセレンの手には龍鉄はなかった。 と、言うより龍鉄自体は持っているのだが刃がなかった。 本来刃があるべき所には何かイガのような 直径20cmほどの煙の塊のような黒い玉が ゆっくり回りながら浮かんでいた。 「ほう、『悟り』を得たか。 」 レヴィラーが面白そうにつぶやく。 「セレン、それなんだ?」 ルアフが尋ねる。 「鬼神の悟り、『破壊の黒』。 ・・・・究極の武器さ。 」 「・・・究極・・・ねぇ。 それよりどうしたんだ?その眼?」 セレンの瞳は金色に輝いていた。 「神眼。 その神それぞれが持っている特有の瞳で、 いろいろな能力があるらしい。 『悟り』の力を使うことで人間でも使えるようになるらしい」 「ふ〜〜ん・・・。 で、鬼神の神眼の能力は?」 と、その時レヴィラーの攻撃が飛んできた。 しかし、セレンはルアフの腕をつかみそこを離れ、回避した。 「ほう・・・俺の攻撃を避けるとは・・・。 」 「鬼神の神眼、千里眼。 能力は・・・。 」 と、またレヴィラーが不意打ちを仕掛けてくる。 「千里眼なぞ遠くが見えるだけで、使える奴など何人もいるわ!!」 「それがそうでもないんだな。 」 セレンはまたレヴィラーの攻撃をかわす。 「鬼神の千里眼はと億が見えるだけにあらず。 相手の行動を先読みすることができるのさ。 ・・・・さぁ、これからが本当に戦いだぜ?レヴィラー。 」 セレンの『破壊の黒』の黒い玉がいきなり5mはあろうかという 黒い巨大な刃になった。 と、一瞬でレヴィラーの懐に入り込む。 「速殺!!」 高速の突きを繰り出すセレン。 それを受け止めるレヴィラー。 セレンの『破壊の黒』の破壊力でもレヴィラーに ダメージを与えることはできないが、セレンも千里眼のおかげで 攻撃は受けない。 戦いは熾烈を極めた。 と、セレンが体力を消耗し始めた時、レヴィラーは 何かを思い出したように急に空高く舞い上がり、叫んだ。 「なかなか楽しませてもらった。 が、時間切れだ。 また会おう!!」 レヴィラーの姿は一瞬で見えなくなった。 セレンたちはただそこに倒れることしかできなかった。 続く [46] 抜殻 - 2003年11月27日 木 13時10分 僕は最近、ある村はずれの家によく行くんだ。 別に何があるってわけじゃないけどなんとなく毎日、足を運んでいる。 そこには一人の青年が暮らしている。 何歳なのかはわからない。 けど、見た感じ20歳にはなってないんじゃないだろうか。 そして、今日もそこに足を運ぶ。 「また来たのかい?」 暖炉のある部屋のゆり椅子に座って優しい声で話しかけてきた。 すでにテーブルの上にはまだ湯気の立っている紅茶と お菓子が用意してある。 一見、ボーっとしてるように見えるけど、しっかりしている。 「なんとなくね。 」 僕は椅子に座ってその紅茶を飲む。 「しかし、君も変わり者だね。 」 その青年は僕に話してきた。 「私は君の家族を殺したんだよ?それなのに敵を討つわけでもなく 毎日、私の家に来る。 」 僕は紅茶をテーブルに置いた。 「僕にとって家族なんてどうでもいい存在だったからね。 殺してもらったって悲しくもないしうれしくもない。 それより、気になるのは君がどうして殺人鬼になったのか? ってことだよ。 君は何のために殺人鬼になったんだい?」 その青年は穏やかに答えた。 「私は人を殺すことで悲しみも、ましてや快楽なんて感じない。 そうだからこそなれたんだろうね。 私が最初に殺した人は私の恋人だった。 私はそうだな・・いわゆる哲学者みたいなものだったのかな。 命のことについていつも考えていた。 そんなある日、彼女は僕にこういったんだ。 『私を殺したら全てがわかるんじゃない?』 私もなるほどと思った。 それが一番の近道だと思った。 私は彼女を心から愛していた。 だから、その言葉を彼女は本気で言ってることがわかった。 不思議なことにね、愛していた彼女を殺すとき 何も感じなかったよ。 おかしな話だろう?愛していたのにだよ? 君は『それは愛していなかったんだろう?』と言うかも しれない。 でも、そうじゃないんだ。 確かに私は彼女を愛していた。 でも、殺すときには何も感じなかった。 なぜそうなのかは今でもわからないんだ。 そうして、命について何かわかった気がしたよ。 でも、全てはわからなかった。 かと言って、他の人を殺す気もなかった。 ただ、一応、人を殺したのだから警察が来たさ。 この全宇宙で何の意味があるだろう法律を武器にしてね。 だから、その警察を殺した。 数人いたはずなのにね。 不思議と体が勝手に動いて、 全員殺していたんだ。 でも、それだけ殺したって命についてわからなかった。 そんなことをしたものだから、賞金首になっていろんな人から 狙われた。 別に逃げる気もなかったし、 来たら来たで殺せばよかった。 もちろん、殺した奴の家族にあって目の前で 泣かれた事もあったさ。 もちろん、どうでもよかったけど。 そうしていくうちにどんどん賞金は膨れ上がっていってね。 そんなうちに君の家族もやってきた。 もちろん、賞金目当てで。 だから殺した。 それだけさ。 」 話が終わる前に僕はすでに紅茶とお菓子を食べ終わっていた。 そして、銃を取り出した。 」 青年は驚く様子もなく、 「そうかもしれないね。 でも、それは後にとっておくよ。 」 僕が銃の引き金を引く前に、彼の刀が僕の首の 頚動脈をすっと斬っていった。 僕はとっさに彼の家を出来るだけ汚さないために、 傷口をきつく握り締めた。 「僕を殺して、何かわかりそうかい?」 僕は尋ねた。 「どうかな?少なくとも何も学べないということはなさそうだよ。 」 微笑して彼は答えた。 「そう、それはよかった」 そこで、僕の視界は真っ暗になったが何か聞こえた気がする。 「本当に君は変わり者だよ。 わざわざ僕の家を汚さないようにしてくれるなんて。 おかげで、君のお墓を作るだけで良さそうだ。 でも、君の後をつけてきた奴等はどうするかな・・?」 銃声は、一発なったら止んだ。 [47] 我全哲学 - 2003年12月09日 火 17時16分 辞書を引くと哲学とは、 『事物・人生・世界などの根本の原理を究める学問』とある。 俺は中1・・・いや、厳密に言うとそれよりも前から 哲学には興味があった。 何故、自分がここに存在して、動き、 笑ったり泣いたりしているのかという 誰もがいだきうる疑問。 まず、『人という存在への疑問』を考えてみる。 主にたんぱく質と人間に名付けられた物質で構成されている 細胞や、水などの多数の原子等が集まってできている存在。 それが何故か意思を持ち、動いている。 何故、それらの物質が集まることで動くことができるのか? 人間とまったく同じ物質を集めて、 それを人間の各部分と同じように混ぜ、 完璧に組み立てたとする。 しかし、それでその物質が動くだろうか? 動くはずが無い。 何故かは俺にはわからない。 そういえば、死体も動かない。 完全に人間と同じ物質であるにもかかわらず動かない。 と、ここである事を思いついた。 人間は『死んだ』という状況になっても それからまもなくならば 生き返らせることもできる場合があるという。 ここにヒントがあるのだろうか? 死体はもともと動いていたものなのでやり方によっては、 一度止まっても動くということなのだろうか? しかし、それは何故だ? 前に動いていたからといってまた動くという証明は無い。 死体と、人間と同じに作った物質が まったく同じ物質構造であっても その物質は絶対に動くことは無い。 しかし、死体は動き出すことがある。 ここで大抵の人は「魂があるから」とか答えるであろう。 では、『魂』とは何か? 人間の脳内で考える『精神』そのものなのか? それとも、目に見えない人間と動かす動力源となる 『何か』なのか? 『何か』とは何だ? いったい何がどうやってこの身体を動かし、 俺をこういう風に考えさせているのだろう? それはどう考えてもわからなかった。 これからも考えていきたいとは思っているが、 わかる日は来るのだろうか・・・・? 次に、『感情』について考えてみよう。 人は自分にとって楽しい事があれば笑い、 悲しい事があれば泣く。 その『感情』とは何か? 人が死んだ時に人は悲しむ。 『死』ということは「もう戻ってこないこと」とか、 『悲しい事』 「心臓が止まっていること」 「息をしていないこと」 と、人はほとんどがそう言う。 何故か? その事について以前こう考えた。 俺がたどり着いた『死』への考えとは、 『その物体の「ある部分」のある程度の範囲の細胞が ある理由でその本来の機能を果たさなくなり、 その「ある部分」の機能が止まり、 それが原因となって連鎖的に他の所の機能も止まり、 最終的にはその物体自身の機能全てが失われ、 止まり、動かなくなってしまうこと』 と、なった。 これならば「もう戻ってこないこと」とか、 『悲しい事』と言う答えは矛盾ではないだろうか? 実際、「もう戻ってこない」と言っても、 動かないとはいえ そこにその存在がある事には変わりない。 「戻っているじゃないか」と。 『悲しい事』と言うが その物体がそこに存在している以上、 そこにいるのだから何を悲しむ事が あるのだろうか? しかし、ココでひとつの疑問が浮かぶ。 前に死とは、「心臓が止まっていること」 「息をしていないこと」とあげた。 そしてこの『悲しい事』のあと一つ理由。 『動かなくなったこと』に人は悲しんでいるのだろうか? それもまた変だ。 たとえば、時計の針が電池切れで止まった。 これは悲しいことだろうか? 少なくとも俺はそうは思わない。 じゃあ、何が悲しいのか? その疑問を人にぶつけた時、ある友人は 「その人との『共有』の記憶が途絶えてしまうから」 と答えた。 「いままで続いてきた『共有』の記憶が ある日突然なくなってしまう。 このことを人は悲しんでいる」と。 納得できた。 なるほどと思った。 たしかにそんな気がする。 でも、同時に別の疑問が浮かぶ。 何故、『共有』の記憶が途絶えてしまうと悲しいのか? そのこともまた、わからぬままだ。 『世界という存在。 それに何の意味があるのか?』 それが今の俺の一番の疑問だ。 何のために植物は存在し、動物は存在し、物質は存在するのか? 宇宙でさえも存在する意味など無いのではないか? 俺らがいなくったって、宇宙が無くたって、 その空間のその時間は過ぎていく。 そんな時間の流れの中で全ての事に何の意味がある? そのことに人は何かと理由をつけるが その空間の中の人間という存在が作り上げた そのような考えが何故正しいといえる? 何故、全ての理にあっているといえる? そう、法律さえも言ってしまえば 正しいとはいえない無意味なものなのだろう。 そんな中に何故、自分は存在するのか? その存在の意味。 見つけ出してみたいものだ。 [52] カラオケ。 - 2004年01月14日 水 17時55分 暇なので。 カラオケでの点数を全部書いてみる。 俺は所詮THE BOOMしか上手く 歌えんのか。 (そうなんだろ) ・・・・まぁ、それはいいとしてさ、 何で閃光の最高点は 堀江 由衣なんだよ!!!! キモイわ!!!裏声使うな(え)!! ・・・・まぁ、二人で 『銀の龍の背に乗って』歌ってけどさ。 (歌うな!!) しっかし『ダンデライオン』が一番とは 予想外だったなぁ。 島唄90点・・・・。 ・・・微妙。 島唄2002なら95行くかな?(無理) ・・・って言うか皆は実際何点ぐらい 取ってるんだろ?.

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ゆっくり 魔神 フームス

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MIDIはいかがです? 名前 メールアドレス タイトル 本文 URL 削除キー 項目の保存 こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。 [20] お笑いor哲学(何) - 2003年06月20日 金 17時19分 注意・・・・・この小説では任天堂のキャラを使っていますが、かなり性格が違うのでそのキャラのイメージを崩したくないっていう人は見ないほうが良いかと思います。 ・・・・・。 多分ね。 何 「ごぉぉぉぉぉぉ・・・・・・!!!!!」 唐突に始まったこの音。 皆さんは何の音かわかるだろうか? 分かるわきゃねぇ。 何 だってこれから始まるのは非常識的な奴らの 非常識的な日常の話しなんだから。 それでは始まり始まり・・・・・・・・・。 「あ〜〜いい朝だ。 ・・・・・・ってもう11時だけどな」 自分で遅く起きておいて,自分でつっこんでいる 黄緑の体に大きな目の人間・・・・って言うか恐竜。 だけど、そいつは笑顔だ。 でもやっぱりそいつは笑顔だ。 「そいつ」はピンク色で丸い形をしていた。 ・・・・・・・・・・・カービィだ。 けど何か裏がある笑顔で言った。 って言うか無理だしな」 カービィが笑顔で答えた。 しかし、カービィはいとも簡単によけて、口の中から ロケットランチャー・サブマシンガンなどの銃器を大量に出した。 ・・・・・・・・・・・。 そこは静けさを取り戻していた。 [21] 哲学詩〜今〜 - 2003年06月20日 金 17時37分 今、ひとつの命が消えた。 今、一人の人生が終わった。 今、ひとつの命が生まれた。 今、一人の人生が始まった。 命のめぐりは絶えない。 自分はその中にいる。 自分とはなんだろう? 自分とは何者だろう? 自分が今ココにいるわけはなんだろう? 自分が今ココで生きているのは何故だろう? 何故、自分は生きなければ生きなければならないのだろう? 何故、人を殺してはいけないのだろう? 何故、人は人を殺すのだろう? 何故、人は人を恨むのだろう? 何故、人は人を愛するのだろう? 何故、人は争うのだろう? 何故、人は悲しむのだろう? 何故、人は死にたいと思うのだろう? 何故、人は死にたくないと思うのだろう? 今、ひとつの命が消えた。 今、一人の人生が終わった。 今、ひとつの命が生まれた。 今、一人の人生が始まった。 そして今、地球はただ回りつづけている・・・・・・。 [22] 哲学詩〜部屋〜 - 2003年06月20日 金 17時48分 「俺は・・・・・何だ?」 暗い部屋でベッドの上に座ってふとつぶやく。 どこを見ても真っ暗で。 ただ真っ暗で・・・・。 ふと何かが見えた。 親友の姿だった。 つかもうとすると消えた。 一人だと思った。 心が泣いていた。 自分の心を理解してくれる人はいないと思った。 理解してくれる人がほしかった。 ふと、また親友の姿が見えた。 微笑んでいた。 ふと目から涙があふれた。 心は泣き止んでいた。 親友の姿は消えた。 一人じゃないと思った。 「俺は・・・・・俺だ」 ベットから立ち上がってカーテンを開けた。 月明かりが眩しかった。 部屋を見渡した。 暖かい光に満ちていた・・・・・・・。 [23] ヨシカビ その2 - 2003年06月23日 月 17時25分 ある日カービィが風邪をひいた。 その噂はネスと一緒に昼飯を食ってるヨッシーにも届いた。 「ほぉう・・・・・・。 カービィが風邪ねぇ・・・・」 明らかに何か企んでいる。 と、ネスが 「それじゃあお見舞いにでも行きますか??」 と言った。 「あぁ。 そうだな」 と言ってヨッシーは何か奥でごそごそしている。 「さて!!!!!!行くかネス!!!!!」 「待てぇい!!!!!!!!!」 ネスが叫んだのも無理はない。 ヨッシ-の両手と背中には大量の武器が あった。 「なんだよネス。 なんか問題でもあるか??」 「大ありじゃぁ!!!!!!!!!!」 「何がだよ」 「その大量の武器ですよ!!!BUKI!!!!!」 「あぁ、これか??コレは見舞い品さ」 「・・・・・・どんな??」 「ん??そりゃもうトドメをさすための」 すかさずネスの光速つっこみがはいったのだが、 すかさずヨッシーにすさまじいカウンターを食らったのは言うまでもあるまい・・・・・・・・・・。 「おぉ・・・・・。 きたかぇ、ヨッシー・・・」 カービィがじいさんバージョンになっている。 「誰だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ヨッシーの声ははるか宇宙のかなたまで 聞こえたとか聞こえなかったとか。 「手前それ風邪じゃなくてどこぞのじいさん飲み込んだだけだろうが!!!吐け!!今すぐ!!!!!!」 一時たって。 「あ〜〜〜〜死ぬかと思った!!!」 「死ぬか!!!あの程度で!!!!」 全く人騒がせな話ですな。 ネタ切れなのでここまで(おい) [30] THE BOOM好きなんですよ。 悪いか!! 何 - 2003年08月27日 水 17時31分 映画のポケモンの「水の都の護神」のエンディングをTHE BOOMの宮沢和史が歌ってるものでなんとなく書いてみる。 「ひとりぼっちじゃない」 作詞・歌 宮沢和史 作曲・coba 海に風が 朝に太陽が 必要なのと同じように 君のことを必要な人が かならず そばにいるよ 森に水が 夜には光が 必要なのと同じように 君のいのち こわれないように 誰かが祈っている どんなに遠く長い道のりでも いつかたどり着ける 歩き出さずに立ち止まってしまえば 夢は消えてゆくだろう 恐れないで 勇気捨てないで 君はひとりぼっちじゃない いつか ふたりで追いかけた星は 今でも 輝いてる 憎しみが うずまく未来が 僕らを飲み込んでも 信じ合い 許し合える心 いつでも なくさないで 空に月が 花にミツバチが 必要なのと同じように 君のことを必要な人が かならず そばにいるよ どんなに遠く長い坂道でも いつか登りきれる 歩き出さずに立ち止まってしまえば 夢は消えてゆくだろう 恐れないで 勇気捨てないで 君はひとりぼっちじゃない いつか ふたりでかけぬけた虹は 今でも 輝いてる 争いが絶えない世界に 僕らが迷い込んでも 愛し合い 分かち合える心 いつでも 忘れないで・・・ 流石は宮沢和史ですよ。 曲調が宮沢和史にしては珍しいモダン風っていうかオランダ風だな って思ってたらcobaさんの作曲だったのかぁ。 まぁ、もともと今回の「水の都の護神」自体が、 オランダ辺りをイメージした感じだったからなぁ。 [31] 鹿児島県 - 2003年08月27日 水 18時25分 はなわの「佐賀県」に対抗(?)して、「鹿児島県」を作ってみる。 次回を待て!! またねぇよ) [32] THE BOOM - 2003年08月29日 金 18時14分 なんとなくTHE BOOMの俺の選んだ名曲の一部の、 ほんの一部の歌詞を書いてみる。 なんで?とは突っ込まないでおいてくだせぇ。 誰? 島唄 繰り返す悲しみは 島渡る風のよう ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙 ささやかな幸せは うたかたの波の花 ウージの森で歌った友よ ウージの下で八千代の別れ 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を 海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を *ウージ・・・さとうきび 島唄は、THE BOOM最高のヒット曲であり、その歌詞内容も最高といってもいい。 もともとひめゆり隊のことなどを考えて作った曲で、 「ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら」 という所の意味は、さとうきび畑であなたと出会い、そしてその下。 つまり、 防空壕の中で自害し、永遠の別れとなる・・・・。 自分の心のすべてを込めて聞いてくれる人が喜ぶように、励ましになってくれるように、 そして、戦争の悲惨さなど、未来に向けて大事なことを忘れないようにと歌っている。 もうそれが聞いているだけで伝わってくる気がするのですよ。 だから好きなんだろうなぁ、と思う。 何 [33] - 2003年09月01日 月 16時26分 上の奴どれが題名でどれが歌詞か分かりませんな。 一応歌詞は、島唄・風になりたい・ありがとう ・十六夜月に照らされて・太陽アカラ 波キララ・沖縄に降る雪 ・からたち野道・この町のどこかに・僕にできるすべて ・朱鷺-トキ-の10個です。 ほんと何書いてんだ俺は。 [34] Legend of rainbow - 2003年09月03日 水 17時44分 珍しく長編の物語を書いてみようかと思う今日この頃。 第一話 『世の理に反するものは世によって滅ぼされる』 ココは小さな田舎町リゲル。 何もない村だが、そこの人々は平和に暮らしていた。 『あの事件』がおきるまでは・・・・・・・。 国暦2885年、6月42日。 突然空が黒く染まった。 そこにぽつんと見えたのは一人の、たった一人の男だった。 黒髪に金の瞳のその男は腕を一振りしただけだった。 ただそれだけだった。 その瞬間黒い閃光が走り、町は一瞬にして焼け野原と化した。 そこでただ一人生き残っていた子供がいた。 ダークブルーの髪に黒の瞳の9歳ほどの少年。 その少年は何が起こったのかが一時理解できなかったが、あと一人生き残っていた その男を見たときに感づいた。 「あぁ、この男がしたのだな」と。 その男が少年に近づく。 ふと、少年が口をあける。 「なんでこんな酷い事をするの??」 「なぜ、お前は酷いと言い切れる??」 少年は答えることができなかった。 賢い少年ではあったが、やはり少年だった。 「悪いがお前だけを助けるなどと、ひいきはしないタイプなのでな。 」 と、その男が腕を振り上げる。 と、その瞬間少年の中で何かが弾けた。 次の瞬間少年は鬼を見た。 自分の中から現れた恐ろしき鬼を。 すさまじき閃光が走った後に、そこにいたのは少年ただ一人だった。 『あの事件』から7年の月日が流れた。 少年は青年へと成長し、あの村からそう遠くない城下町に住んでいた。 あの時と同じダークブルーの髪に黒の瞳だった。 ただ、違ったことは背中に1m60cmはあろうかという長刀を背負っていた。 彼はハンター集会所 ギルド に入っていった。 「何か仕事はないですか??」 と、カウンターにいた人物に尋ねる。 そのカウンターの人物は青年をじろじろ見たあとに、 「またお前さんかセレン。 お前さん毎日毎日聞きに来るが、『あの事件』以来 モンスターがうじゃうじゃいるんだから適当に倒せばよかろうが。 」 と、言った。 「ん〜〜まぁ、そうなんだけどさ、どうせやるんだったら賞金の高いほうがいいだろ?」 カウンターの人物は、やれやれといって、手配書集をセレンに投げた。 セレンがそれを眺めていると、横から何者かがそれを取り上げた。 がたいのいい、いかにも悪人面の大男だった。 「あの〜〜それ今、俺が読んでたんですけど。 」 と、セレンが言うとその大男はギロッっとセレンを睨み、 「手前見てぇなガキができ仕事じゃねえんだよ。 」 と言った。 と、セレンは少し考えた後で、 「うぜぇよクズが。 人のもんを横からいきなり来て取り上げるような奴に 言われる筋合いも何もねぇんだよ。 」 と、笑顔で言った。 との迫力があまりにも凄かったせいで、大男は何も言えずに ただ手配書集を取られるばかりだった。 セレンはその中で一番値段の高かった奴を選び、いったん家に帰った。 セレンが家でいろいろ準備しているとドアを誰かがノックしてきた。 と、ひょこっとスカイブルーの髪に蒼い瞳の長身の青年が顔を出した。 「よお、セレン。 ま〜〜た、賞金首倒しに行くのか??」 「む。 ルアフか。 ん〜〜まあな。 」 「よ〜〜し俺もい・・」「行くとか言うなよ。 」 ルアフの言葉を読んでいたかのようにセレンがすばやく言う。 一時の沈黙の後、ルアフが一言。 ル「なんで??」 セ「邪魔だから。 」 ル「ひどくねぇ?それ。 」 セ「知るかそんなもん。 」 ル「どうしたら連れてってくれるんだよ。 」 セ「とりあえず自分の分の食料費出せ。 」 ル「ヤダ。 」 セ「じゃあ、あきらめろ。 」 ル「金ないねん!!」 セ「やかましい!!」 ル「どっちがだよ。 」 セ「お前だお前!!」 ル「HAHAHAHAHA。 」 セ「・・・・もうわかったから異界へ帰れ。 そして願わくば戻ってくんな。 」 ル「やだ。 」 セ「・・・・・絞殺と刺殺と毒殺。 どれがいい?? ちなみに生還とかほざいた場合にゃ即、惨殺な。 」 などなど、どうでもいい事が続いていった結果ルアフもついてくることになった。 続く ・・・・・・・・・・。 え〜〜〜この話に登場する人物はある程度オリジナルの人がいます。 (脇役以外) この回のセレンとルアフは誰がベースかわかるでしょう。 わはは・・・・・はぁ・・・。 ちなみに一番初めのあの言葉の意味は後々わかると思います。 実際の世界とは違うのでなぜか42日とかあったりしちゃいます。 国暦ってのはこっちで言う西暦ですね。 ・・・・・・・・・・。 ホント何書いてんだか。 [35] Legend of rainbow - 2003年09月03日 水 17時57分 第二話 「で、今回のはどんなのなんだ?」 ルアフがふと尋ねる。 「ん?あぁ、コクのあるまったりスープを利用した・・・。 」 セレンの思わぬ発言にルアフはしばし考えた後、 「・・・・・今日の晩飯のことじゃないからな。 」 「あっそう。 」 セレンは晩飯について語りたかったのか何かと不機嫌そうだ。 と、一時たって、 「ついたぞ。 」 と、セレンがつぶやく。 まだ不機嫌そうだ。 「ここかぁ。 何かいかにもな物騒なとこだなぁ。 」 ルアフがそう言うのも無理はない。 そこがいかにもな廃墟だったからだ。 「さて、奴さんはどこかな?」 セレンが見回す。 と、ルアフがセレンの買った食糧を食べ始めた。 「・・・・・・・・・・・。 ブチツ!! 」 セレンの中で何かが切れる音がした。 と、その瞬間セレンの長刀がルアフに向かって一直線に振り下ろされた。 と、ルアフはそれをすれすれで避けて、 「何すんねん!!」 「だから自分で買えって言っただろ!!!!」 「いいじゃん俺とお前の仲なんだから!!」 「お前いったいいくら借金ができてると思ってるんだ!!」 と、どうのこうの叫んでいるうちにセレンたちの上空に怪しき影があった。 と、その瞬間その影がセレンたちめがけて落ちてきた。 二人はそれを難なく避ける。 「どうやらお出ましのようだな。 」 ルアフが言った。 「騒いだおかげってのが気に食わんが探す手間が省けた。 」 セレンはやっぱり不機嫌だ。 っていうかさっきのことがさらに拍車をかけた様子だ。 セレンたちの前に落ちた影の正体は体長10mはあろうかという紅龍だった。 「剥製 はくせい にしたら高くで売れそうだな。 」 「どうせ邪魔なだけだろ。 」 ルアフの言葉にセレンがつっこむ。 と、龍が火を吹いてきた。 二人はそれをさっと避ける。 「ああいうふうにありがちに火を吹いて熱くないのかね。 」 「熱くないからやってんだろうよ。 」 セレンの素朴な疑問にルアフがさらっと答える。 「メンドイからルアフ、お前がやって。 」 「はぁ!?なんでだよ。 お前の仕事だろ!?」 「だからメンドイって言ってんじゃん。 」 「また無責任な・・・。 」 「思い存分やらせていただきます!!」 セレンのよく分かるような分からないような発言に ルアフは一瞬で従った。 と、また龍が火を吹いた。 が、ルアフはそれをかわすこともなく、拳を振りかざした。 「効かん効かん!!」 と、拳の風圧だけで炎を押し戻す。 瞬く間に炎は龍を包んだ。 「竜の焼き肉ってのもなかなかおつだな。 」 「だな。 」 セレンのおかしい発言にルアフはすんなり同意した。 が、しかしさすがに炎属性の龍に炎は効かないらしく、セレンたちを踏みつけようとした。 しかし、ルアフがそれをいとも簡単にそれを受け止めた。 「ま、伊達に鍛えてはいないってことですな。 」 「ふ〜〜ん。 でもさぁ、俺の長刀を突き刺したほうがダメージがあったと思うんだけど。 」 「でもお前しようとしなかったじゃん。 」 「まあな。 」 「第一、こんなでっかい龍が痛がるのか?」 「俺らが針で指された程度の痛さはあるんじゃねぇ?」 「痛いなそれは。 」 「どうでもいいが、お前それ重くないか?」 「ん?あぁ、そうだな。 」 ルアフはそのまま龍の体全体を持ち上げて、龍の体重任せに地面に拳を振り下ろした。 大爆音と共にルアフの拳が龍の腹に食い込む。 「何か弱いものいじめみたいでいやだなぁ。 」 「相手が龍なのにか。 」 ルアフにセレンがつっこむ。 と、やはり相手が龍だけに一筋縄ではいかないらしい。 龍は起き上がって、そのつめで引っかいてきた。 「つめが甘かったな。 」 「それギャグか?」 「・・・・・・・2〜3時間死んどけ。 そして起きてくんな。 」 セレンの言うつもりではなかったギャグにルアフがすばやく反応した。 そのルアフをセレンはおもいっきり殴り飛ばした。 「・・・・・結局俺か。 」 向かってくる龍にセレンが剣を構える。 「うせろ。 クズが。 」 一瞬のうちに龍の体は真っ二つになった。 そのセレンの姿はまさに鬼のようだった。 「また派手にやったな。 可哀想に。 」 殴り飛ばされたのにもう回復したルアフが言った。 「いやだとか悲しいだとかなんて思うのは人間の勝手であって、 人間の精神の世界のことでしかない。 そう思うことでの自己満足でしかないだろう。 」 「案外ひどいこというな・・・。 」 ルアフは何か言いかけたがセレンの悲しさを通り越したような 無表情を見たとたん何も言えなくなった。 辺りは暗くなりかけていた・・・・・。 続く [36] Legend of rainbow - 2003年09月05日 金 16時37分 上の2話、サブタイトル書き忘れてた。 第一話 〜序章〜 ・ 第二話 〜悲しみと強さ〜 です。 第三話 〜旅〜 次の日の朝セレンたちはギルドにいた。 ココの換金方法はいたって簡単である。 モンスターには必ず心臓部に『コア』という石がある。 それを持っていけば、モンスターは必ず死んだといえるし、 その色・形は、モンスターによって様々なので判りやすいのだ。 紅龍の『コア』は、正六角体のような形で、真紅色をしていた。 「で、親父さん、いくらですか?」 セレンがカウンターの親父に尋ねる。 「聞かんでも手配書に書いてあるじゃろうが。 1,000クロスじゃな。 」 この世界の通貨単位。 1クロス約1,000円。 ちなみにこの世界の最小通貨単位はレイト。 1クロス100レイト。 「いや、だって換金するときに値段がつりあがっていた、 何て事もあるでしょう?」 「ほんの何百分の一の確立じゃい。 あきらめろ。 」 セレンはぶつぶつ言いながらギルドを出た。 「で?いくらだった?」 外で待っていたルアフが聞いた。 「1,000クロス。 」 「やっぱりかぁ。 ま、どの道ものすごい価格なんだからいいだろ。 」 「まあな。 」 セレンはやっぱりどことなく不満そうだ。 「ところでルアフ、唐突だが俺、旅に出るわ。 」 「ホントに唐突になんやねん!!・・・・・・・・・何で?」 「いや、前々から旅をしようとは思っていたんだが、今回ので 旅に出るときの目標金額の、3,0000クロス貯まったからさ。 」 「・・・・・・ものすごい値段をさらりと言うな。 」 ルアフはしばし考えた後、 「あのさぁ、俺もついていって・・。 」「ついていっていい?? 何て聞くなよ。 」 またもや自分の台詞を先に言われたルアフはしばし固まった後、 「・・・・・・レイアも連れて行くから。 よろしく。 」 レイアとはルアフの妹のことだ。 「誰がいいといった!!それによけい悪いわ!!!」 「はぁ、わかってるよ。 金は自分らの用意するって。 」 「いや、そういう問題じゃなしに。 」 「冒険に危険はつきものとか言う気か??あいにく、 俺もレイアも弱くはないぞ。 それとも俺ら兄妹がいるとうるさいからか?」 セレンはふうと息を吐いた後、 「そうじゃなくて それもあるが 、 俺のためにお前の生き方を変えるなってことだよ。 」 「コレは俺が決めたことだからいいんだよ。 それに今回の旅の目的も大体わかる。 ・・・・『あの事件』の犯人であるあの男を捜すんだろ。 」 セレンはしばし沈黙した後、 「勝手にしろ。 」 とだけつぶやいて、家に帰っていった。 翌日、早朝にルアフと、あと一人うすいアメジストの長髪に、紫の瞳の少女が セレンの家の前にいた。 「なぁ、兄貴。 セレンまだ?」 「遅いよな。 ・・・・・もしや!!」 ルアフは扉をこじ開けた。 と、ルアフの予想通りセレンは ベッドで爆睡していた。 「起きんかい!!」 ルアフがベッドの近くで叫ぶと、高速でセレンの長刀がルアフのほほをかすめて、壁に刺さった。 ルアフが固まっていると、 「だめだよ、兄貴。 こうしなきゃ。 」 と、レイアがセレンの額に御札を貼った。 そして、 「爆。 」 と、言ったとたんに御札が爆発した。 一時たって、セレンがムクリと起き上がる。 「ほらね、兄貴。 起きたでしょう??」 「あぁ、やり方としては賢明だろうな。 でも、後のことをもうちょっと考えたほうがいいかもな。 」 その後に周辺住民に聞くとその日は赤い雨が降ったという。 「あと、2〜3kmで森の町フォレスだよ。 」 地図を見ていたなぜか無傷のレイアが言った。 「そうか。 着いたら旅の道具を買い込まないとな。 」 顔面中ぼこぼこのルアフが言った。 「・・・・まず、病院に行ったほうがいいんじゃない? 見苦しいし 」 「・・・・・・そうする。 (俺を盾にしやがったくせに)」 セレンはそのことを気にもとめずに歩いている。 と、目の前に何かが現れた。 ジェル状の生命体。 スライムだ。 お決まりの最弱モンスターだ。 」 ルアフが言った。 「と、言っても普通の人よりは強いでしょう?」 レイアが言う。 「スライムってカビやすいんだよな。 」 セレンが全然関係のないことを言う。 「水につけとけよ。 」 ルアフがそれに答える。 と、どうのこうのしている間に レイアがちゃっちゃとかたづけた。 「コア出たけど、どうするの?」 「そんなもん換金できたもんじゃないだろ。 」 セレンが言う。 「それもそうね。 」 レイアが答えた。 「お、フォレスが見えてきたぞ!!」 まだ顔面中ぼこぼこのルアフが叫んだ。 目の前には広大な森が広がっていた。 続く [37] Legend of rainbow - 2003年09月05日 金 16時43分 第四話 〜森の戦士〜 「着いたぁ!!」 ルアフが叫ぶ。 「兄貴よくその状況で叫べるね。 」 レイアが言う。 ルアフの顔はまだ腫れている。 「・・・・・・病院どこだ病院。 」 言われたとたんに思い出したらしく、急に元気がなくなった。 「鍛えてないからそうなるんだろ。 」 セレンがしれっと言う。 「いや、あんなにやられたら誰でもこうなると思いますよ。 セレンさん??」 レイアがつっこむ。 「・・・・・・・レイア、いいから病院・・・・・。 」 ルアフは死にそうだ。 「あぁ、はいはい。 セレン、どこで待ち合わせる?」 「ココのギルドに行っとく。 」 「また?いい加減やめれば?」 「いいじゃん別に。 」 「・・・・・・・・なぁ、レイア。 ・・・・病院・・・・・・・・。 」 「あぁ、はいはい。 死にかけない!!んじゃ、セレン。 」 「あ〜〜勝手に行って来い。 (できれば医者、治療失敗してくれねぇかな)」 ルアフたちが病院に行ってから、セレンはギルドに来ていた。 「ココのギルドの賞金首で、 一番賞金の高い賞金首ってどいつですか?」 ココのギルドのカウンターの人にセレンが聞いてみる 「こいつですね。 ま、あなたには無理だと思いますど。 」 と、手渡された賞金首手配書を見て、セレンは、はっとした。 そこに写っていたのは『あの事件』のあの男だった。 手配書にはこう書いてあった。 名 レヴィラー・デストゴット 賞金 10億クロス以上 能力 一切不明 「この男は今どこにいる!!」 セレンは怒鳴りつけるようにカウンターの男に言った。 「あ・・・あぁ、最近だとコロシアムのある戦いの街「バトロス」 で見かけた奴がいるとか。 」 「へぇ、そうなんですか。 」 いきなりセレンの後ろから、うすい黄緑の長髪に深緑の瞳の 14〜15歳ぐらいの青年が言った。 背には錫杖を背負っている。 「誰?あんた?」 セレンがきょとんとして尋ねる。 コレは失礼しました。 僕はスェルと言います。 僕もこの男には興味がありましてね。 どうせなら、 旅は道連れといいますし 一緒にバトロスまで行きません?」 「悪いですけど。 」 セレンは即座に断って、ギルドを出た。 「でも、僕強いですよ。 お金もありますし。 」 スェルが追って出てくる。 と、そこで治療を終えたルアフたちとばったり会った。 セレンにいやな予感がよぎった。 翌日、セレンたちは朝早く、バトロスに向かった。 と、セレンが、 「あのさぁ、ルアフ。 」 「何だ?セレン?」 「・・・・なんであの人がいるんだ?」 後ろではスェルとレイアが楽しそうに何か話している。 「へぇ〜〜〜スェルさんって仏教系の力を使うんですかぁ。 」 「レイアさんは?」 「私は御札とか、主にこの数珠ですね。 」 「へぇ。 けっこう長めの数珠ですね。 法力系なんですか?」 「そうなんですよ。 」 同じような力で、同じ年代だからか話しやすいらしい。 「ま、という訳でいいだろ?セレン。 」 「・・・・・・・・・・・・・。 」 「あ〜〜。 あ、あれだ。 旅は道連れにして殺すって言うだろ。 」 「[にして殺す]はいらん。 (もしやこいつキレる・・・?) ・・・・・まぁ、いいか。 」 セレンは少し不満そうだ。 ルアフはなんか笑顔だ。 そのうち、夜になり野宿することになった。 と、スェルが何か地面に書いている。 「何しているんですか?」 ルアフが聞くと、 「夜にモンスターに襲われないように結界はってるんです。 」 と、目を閉じて、 「梵天!!」 と、叫ぶ。 すると、仏が現れたかと思うと、 辺りを薄緑の結界が覆った。 「梵天。 静寂清浄の天の最高神ですね。 」 レイアが言った。 「ところで、スェルさん。 」 セレンが問う。 「あなたはレヴィラーに興味があるといってたけど、何故ですか?」 「あぁ、それはですね、単純に仏教の道から見て、 完全な悪であるレヴィラーを倒すことが使命であるということと、 単にその悪がはたして『あの事件』の伝説で語られるような 力を持っているのか?と、気になったものですから。 ・・・・・セレンさんは?」 聞かれてもセレンは黙ったままだった。 夜がゆっくりと過ぎていった。 続く このスェルのオリジナルになった人、わかる人にはわかる。 ・・・・と、思う。 (何) あぁ、疲れた。 [39] Legend of rainbow - 2003年09月22日 月 16時04分 第五話〜本当の心〜 フォレスを出てから3日後にセレンたちはバトロスに着いた。 コロシアムの時期が近いからか町はにぎわっていた。 「ふ〜〜〜ん。 なかなか楽しそうな町だな。 」 ルアフが言った。 「ところで、皆さん全員コロシアムに出るんですか?」 スェルが尋ねた。 「参加は自由でタダ。 しかも賞金あり。 ときたら出ないっていう奴はそういないだろ。 」 セレンが当たり前とばかりに言った。 「しかも、まぁ当たり前だけど殺人はなしだって。 」 レイアがそれに付け足す。 セレンたちはさっさと登録や買い物を済まして 翌々日、コロシアムの控え室に行った。 3〜4時間ほど待たされた後、いきなりトーナメントの 組み合わせが発表され、すぐさまバトルが始まった。 最初に順番が回ってきたのはスェルだった。 「それじゃあ、ちょっと行ってきます。 」 「逝ってきますなんて大変なことになるなよ。 」 冗談で言ったルアフの顔面にセレンの拳がとんだ。 「では第11回戦!!スェル・リーフラド選手VSボン・スラル選手です!!」 司会者が叫ぶと同時に試合は始まって、そして終わった。 観客はあっけにとられていた。 「わずか2秒もかからんとはやるなぁ。 」 控え室に戻ってきたスェルにルアフが感心したように言った。 「いえいえ、相手の方が手加減してくれたからですよ。 」 「謙遜しなくていいですよ。 強いのは確実なんだし。 」 セレンがずばりという。 次の試合はこのセレンだったが、これまた早かった。 と、なんやかんやでこんな大会でこんな奴らに そうそう勝てる奴がいるわけはなく、一気に4人とも準々決勝まで来た。 はいはい。 思いっきりはぶきましたよ。 全部書いたらキリないし。 と、ココに来てセレンとレイアが戦うことになった。 「・・・・・・・・やるか。 」 「いやだ。 」 レイアの即答に一時皆が固まる。 「・・・・・なら、辞退するか?」 セレンが問う。 「・・・・・・少なくとも殺されかけるよりはね。 」 「そうか。 」 セレンはそれだけ言って控え室を出て行った。 「殺されかけるってどういうことですか?」 「・・・・兄貴、言っていいと思う?」 「・・・・・少なくとも、あいつなら許しはするだろうな。 」 ルアフが何か考えながら言った。 「できれば、セレンにこの話を聞いたってことを 言わないでほしいんだけど・・・・。 」 レイアが続ける。 「わかりました。 」 スェルが真剣に答えた。 ルアフはただ、黙っていた。 「セレンは、さっきまで戦いぶりを見てたからわかると思うけど ものすごく強い。 でも、その強さはセレン自身だけの強さじゃないの。 」 「・・・・・どういうことですか?」 「セレンがあの男・・・つまりレヴィラーを追う理由は、 セレンが『あの事件』唯一の生存者だからなの。 」 「そうか!!だからあの時必死になって・・・。 」 「うん。 ところで、変だと思いません?」 「何をですか?」 「だって、セレンはわずか9歳の子供だったのに、 しかもレヴィラーと面と向かって話をしたのに なんで生きていたと思いますか?」 「そう言われると妙ですね。 ・・・・なんでですか?」 「・・・・セレンには『鬼神』がついているの。 」 「鬼神・・ですか?」 「うん。 すさまじい破壊力を持った神。 多分、その力を レヴィラーに殺されそうになったとき無意識に発動したんだと思うの。 」 「なるほど、その力で助かったはいいけど、今でもその力を 制御できない・・・・・と言うことですか。 」 「完全に制御できないというわけではないらしいんですけどね。 ところで、どうしてセレンがレヴィラーを 自分が助かったのに追い続けるのかわかりますか?」 「親や、親友の敵討ちのためですか?」 「まぁ、それもあるだろうけど、ココからは私たちの推測なんだけど、 たぶんセレンは自分の心を取り戻したいんだと思うの。 」 「心・・・ですか?」 「うん。 セレンはあんな事件にあったせいで、もしかしたら 鬼神のせいかもしれないんだけど本当の心をなくしてしまった。 だから、セレンにとって生物を殺すも物を壊すも同じことであって 人を殺すことにも何の抵抗もない。 さすがに人が人を殺すことは犯罪だからやったことはないけど、 セレンにとっては法律なんでものと同じ、『人』が作った 自分勝手の塊に過ぎない。 だからいつ人を殺してもおかしくないんです。 」 「だが、そんなことはこの俺がさせない。 」 今まで黙り続けていたルアフが口を開いた。 「あいつがこれ以上本当の心のことで悩むのを見るのは もう我慢できない。 」 「・・・・・辞退って係の人に言ってくる。 」 レイアが控え室を出て行った。 後には、沈黙が残るのみだった。 続く [40] Legend of rainbow - 2003年09月22日 月 16時08分 第六話〜鬼神と闘神〜 そのまま順調に試合は進んでいき、準決勝でセレンは ルアフと戦うことになった。 「どうするんですか?ルアフさん。 」 スェルが心配そうにたずねる。 「戦うさ。 少なくとも俺はあいつと同じぐらい強いからな。 」 「でも・・・・。 」 「大丈夫ですよ。 やばくなったらどうにかするし。 」 ルアフは笑顔で答えた。 と、係に呼ばれたので控え室を出て行った。 スェルにいやな予感がよぎった。 ルアフがステージに出てくるとセレンはもうとっくにそこにいた。 「ではいいですか?第58試合目!! セレン・バインド選手VSルアフ・レアイド選手です!!」 ゴングが鳴った。 が、両者とも動かない。 と、セレンが口をあけた。 「・・・・本当にいいんだな?」 「ああ。 」 その返事を聞くや否やセレンの長刀、銘は龍鉄。 その刀が ルアフに振りかざされた。 が、ルアフはそれをよけ、すぐに右の拳でセレンめがけて殴りかかる。 それをセレンは龍鉄で止めたが、すぐに左の拳がとんでくる。 それをジャンプでよけたセレンは間合いをあけた。 そのときセレンに何かが起きていた。 セレンに何者かが呼びかける。 破壊の衝動が上がってくる。 目の前がふっと暗くなる。 体が何かに支配されていくのがわかった。 と、次の瞬間セレンの中から『鬼』が現れた。 ものすごい闘気だ。 これはもう『鬼』ではなく、本当に『鬼神』だった。 と、次の瞬間一瞬にしてセレンはルアフを斬りつける。 あまりの力にギリギリガードしたルアフが吹き飛ぶ。 ルアフはステージの壁に当たって止まった。 すかさずセレン・・・いや、『鬼神』がルアフに斬りかかる。 ルアフはどうにか龍鉄を受け止める。 が、あまりもすさまじい力のせいで気を抜いたら そのまま斬られそうであった。 「・・・・くそが・・・。 いい加減にしやがれ!!」 ルアフが叫ぶと同時に龍鉄を弾き飛ばす。 「くらえ!!風華一閃!!」 真空をまとった拳がセレンめがけて飛んでいく。 しかし、いとも簡単に叩き斬られた。 それからはセレンの一方的な攻撃が続いた。 ルアフは血だらけになって倒れた。 ぴくりとも動かない。 一方鬼神化したセレンは止まることを知らない。 さらにルアフに猛攻をしかけようとする。 レイアがステージ外で何かを叫んでいる。 そのときルアフは自分の意識が薄れていっているのがわかった。 考えてる暇はねぇ。 少なくともあんたならそうなりそうにもないからな。 光がやむと、そこには鬼神の龍鉄を片手で受け止めている ルアフがいた。 傷は再生し、鬼神にも劣らぬ闘気がつつんでいた。 そして、その闘気は翼の生えた人のような形をしていた。 「いい加減目を覚ませよ。 セレン。 」 闘神・・・いや、ルアフの拳がセレンめがけてとんでいく。 が、セレンはそれをさっとよけすぐに反撃に出る。 しかしルアフもそれを避ける。 と、2人の全力の刀と拳が触れ合った瞬間すさまじい光が 辺りをつつんだ。 光がやむと2人とも倒れていた。 「こうなってしまうと先に起き上がったほうが勝ちですが・・・。 」 今まで何もいえなかった司会者がやっとこさそれだけ言った。 と、先にふらふら起き上がったのは・・・・・・・・・・・・・ セレンだった。 どうやらもう鬼神状態ではないようだ。 「・・・・この勝負、セレン・バインド選手の勝利です!!」 司会者が叫ぶと同時にセレンも倒れた。 セレンには救護班に運ばれている、ということだけが分かった。 続く [42] Legend of rainbow - 2003年10月01日 水 16時28分 第七話〜夜叉〜 セレンが気付くと、そこは救護室だった。 一時ぼ〜〜っとしていた後、はっとして、 「ルアフ!!ルアフは無事か!?」 と、救護係に叫んだ。 「いちいちそんな大声ださんでも分かるよ。 」 目隠しの布からひょこっと顔を出したのはルアフだった。 どうやら、先に目覚めていたらしい。 レイアとスェルの姿はない。 どうやらスェルの試合中らしい。 「お前・・・大丈夫か?」 「ん〜〜あぁ、お前が必死になって鬼神に急所に 当てさすまいとしてくれたおかげでな。 」 セレンはふうと、ため息をついた後に、 「違う。 アレは鬼神じゃない。 いや、確かに姿は鬼神だった。 」 「ええっと??・・・つまりお前にはあの時 鬼神の姿が見えていたわけだ。 」 「ああ。 ・・・確かに姿は鬼神だったんだが・・・まるで、そう、 別の何かが鬼神を操っているようにも見えた。 「どうしたんだ??ルアフ。 」 どうやらセレンには聞こえていないらしい。 「ん??あぁ、俺にもお前の鬼神同様に闘神っていう神が ついているらしくてな。 そいつが今話しかけてきたのさ。 」 「あぁ、あの時のあいつか。 」 セレンは鬼神状態になっているときの記憶が少しはあるらしい。 「で?何だって?」 ルアフが独り言のように闘神に問う。 」 「何だって??」 セレンがルアフに問う。 「ん?あぁ、セレン、お前には鬼神以外に夜叉っていう神をも超越する 荒ぶる鬼神がついてるらしい。 お前の変わり様はそいつのせいだろう・・と」 「夜叉・・・・・・。 」 考え込んでいるセレンたちのもとにレイアが大急ぎで駆け込んできた。 「どうしたんだ?レイア?」 ルアフが驚いて尋ねる。 「とにかく来て!!スェルさんが・・・スェルさんが大変なの!!」 その言葉を聞いたセレンたちは大急ぎでステージへと向かった。 と、そこでセレンたちは驚くでき光景を目にした。 スェルが血だらけになって倒れていた。 スェルの相手は黒いローブを着た男だった。 「・・・・し・・・勝者・・・オセ・キール選手・・・・。 」 司会者が震えながら言った。 オセという男は黙って去っていった。 直ちに救護班がスェルの介護にあたった。 スェルの治療中、控え室でレイアは 事のいきさつをセレンたちに話した。 「戦いが始まって、スェルさんが相手を押していたの。 で、相手を追い詰めたとき急に相手が光ったかと思ったら いきなり何かが飛び出してきて、次の瞬間スェルさんが あんなになって・・・・・。 その何か・・・一瞬しか、たった一瞬しか見れなかったけど・・・ あれは・・・黒い・・・悪魔だった・・・。 」 「悪魔?」 セレンが問う。 「うん・・・。 黒い翼の生えた・・・。 」 「・・・・神の一種か??」 ルアフが言った。 どうやら闘神に尋ねているらしい。 いろいろいるが・・・。 そんな神といえば死神や魔神、邪神といった所か・・・・。 しかし、少なくとも死神も魔神も違うだろう。 そうそう人間に力をかすわけがない。 多分、神の類ではないな。 」 「どうだって?」 セレンがルアフに聞いた。 「どうやら神の類ではないらしい。 それより格下の天使や悪魔らしい。 」 「なら、悪魔だろうな・・・。 」 「・・・・私、スェルさんを診てくる。 」 と、レイアが控え室を出るとほぼ同時に係の人が セレンを呼びに来た。 ついに決勝戦が始まる・・・・・・・・。 続く [43] Legend of rainbow - 2003年10月01日 水 16時30分 第八話〜殺人〜 すでにオセはステージ上に出ていた。 セレンはゆっくりとステージに近づいた。 「では!!決勝戦!! セレン・バインド選手VSオセ・キール選手です!!」 司会者が叫ぶと同時にゴングが鳴る。 その瞬間、オセがセレンに迫ってくる。 と、黒いローブの中から 何かが覗いた。 鉄爪だ。 1本が1mはあろうかという鉄爪だった。 が、しかしセレンの龍鉄のほうがリーチははるかに上だ。 セレンが龍鉄を上から振り下ろす。 が、オセはこれを簡単に避ける。 と、その瞬間龍鉄の刃が逆を向き、瞬速の下からの斬り上げが オセを斬り裂く。 「・・・・燕返し・・・・。 」 観客席で見ていたルアフがふともらす。 「え?」 観客席に来ていたレイアが首を傾ける。 「昔のある国の侍が使った究極無比と言われた剣技だ。 」 レイアは聞いているのか、いないのかただステージを見つめていた。 オセは斬られはしたもののまだ立っていた。 そして、微笑を浮かべて叫んだ。 「ま、なかなかやるけど弱いんだよ!!!!!!!!!」 オセを黒い霧が取り巻く。 と、レイアがはっとして、 「いけない!!アレがくる!!」 と叫ぶ。 が、その声がセレンに届くわけもない、 「行け!!ルシフェル!!!」 黒い羽の生えたあの悪魔がセレンに襲いかかる。 「・・・・悪いが、『まあまあだけど弱い』なんて、わけの分からん 言葉をいう奴にやられる気はない。 」 と、龍鉄を上に構える。 と、激しい闘気がセレンをつつむ。 鬼神・・・いや、夜叉だ。 セレンはその悪魔をいとも簡単に止めた。 その悪魔はまるで天使のように見えた。 ただ、違う所といえば 羽が黒く、血の色をした大爪がついていたことだった。 「斬り裂けぇ!!!ルシフェル!!!」 と、オセが叫ぶ。 するとルシフェルが反対の手でセレンを斬り裂こうとする。 が、次の瞬間黒い何かが動いたかと思うとルシフェルは バラバラになった。 「・・・・・・・・・・・は??」 オセは何がおきたのかが分かっていない様子だ。 セレンがその隙を逃すわけがなく、すぐに懐にもぐりこみ、 「旭日昇天。 」 と、思いっきり斬り上げた。 オセの体が高々と宙を舞う。 と、さらに落ちてきた所に上から斬り下げる。 「落日降天。 」 落ち来る勢いと刀の勢いが合わさって爪でガードしている オセの体に龍鉄が食いこむ。 思わず絶叫を上げるオセ。 「・・・・・・・・・やかましい。 ・・・・・獄門。 」 と、オセの首に龍鉄を突き下ろす。 オセの首は吹っ飛んだ。 観客たちは一時何がおきたのかが分からなかった。 が、すぐに悲鳴をあげて逃げ出し始めた。 そして、バトロスの兵隊がセレンに大急ぎで近づいてくる。 手には武器を持っている。 が、今のセレンにかなうわけもなく、次々と殺されていった。 と、ルアフが闘神状態で止めに入った。 「お前・・・!!くそっ!!止まれ!!!!」 ルアフの言いかけもむなしくセレンは暴れ続ける。 と、その瞬間セレンたちとは比べ物にならないほどの 闘気・・・・いや、殺気だった。 セレンはその殺気を覚えている。 あの男だ。 自分の村を、自分の親を、自分の友達を、 そして、自分の本当の心を奪っていった男。 黒い髪に黒い瞳のあの男。 レヴィラー・デストゴット。 その男に間違いなかった。 ふと上を見たセレンの目に あの男が映った。 セレンは即座に飛びかかる。 「レヴィラーァァァァァァァァ!!!!!!!!」 セレンのその声には殺気しかこもっていなかった。 「・・・・近づくな。 下賎な雑魚が。 」 あの黒い閃光だ。 あの黒い閃光がセレンを吹き飛ばす。 セレンが地面にたたきつけられる。 と、レヴィラーはすっと地面に降り立った。 「・・・ふん。 あのときのガキか。 頬って置けば強くなって 俺を楽しませてくれるかと思ったがこの程度とは残念だな。 」 レヴィラーがすっと右手を上にあげる。 「セレン!!」 ルアフが叫びながらレヴィラーに突進する。 「貴様ごときに俺は止められはしないさ。 」 レヴィラーが軽くルアフのほうに左手を向けただけで ルアフは吹っ飛んだ。 そして、レヴィラーは右手から黒い閃光が発されたと思った瞬間、 セレンの胸をつらぬいた。 セレンの意識がどんどん薄れていくなかで、 赤い血が噴き出しているのがセレンに見えた。 ルアフが何かを叫んでレヴィラーに向かっていっている。 レイアもそれに続いている。 そこでセレンの意識は途絶えた。 続く ・・・・・・・・何て言うかアレだ。 怖いって言うかグロイって言うか。 まぁ、俺の小説を書く上での得意分野が お笑い・哲学・戦争なので・・・・・・・。 許して。 ね?(何) [44] Legend of rainbow - 2003年10月06日 月 16時37分 第九話〜悟り〜 セレンが気付くと、辺りが真っ暗な所に立っていた。 「ここは・・。 そうか・・・俺はレヴィラーに負けて死んだのか。 セレンはそいつが何者か知っている。 ところで鬼神、前々から聞きたかったんだが・・。 分かってたのか。 何かヤバイものだってこと意外は。 そうか。 そうだろうな。 あんな奴らでも俺の親友だからな。 それが結局仲間を守ることにもつながる。 たとえ自分がその力に 飲み込まれそうになっても使いこなしてやるさ。 『仲間を守る力』なんてお前にもあわねぇだろ?鬼神。 気に入った。 「これが、レヴィラーか・・・強すぎるぜコレ。 まだまだコレからだぜ?」 「強がりはよすんだな。 」 レヴィラーが右手を前に出す。 「数珠術・爆!!」 その時レイアが数珠でレヴィラーを叩いた。 その瞬間爆発が起きる。 しかしレヴィラーはすでにそれを避けている。 「そろそろ終わりにするか・・・・。 」 いつの間にか空にいたレヴィラーの両手に黒い閃光が集まる。 「黒真雷!!」 それは黒い雷となってルアフたちを襲う。 「だめ・・・か・・・。 」 ルアフがそうつぶやいた瞬間ルアフたちの前に何かが現れ、 黒真雷をはじき返した。 「ほう・・・・生きていたか。 」 レヴィラーがそうつぶやく。 ルアフは信じられないという表情でつぶやいた。 「・・・・セレン。 」 「よう、よくこいつ相手に生きてたな。 」 すました顔でそういったセレンの手には龍鉄はなかった。 と、言うより龍鉄自体は持っているのだが刃がなかった。 本来刃があるべき所には何かイガのような 直径20cmほどの煙の塊のような黒い玉が ゆっくり回りながら浮かんでいた。 「ほう、『悟り』を得たか。 」 レヴィラーが面白そうにつぶやく。 「セレン、それなんだ?」 ルアフが尋ねる。 「鬼神の悟り、『破壊の黒』。 ・・・・究極の武器さ。 」 「・・・究極・・・ねぇ。 それよりどうしたんだ?その眼?」 セレンの瞳は金色に輝いていた。 「神眼。 その神それぞれが持っている特有の瞳で、 いろいろな能力があるらしい。 『悟り』の力を使うことで人間でも使えるようになるらしい」 「ふ〜〜ん・・・。 で、鬼神の神眼の能力は?」 と、その時レヴィラーの攻撃が飛んできた。 しかし、セレンはルアフの腕をつかみそこを離れ、回避した。 「ほう・・・俺の攻撃を避けるとは・・・。 」 「鬼神の神眼、千里眼。 能力は・・・。 」 と、またレヴィラーが不意打ちを仕掛けてくる。 「千里眼なぞ遠くが見えるだけで、使える奴など何人もいるわ!!」 「それがそうでもないんだな。 」 セレンはまたレヴィラーの攻撃をかわす。 「鬼神の千里眼はと億が見えるだけにあらず。 相手の行動を先読みすることができるのさ。 ・・・・さぁ、これからが本当に戦いだぜ?レヴィラー。 」 セレンの『破壊の黒』の黒い玉がいきなり5mはあろうかという 黒い巨大な刃になった。 と、一瞬でレヴィラーの懐に入り込む。 「速殺!!」 高速の突きを繰り出すセレン。 それを受け止めるレヴィラー。 セレンの『破壊の黒』の破壊力でもレヴィラーに ダメージを与えることはできないが、セレンも千里眼のおかげで 攻撃は受けない。 戦いは熾烈を極めた。 と、セレンが体力を消耗し始めた時、レヴィラーは 何かを思い出したように急に空高く舞い上がり、叫んだ。 「なかなか楽しませてもらった。 が、時間切れだ。 また会おう!!」 レヴィラーの姿は一瞬で見えなくなった。 セレンたちはただそこに倒れることしかできなかった。 続く [46] 抜殻 - 2003年11月27日 木 13時10分 僕は最近、ある村はずれの家によく行くんだ。 別に何があるってわけじゃないけどなんとなく毎日、足を運んでいる。 そこには一人の青年が暮らしている。 何歳なのかはわからない。 けど、見た感じ20歳にはなってないんじゃないだろうか。 そして、今日もそこに足を運ぶ。 「また来たのかい?」 暖炉のある部屋のゆり椅子に座って優しい声で話しかけてきた。 すでにテーブルの上にはまだ湯気の立っている紅茶と お菓子が用意してある。 一見、ボーっとしてるように見えるけど、しっかりしている。 「なんとなくね。 」 僕は椅子に座ってその紅茶を飲む。 「しかし、君も変わり者だね。 」 その青年は僕に話してきた。 「私は君の家族を殺したんだよ?それなのに敵を討つわけでもなく 毎日、私の家に来る。 」 僕は紅茶をテーブルに置いた。 「僕にとって家族なんてどうでもいい存在だったからね。 殺してもらったって悲しくもないしうれしくもない。 それより、気になるのは君がどうして殺人鬼になったのか? ってことだよ。 君は何のために殺人鬼になったんだい?」 その青年は穏やかに答えた。 「私は人を殺すことで悲しみも、ましてや快楽なんて感じない。 そうだからこそなれたんだろうね。 私が最初に殺した人は私の恋人だった。 私はそうだな・・いわゆる哲学者みたいなものだったのかな。 命のことについていつも考えていた。 そんなある日、彼女は僕にこういったんだ。 『私を殺したら全てがわかるんじゃない?』 私もなるほどと思った。 それが一番の近道だと思った。 私は彼女を心から愛していた。 だから、その言葉を彼女は本気で言ってることがわかった。 不思議なことにね、愛していた彼女を殺すとき 何も感じなかったよ。 おかしな話だろう?愛していたのにだよ? 君は『それは愛していなかったんだろう?』と言うかも しれない。 でも、そうじゃないんだ。 確かに私は彼女を愛していた。 でも、殺すときには何も感じなかった。 なぜそうなのかは今でもわからないんだ。 そうして、命について何かわかった気がしたよ。 でも、全てはわからなかった。 かと言って、他の人を殺す気もなかった。 ただ、一応、人を殺したのだから警察が来たさ。 この全宇宙で何の意味があるだろう法律を武器にしてね。 だから、その警察を殺した。 数人いたはずなのにね。 不思議と体が勝手に動いて、 全員殺していたんだ。 でも、それだけ殺したって命についてわからなかった。 そんなことをしたものだから、賞金首になっていろんな人から 狙われた。 別に逃げる気もなかったし、 来たら来たで殺せばよかった。 もちろん、殺した奴の家族にあって目の前で 泣かれた事もあったさ。 もちろん、どうでもよかったけど。 そうしていくうちにどんどん賞金は膨れ上がっていってね。 そんなうちに君の家族もやってきた。 もちろん、賞金目当てで。 だから殺した。 それだけさ。 」 話が終わる前に僕はすでに紅茶とお菓子を食べ終わっていた。 そして、銃を取り出した。 」 青年は驚く様子もなく、 「そうかもしれないね。 でも、それは後にとっておくよ。 」 僕が銃の引き金を引く前に、彼の刀が僕の首の 頚動脈をすっと斬っていった。 僕はとっさに彼の家を出来るだけ汚さないために、 傷口をきつく握り締めた。 「僕を殺して、何かわかりそうかい?」 僕は尋ねた。 「どうかな?少なくとも何も学べないということはなさそうだよ。 」 微笑して彼は答えた。 「そう、それはよかった」 そこで、僕の視界は真っ暗になったが何か聞こえた気がする。 「本当に君は変わり者だよ。 わざわざ僕の家を汚さないようにしてくれるなんて。 おかげで、君のお墓を作るだけで良さそうだ。 でも、君の後をつけてきた奴等はどうするかな・・?」 銃声は、一発なったら止んだ。 [47] 我全哲学 - 2003年12月09日 火 17時16分 辞書を引くと哲学とは、 『事物・人生・世界などの根本の原理を究める学問』とある。 俺は中1・・・いや、厳密に言うとそれよりも前から 哲学には興味があった。 何故、自分がここに存在して、動き、 笑ったり泣いたりしているのかという 誰もがいだきうる疑問。 まず、『人という存在への疑問』を考えてみる。 主にたんぱく質と人間に名付けられた物質で構成されている 細胞や、水などの多数の原子等が集まってできている存在。 それが何故か意思を持ち、動いている。 何故、それらの物質が集まることで動くことができるのか? 人間とまったく同じ物質を集めて、 それを人間の各部分と同じように混ぜ、 完璧に組み立てたとする。 しかし、それでその物質が動くだろうか? 動くはずが無い。 何故かは俺にはわからない。 そういえば、死体も動かない。 完全に人間と同じ物質であるにもかかわらず動かない。 と、ここである事を思いついた。 人間は『死んだ』という状況になっても それからまもなくならば 生き返らせることもできる場合があるという。 ここにヒントがあるのだろうか? 死体はもともと動いていたものなのでやり方によっては、 一度止まっても動くということなのだろうか? しかし、それは何故だ? 前に動いていたからといってまた動くという証明は無い。 死体と、人間と同じに作った物質が まったく同じ物質構造であっても その物質は絶対に動くことは無い。 しかし、死体は動き出すことがある。 ここで大抵の人は「魂があるから」とか答えるであろう。 では、『魂』とは何か? 人間の脳内で考える『精神』そのものなのか? それとも、目に見えない人間と動かす動力源となる 『何か』なのか? 『何か』とは何だ? いったい何がどうやってこの身体を動かし、 俺をこういう風に考えさせているのだろう? それはどう考えてもわからなかった。 これからも考えていきたいとは思っているが、 わかる日は来るのだろうか・・・・? 次に、『感情』について考えてみよう。 人は自分にとって楽しい事があれば笑い、 悲しい事があれば泣く。 その『感情』とは何か? 人が死んだ時に人は悲しむ。 『死』ということは「もう戻ってこないこと」とか、 『悲しい事』 「心臓が止まっていること」 「息をしていないこと」 と、人はほとんどがそう言う。 何故か? その事について以前こう考えた。 俺がたどり着いた『死』への考えとは、 『その物体の「ある部分」のある程度の範囲の細胞が ある理由でその本来の機能を果たさなくなり、 その「ある部分」の機能が止まり、 それが原因となって連鎖的に他の所の機能も止まり、 最終的にはその物体自身の機能全てが失われ、 止まり、動かなくなってしまうこと』 と、なった。 これならば「もう戻ってこないこと」とか、 『悲しい事』と言う答えは矛盾ではないだろうか? 実際、「もう戻ってこない」と言っても、 動かないとはいえ そこにその存在がある事には変わりない。 「戻っているじゃないか」と。 『悲しい事』と言うが その物体がそこに存在している以上、 そこにいるのだから何を悲しむ事が あるのだろうか? しかし、ココでひとつの疑問が浮かぶ。 前に死とは、「心臓が止まっていること」 「息をしていないこと」とあげた。 そしてこの『悲しい事』のあと一つ理由。 『動かなくなったこと』に人は悲しんでいるのだろうか? それもまた変だ。 たとえば、時計の針が電池切れで止まった。 これは悲しいことだろうか? 少なくとも俺はそうは思わない。 じゃあ、何が悲しいのか? その疑問を人にぶつけた時、ある友人は 「その人との『共有』の記憶が途絶えてしまうから」 と答えた。 「いままで続いてきた『共有』の記憶が ある日突然なくなってしまう。 このことを人は悲しんでいる」と。 納得できた。 なるほどと思った。 たしかにそんな気がする。 でも、同時に別の疑問が浮かぶ。 何故、『共有』の記憶が途絶えてしまうと悲しいのか? そのこともまた、わからぬままだ。 『世界という存在。 それに何の意味があるのか?』 それが今の俺の一番の疑問だ。 何のために植物は存在し、動物は存在し、物質は存在するのか? 宇宙でさえも存在する意味など無いのではないか? 俺らがいなくったって、宇宙が無くたって、 その空間のその時間は過ぎていく。 そんな時間の流れの中で全ての事に何の意味がある? そのことに人は何かと理由をつけるが その空間の中の人間という存在が作り上げた そのような考えが何故正しいといえる? 何故、全ての理にあっているといえる? そう、法律さえも言ってしまえば 正しいとはいえない無意味なものなのだろう。 そんな中に何故、自分は存在するのか? その存在の意味。 見つけ出してみたいものだ。 [52] カラオケ。 - 2004年01月14日 水 17時55分 暇なので。 カラオケでの点数を全部書いてみる。 俺は所詮THE BOOMしか上手く 歌えんのか。 (そうなんだろ) ・・・・まぁ、それはいいとしてさ、 何で閃光の最高点は 堀江 由衣なんだよ!!!! キモイわ!!!裏声使うな(え)!! ・・・・まぁ、二人で 『銀の龍の背に乗って』歌ってけどさ。 (歌うな!!) しっかし『ダンデライオン』が一番とは 予想外だったなぁ。 島唄90点・・・・。 ・・・微妙。 島唄2002なら95行くかな?(無理) ・・・って言うか皆は実際何点ぐらい 取ってるんだろ?.

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ゆっくり 魔神 フームス

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MIDIはいかがです? 名前 メールアドレス タイトル 本文 URL 削除キー 項目の保存 こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。 [20] お笑いor哲学(何) - 2003年06月20日 金 17時19分 注意・・・・・この小説では任天堂のキャラを使っていますが、かなり性格が違うのでそのキャラのイメージを崩したくないっていう人は見ないほうが良いかと思います。 ・・・・・。 多分ね。 何 「ごぉぉぉぉぉぉ・・・・・・!!!!!」 唐突に始まったこの音。 皆さんは何の音かわかるだろうか? 分かるわきゃねぇ。 何 だってこれから始まるのは非常識的な奴らの 非常識的な日常の話しなんだから。 それでは始まり始まり・・・・・・・・・。 「あ〜〜いい朝だ。 ・・・・・・ってもう11時だけどな」 自分で遅く起きておいて,自分でつっこんでいる 黄緑の体に大きな目の人間・・・・って言うか恐竜。 だけど、そいつは笑顔だ。 でもやっぱりそいつは笑顔だ。 「そいつ」はピンク色で丸い形をしていた。 ・・・・・・・・・・・カービィだ。 けど何か裏がある笑顔で言った。 って言うか無理だしな」 カービィが笑顔で答えた。 しかし、カービィはいとも簡単によけて、口の中から ロケットランチャー・サブマシンガンなどの銃器を大量に出した。 ・・・・・・・・・・・。 そこは静けさを取り戻していた。 [21] 哲学詩〜今〜 - 2003年06月20日 金 17時37分 今、ひとつの命が消えた。 今、一人の人生が終わった。 今、ひとつの命が生まれた。 今、一人の人生が始まった。 命のめぐりは絶えない。 自分はその中にいる。 自分とはなんだろう? 自分とは何者だろう? 自分が今ココにいるわけはなんだろう? 自分が今ココで生きているのは何故だろう? 何故、自分は生きなければ生きなければならないのだろう? 何故、人を殺してはいけないのだろう? 何故、人は人を殺すのだろう? 何故、人は人を恨むのだろう? 何故、人は人を愛するのだろう? 何故、人は争うのだろう? 何故、人は悲しむのだろう? 何故、人は死にたいと思うのだろう? 何故、人は死にたくないと思うのだろう? 今、ひとつの命が消えた。 今、一人の人生が終わった。 今、ひとつの命が生まれた。 今、一人の人生が始まった。 そして今、地球はただ回りつづけている・・・・・・。 [22] 哲学詩〜部屋〜 - 2003年06月20日 金 17時48分 「俺は・・・・・何だ?」 暗い部屋でベッドの上に座ってふとつぶやく。 どこを見ても真っ暗で。 ただ真っ暗で・・・・。 ふと何かが見えた。 親友の姿だった。 つかもうとすると消えた。 一人だと思った。 心が泣いていた。 自分の心を理解してくれる人はいないと思った。 理解してくれる人がほしかった。 ふと、また親友の姿が見えた。 微笑んでいた。 ふと目から涙があふれた。 心は泣き止んでいた。 親友の姿は消えた。 一人じゃないと思った。 「俺は・・・・・俺だ」 ベットから立ち上がってカーテンを開けた。 月明かりが眩しかった。 部屋を見渡した。 暖かい光に満ちていた・・・・・・・。 [23] ヨシカビ その2 - 2003年06月23日 月 17時25分 ある日カービィが風邪をひいた。 その噂はネスと一緒に昼飯を食ってるヨッシーにも届いた。 「ほぉう・・・・・・。 カービィが風邪ねぇ・・・・」 明らかに何か企んでいる。 と、ネスが 「それじゃあお見舞いにでも行きますか??」 と言った。 「あぁ。 そうだな」 と言ってヨッシーは何か奥でごそごそしている。 「さて!!!!!!行くかネス!!!!!」 「待てぇい!!!!!!!!!」 ネスが叫んだのも無理はない。 ヨッシ-の両手と背中には大量の武器が あった。 「なんだよネス。 なんか問題でもあるか??」 「大ありじゃぁ!!!!!!!!!!」 「何がだよ」 「その大量の武器ですよ!!!BUKI!!!!!」 「あぁ、これか??コレは見舞い品さ」 「・・・・・・どんな??」 「ん??そりゃもうトドメをさすための」 すかさずネスの光速つっこみがはいったのだが、 すかさずヨッシーにすさまじいカウンターを食らったのは言うまでもあるまい・・・・・・・・・・。 「おぉ・・・・・。 きたかぇ、ヨッシー・・・」 カービィがじいさんバージョンになっている。 「誰だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ヨッシーの声ははるか宇宙のかなたまで 聞こえたとか聞こえなかったとか。 「手前それ風邪じゃなくてどこぞのじいさん飲み込んだだけだろうが!!!吐け!!今すぐ!!!!!!」 一時たって。 「あ〜〜〜〜死ぬかと思った!!!」 「死ぬか!!!あの程度で!!!!」 全く人騒がせな話ですな。 ネタ切れなのでここまで(おい) [30] THE BOOM好きなんですよ。 悪いか!! 何 - 2003年08月27日 水 17時31分 映画のポケモンの「水の都の護神」のエンディングをTHE BOOMの宮沢和史が歌ってるものでなんとなく書いてみる。 「ひとりぼっちじゃない」 作詞・歌 宮沢和史 作曲・coba 海に風が 朝に太陽が 必要なのと同じように 君のことを必要な人が かならず そばにいるよ 森に水が 夜には光が 必要なのと同じように 君のいのち こわれないように 誰かが祈っている どんなに遠く長い道のりでも いつかたどり着ける 歩き出さずに立ち止まってしまえば 夢は消えてゆくだろう 恐れないで 勇気捨てないで 君はひとりぼっちじゃない いつか ふたりで追いかけた星は 今でも 輝いてる 憎しみが うずまく未来が 僕らを飲み込んでも 信じ合い 許し合える心 いつでも なくさないで 空に月が 花にミツバチが 必要なのと同じように 君のことを必要な人が かならず そばにいるよ どんなに遠く長い坂道でも いつか登りきれる 歩き出さずに立ち止まってしまえば 夢は消えてゆくだろう 恐れないで 勇気捨てないで 君はひとりぼっちじゃない いつか ふたりでかけぬけた虹は 今でも 輝いてる 争いが絶えない世界に 僕らが迷い込んでも 愛し合い 分かち合える心 いつでも 忘れないで・・・ 流石は宮沢和史ですよ。 曲調が宮沢和史にしては珍しいモダン風っていうかオランダ風だな って思ってたらcobaさんの作曲だったのかぁ。 まぁ、もともと今回の「水の都の護神」自体が、 オランダ辺りをイメージした感じだったからなぁ。 [31] 鹿児島県 - 2003年08月27日 水 18時25分 はなわの「佐賀県」に対抗(?)して、「鹿児島県」を作ってみる。 次回を待て!! またねぇよ) [32] THE BOOM - 2003年08月29日 金 18時14分 なんとなくTHE BOOMの俺の選んだ名曲の一部の、 ほんの一部の歌詞を書いてみる。 なんで?とは突っ込まないでおいてくだせぇ。 誰? 島唄 繰り返す悲しみは 島渡る風のよう ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙 ささやかな幸せは うたかたの波の花 ウージの森で歌った友よ ウージの下で八千代の別れ 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を 海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を *ウージ・・・さとうきび 島唄は、THE BOOM最高のヒット曲であり、その歌詞内容も最高といってもいい。 もともとひめゆり隊のことなどを考えて作った曲で、 「ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら」 という所の意味は、さとうきび畑であなたと出会い、そしてその下。 つまり、 防空壕の中で自害し、永遠の別れとなる・・・・。 自分の心のすべてを込めて聞いてくれる人が喜ぶように、励ましになってくれるように、 そして、戦争の悲惨さなど、未来に向けて大事なことを忘れないようにと歌っている。 もうそれが聞いているだけで伝わってくる気がするのですよ。 だから好きなんだろうなぁ、と思う。 何 [33] - 2003年09月01日 月 16時26分 上の奴どれが題名でどれが歌詞か分かりませんな。 一応歌詞は、島唄・風になりたい・ありがとう ・十六夜月に照らされて・太陽アカラ 波キララ・沖縄に降る雪 ・からたち野道・この町のどこかに・僕にできるすべて ・朱鷺-トキ-の10個です。 ほんと何書いてんだ俺は。 [34] Legend of rainbow - 2003年09月03日 水 17時44分 珍しく長編の物語を書いてみようかと思う今日この頃。 第一話 『世の理に反するものは世によって滅ぼされる』 ココは小さな田舎町リゲル。 何もない村だが、そこの人々は平和に暮らしていた。 『あの事件』がおきるまでは・・・・・・・。 国暦2885年、6月42日。 突然空が黒く染まった。 そこにぽつんと見えたのは一人の、たった一人の男だった。 黒髪に金の瞳のその男は腕を一振りしただけだった。 ただそれだけだった。 その瞬間黒い閃光が走り、町は一瞬にして焼け野原と化した。 そこでただ一人生き残っていた子供がいた。 ダークブルーの髪に黒の瞳の9歳ほどの少年。 その少年は何が起こったのかが一時理解できなかったが、あと一人生き残っていた その男を見たときに感づいた。 「あぁ、この男がしたのだな」と。 その男が少年に近づく。 ふと、少年が口をあける。 「なんでこんな酷い事をするの??」 「なぜ、お前は酷いと言い切れる??」 少年は答えることができなかった。 賢い少年ではあったが、やはり少年だった。 「悪いがお前だけを助けるなどと、ひいきはしないタイプなのでな。 」 と、その男が腕を振り上げる。 と、その瞬間少年の中で何かが弾けた。 次の瞬間少年は鬼を見た。 自分の中から現れた恐ろしき鬼を。 すさまじき閃光が走った後に、そこにいたのは少年ただ一人だった。 『あの事件』から7年の月日が流れた。 少年は青年へと成長し、あの村からそう遠くない城下町に住んでいた。 あの時と同じダークブルーの髪に黒の瞳だった。 ただ、違ったことは背中に1m60cmはあろうかという長刀を背負っていた。 彼はハンター集会所 ギルド に入っていった。 「何か仕事はないですか??」 と、カウンターにいた人物に尋ねる。 そのカウンターの人物は青年をじろじろ見たあとに、 「またお前さんかセレン。 お前さん毎日毎日聞きに来るが、『あの事件』以来 モンスターがうじゃうじゃいるんだから適当に倒せばよかろうが。 」 と、言った。 「ん〜〜まぁ、そうなんだけどさ、どうせやるんだったら賞金の高いほうがいいだろ?」 カウンターの人物は、やれやれといって、手配書集をセレンに投げた。 セレンがそれを眺めていると、横から何者かがそれを取り上げた。 がたいのいい、いかにも悪人面の大男だった。 「あの〜〜それ今、俺が読んでたんですけど。 」 と、セレンが言うとその大男はギロッっとセレンを睨み、 「手前見てぇなガキができ仕事じゃねえんだよ。 」 と言った。 と、セレンは少し考えた後で、 「うぜぇよクズが。 人のもんを横からいきなり来て取り上げるような奴に 言われる筋合いも何もねぇんだよ。 」 と、笑顔で言った。 との迫力があまりにも凄かったせいで、大男は何も言えずに ただ手配書集を取られるばかりだった。 セレンはその中で一番値段の高かった奴を選び、いったん家に帰った。 セレンが家でいろいろ準備しているとドアを誰かがノックしてきた。 と、ひょこっとスカイブルーの髪に蒼い瞳の長身の青年が顔を出した。 「よお、セレン。 ま〜〜た、賞金首倒しに行くのか??」 「む。 ルアフか。 ん〜〜まあな。 」 「よ〜〜し俺もい・・」「行くとか言うなよ。 」 ルアフの言葉を読んでいたかのようにセレンがすばやく言う。 一時の沈黙の後、ルアフが一言。 ル「なんで??」 セ「邪魔だから。 」 ル「ひどくねぇ?それ。 」 セ「知るかそんなもん。 」 ル「どうしたら連れてってくれるんだよ。 」 セ「とりあえず自分の分の食料費出せ。 」 ル「ヤダ。 」 セ「じゃあ、あきらめろ。 」 ル「金ないねん!!」 セ「やかましい!!」 ル「どっちがだよ。 」 セ「お前だお前!!」 ル「HAHAHAHAHA。 」 セ「・・・・もうわかったから異界へ帰れ。 そして願わくば戻ってくんな。 」 ル「やだ。 」 セ「・・・・・絞殺と刺殺と毒殺。 どれがいい?? ちなみに生還とかほざいた場合にゃ即、惨殺な。 」 などなど、どうでもいい事が続いていった結果ルアフもついてくることになった。 続く ・・・・・・・・・・。 え〜〜〜この話に登場する人物はある程度オリジナルの人がいます。 (脇役以外) この回のセレンとルアフは誰がベースかわかるでしょう。 わはは・・・・・はぁ・・・。 ちなみに一番初めのあの言葉の意味は後々わかると思います。 実際の世界とは違うのでなぜか42日とかあったりしちゃいます。 国暦ってのはこっちで言う西暦ですね。 ・・・・・・・・・・。 ホント何書いてんだか。 [35] Legend of rainbow - 2003年09月03日 水 17時57分 第二話 「で、今回のはどんなのなんだ?」 ルアフがふと尋ねる。 「ん?あぁ、コクのあるまったりスープを利用した・・・。 」 セレンの思わぬ発言にルアフはしばし考えた後、 「・・・・・今日の晩飯のことじゃないからな。 」 「あっそう。 」 セレンは晩飯について語りたかったのか何かと不機嫌そうだ。 と、一時たって、 「ついたぞ。 」 と、セレンがつぶやく。 まだ不機嫌そうだ。 「ここかぁ。 何かいかにもな物騒なとこだなぁ。 」 ルアフがそう言うのも無理はない。 そこがいかにもな廃墟だったからだ。 「さて、奴さんはどこかな?」 セレンが見回す。 と、ルアフがセレンの買った食糧を食べ始めた。 「・・・・・・・・・・・。 ブチツ!! 」 セレンの中で何かが切れる音がした。 と、その瞬間セレンの長刀がルアフに向かって一直線に振り下ろされた。 と、ルアフはそれをすれすれで避けて、 「何すんねん!!」 「だから自分で買えって言っただろ!!!!」 「いいじゃん俺とお前の仲なんだから!!」 「お前いったいいくら借金ができてると思ってるんだ!!」 と、どうのこうの叫んでいるうちにセレンたちの上空に怪しき影があった。 と、その瞬間その影がセレンたちめがけて落ちてきた。 二人はそれを難なく避ける。 「どうやらお出ましのようだな。 」 ルアフが言った。 「騒いだおかげってのが気に食わんが探す手間が省けた。 」 セレンはやっぱり不機嫌だ。 っていうかさっきのことがさらに拍車をかけた様子だ。 セレンたちの前に落ちた影の正体は体長10mはあろうかという紅龍だった。 「剥製 はくせい にしたら高くで売れそうだな。 」 「どうせ邪魔なだけだろ。 」 ルアフの言葉にセレンがつっこむ。 と、龍が火を吹いてきた。 二人はそれをさっと避ける。 「ああいうふうにありがちに火を吹いて熱くないのかね。 」 「熱くないからやってんだろうよ。 」 セレンの素朴な疑問にルアフがさらっと答える。 「メンドイからルアフ、お前がやって。 」 「はぁ!?なんでだよ。 お前の仕事だろ!?」 「だからメンドイって言ってんじゃん。 」 「また無責任な・・・。 」 「思い存分やらせていただきます!!」 セレンのよく分かるような分からないような発言に ルアフは一瞬で従った。 と、また龍が火を吹いた。 が、ルアフはそれをかわすこともなく、拳を振りかざした。 「効かん効かん!!」 と、拳の風圧だけで炎を押し戻す。 瞬く間に炎は龍を包んだ。 「竜の焼き肉ってのもなかなかおつだな。 」 「だな。 」 セレンのおかしい発言にルアフはすんなり同意した。 が、しかしさすがに炎属性の龍に炎は効かないらしく、セレンたちを踏みつけようとした。 しかし、ルアフがそれをいとも簡単にそれを受け止めた。 「ま、伊達に鍛えてはいないってことですな。 」 「ふ〜〜ん。 でもさぁ、俺の長刀を突き刺したほうがダメージがあったと思うんだけど。 」 「でもお前しようとしなかったじゃん。 」 「まあな。 」 「第一、こんなでっかい龍が痛がるのか?」 「俺らが針で指された程度の痛さはあるんじゃねぇ?」 「痛いなそれは。 」 「どうでもいいが、お前それ重くないか?」 「ん?あぁ、そうだな。 」 ルアフはそのまま龍の体全体を持ち上げて、龍の体重任せに地面に拳を振り下ろした。 大爆音と共にルアフの拳が龍の腹に食い込む。 「何か弱いものいじめみたいでいやだなぁ。 」 「相手が龍なのにか。 」 ルアフにセレンがつっこむ。 と、やはり相手が龍だけに一筋縄ではいかないらしい。 龍は起き上がって、そのつめで引っかいてきた。 「つめが甘かったな。 」 「それギャグか?」 「・・・・・・・2〜3時間死んどけ。 そして起きてくんな。 」 セレンの言うつもりではなかったギャグにルアフがすばやく反応した。 そのルアフをセレンはおもいっきり殴り飛ばした。 「・・・・・結局俺か。 」 向かってくる龍にセレンが剣を構える。 「うせろ。 クズが。 」 一瞬のうちに龍の体は真っ二つになった。 そのセレンの姿はまさに鬼のようだった。 「また派手にやったな。 可哀想に。 」 殴り飛ばされたのにもう回復したルアフが言った。 「いやだとか悲しいだとかなんて思うのは人間の勝手であって、 人間の精神の世界のことでしかない。 そう思うことでの自己満足でしかないだろう。 」 「案外ひどいこというな・・・。 」 ルアフは何か言いかけたがセレンの悲しさを通り越したような 無表情を見たとたん何も言えなくなった。 辺りは暗くなりかけていた・・・・・。 続く [36] Legend of rainbow - 2003年09月05日 金 16時37分 上の2話、サブタイトル書き忘れてた。 第一話 〜序章〜 ・ 第二話 〜悲しみと強さ〜 です。 第三話 〜旅〜 次の日の朝セレンたちはギルドにいた。 ココの換金方法はいたって簡単である。 モンスターには必ず心臓部に『コア』という石がある。 それを持っていけば、モンスターは必ず死んだといえるし、 その色・形は、モンスターによって様々なので判りやすいのだ。 紅龍の『コア』は、正六角体のような形で、真紅色をしていた。 「で、親父さん、いくらですか?」 セレンがカウンターの親父に尋ねる。 「聞かんでも手配書に書いてあるじゃろうが。 1,000クロスじゃな。 」 この世界の通貨単位。 1クロス約1,000円。 ちなみにこの世界の最小通貨単位はレイト。 1クロス100レイト。 「いや、だって換金するときに値段がつりあがっていた、 何て事もあるでしょう?」 「ほんの何百分の一の確立じゃい。 あきらめろ。 」 セレンはぶつぶつ言いながらギルドを出た。 「で?いくらだった?」 外で待っていたルアフが聞いた。 「1,000クロス。 」 「やっぱりかぁ。 ま、どの道ものすごい価格なんだからいいだろ。 」 「まあな。 」 セレンはやっぱりどことなく不満そうだ。 「ところでルアフ、唐突だが俺、旅に出るわ。 」 「ホントに唐突になんやねん!!・・・・・・・・・何で?」 「いや、前々から旅をしようとは思っていたんだが、今回ので 旅に出るときの目標金額の、3,0000クロス貯まったからさ。 」 「・・・・・・ものすごい値段をさらりと言うな。 」 ルアフはしばし考えた後、 「あのさぁ、俺もついていって・・。 」「ついていっていい?? 何て聞くなよ。 」 またもや自分の台詞を先に言われたルアフはしばし固まった後、 「・・・・・・レイアも連れて行くから。 よろしく。 」 レイアとはルアフの妹のことだ。 「誰がいいといった!!それによけい悪いわ!!!」 「はぁ、わかってるよ。 金は自分らの用意するって。 」 「いや、そういう問題じゃなしに。 」 「冒険に危険はつきものとか言う気か??あいにく、 俺もレイアも弱くはないぞ。 それとも俺ら兄妹がいるとうるさいからか?」 セレンはふうと息を吐いた後、 「そうじゃなくて それもあるが 、 俺のためにお前の生き方を変えるなってことだよ。 」 「コレは俺が決めたことだからいいんだよ。 それに今回の旅の目的も大体わかる。 ・・・・『あの事件』の犯人であるあの男を捜すんだろ。 」 セレンはしばし沈黙した後、 「勝手にしろ。 」 とだけつぶやいて、家に帰っていった。 翌日、早朝にルアフと、あと一人うすいアメジストの長髪に、紫の瞳の少女が セレンの家の前にいた。 「なぁ、兄貴。 セレンまだ?」 「遅いよな。 ・・・・・もしや!!」 ルアフは扉をこじ開けた。 と、ルアフの予想通りセレンは ベッドで爆睡していた。 「起きんかい!!」 ルアフがベッドの近くで叫ぶと、高速でセレンの長刀がルアフのほほをかすめて、壁に刺さった。 ルアフが固まっていると、 「だめだよ、兄貴。 こうしなきゃ。 」 と、レイアがセレンの額に御札を貼った。 そして、 「爆。 」 と、言ったとたんに御札が爆発した。 一時たって、セレンがムクリと起き上がる。 「ほらね、兄貴。 起きたでしょう??」 「あぁ、やり方としては賢明だろうな。 でも、後のことをもうちょっと考えたほうがいいかもな。 」 その後に周辺住民に聞くとその日は赤い雨が降ったという。 「あと、2〜3kmで森の町フォレスだよ。 」 地図を見ていたなぜか無傷のレイアが言った。 「そうか。 着いたら旅の道具を買い込まないとな。 」 顔面中ぼこぼこのルアフが言った。 「・・・・まず、病院に行ったほうがいいんじゃない? 見苦しいし 」 「・・・・・・そうする。 (俺を盾にしやがったくせに)」 セレンはそのことを気にもとめずに歩いている。 と、目の前に何かが現れた。 ジェル状の生命体。 スライムだ。 お決まりの最弱モンスターだ。 」 ルアフが言った。 「と、言っても普通の人よりは強いでしょう?」 レイアが言う。 「スライムってカビやすいんだよな。 」 セレンが全然関係のないことを言う。 「水につけとけよ。 」 ルアフがそれに答える。 と、どうのこうのしている間に レイアがちゃっちゃとかたづけた。 「コア出たけど、どうするの?」 「そんなもん換金できたもんじゃないだろ。 」 セレンが言う。 「それもそうね。 」 レイアが答えた。 「お、フォレスが見えてきたぞ!!」 まだ顔面中ぼこぼこのルアフが叫んだ。 目の前には広大な森が広がっていた。 続く [37] Legend of rainbow - 2003年09月05日 金 16時43分 第四話 〜森の戦士〜 「着いたぁ!!」 ルアフが叫ぶ。 「兄貴よくその状況で叫べるね。 」 レイアが言う。 ルアフの顔はまだ腫れている。 「・・・・・・病院どこだ病院。 」 言われたとたんに思い出したらしく、急に元気がなくなった。 「鍛えてないからそうなるんだろ。 」 セレンがしれっと言う。 「いや、あんなにやられたら誰でもこうなると思いますよ。 セレンさん??」 レイアがつっこむ。 「・・・・・・・レイア、いいから病院・・・・・。 」 ルアフは死にそうだ。 「あぁ、はいはい。 セレン、どこで待ち合わせる?」 「ココのギルドに行っとく。 」 「また?いい加減やめれば?」 「いいじゃん別に。 」 「・・・・・・・・なぁ、レイア。 ・・・・病院・・・・・・・・。 」 「あぁ、はいはい。 死にかけない!!んじゃ、セレン。 」 「あ〜〜勝手に行って来い。 (できれば医者、治療失敗してくれねぇかな)」 ルアフたちが病院に行ってから、セレンはギルドに来ていた。 「ココのギルドの賞金首で、 一番賞金の高い賞金首ってどいつですか?」 ココのギルドのカウンターの人にセレンが聞いてみる 「こいつですね。 ま、あなたには無理だと思いますど。 」 と、手渡された賞金首手配書を見て、セレンは、はっとした。 そこに写っていたのは『あの事件』のあの男だった。 手配書にはこう書いてあった。 名 レヴィラー・デストゴット 賞金 10億クロス以上 能力 一切不明 「この男は今どこにいる!!」 セレンは怒鳴りつけるようにカウンターの男に言った。 「あ・・・あぁ、最近だとコロシアムのある戦いの街「バトロス」 で見かけた奴がいるとか。 」 「へぇ、そうなんですか。 」 いきなりセレンの後ろから、うすい黄緑の長髪に深緑の瞳の 14〜15歳ぐらいの青年が言った。 背には錫杖を背負っている。 「誰?あんた?」 セレンがきょとんとして尋ねる。 コレは失礼しました。 僕はスェルと言います。 僕もこの男には興味がありましてね。 どうせなら、 旅は道連れといいますし 一緒にバトロスまで行きません?」 「悪いですけど。 」 セレンは即座に断って、ギルドを出た。 「でも、僕強いですよ。 お金もありますし。 」 スェルが追って出てくる。 と、そこで治療を終えたルアフたちとばったり会った。 セレンにいやな予感がよぎった。 翌日、セレンたちは朝早く、バトロスに向かった。 と、セレンが、 「あのさぁ、ルアフ。 」 「何だ?セレン?」 「・・・・なんであの人がいるんだ?」 後ろではスェルとレイアが楽しそうに何か話している。 「へぇ〜〜〜スェルさんって仏教系の力を使うんですかぁ。 」 「レイアさんは?」 「私は御札とか、主にこの数珠ですね。 」 「へぇ。 けっこう長めの数珠ですね。 法力系なんですか?」 「そうなんですよ。 」 同じような力で、同じ年代だからか話しやすいらしい。 「ま、という訳でいいだろ?セレン。 」 「・・・・・・・・・・・・・。 」 「あ〜〜。 あ、あれだ。 旅は道連れにして殺すって言うだろ。 」 「[にして殺す]はいらん。 (もしやこいつキレる・・・?) ・・・・・まぁ、いいか。 」 セレンは少し不満そうだ。 ルアフはなんか笑顔だ。 そのうち、夜になり野宿することになった。 と、スェルが何か地面に書いている。 「何しているんですか?」 ルアフが聞くと、 「夜にモンスターに襲われないように結界はってるんです。 」 と、目を閉じて、 「梵天!!」 と、叫ぶ。 すると、仏が現れたかと思うと、 辺りを薄緑の結界が覆った。 「梵天。 静寂清浄の天の最高神ですね。 」 レイアが言った。 「ところで、スェルさん。 」 セレンが問う。 「あなたはレヴィラーに興味があるといってたけど、何故ですか?」 「あぁ、それはですね、単純に仏教の道から見て、 完全な悪であるレヴィラーを倒すことが使命であるということと、 単にその悪がはたして『あの事件』の伝説で語られるような 力を持っているのか?と、気になったものですから。 ・・・・・セレンさんは?」 聞かれてもセレンは黙ったままだった。 夜がゆっくりと過ぎていった。 続く このスェルのオリジナルになった人、わかる人にはわかる。 ・・・・と、思う。 (何) あぁ、疲れた。 [39] Legend of rainbow - 2003年09月22日 月 16時04分 第五話〜本当の心〜 フォレスを出てから3日後にセレンたちはバトロスに着いた。 コロシアムの時期が近いからか町はにぎわっていた。 「ふ〜〜〜ん。 なかなか楽しそうな町だな。 」 ルアフが言った。 「ところで、皆さん全員コロシアムに出るんですか?」 スェルが尋ねた。 「参加は自由でタダ。 しかも賞金あり。 ときたら出ないっていう奴はそういないだろ。 」 セレンが当たり前とばかりに言った。 「しかも、まぁ当たり前だけど殺人はなしだって。 」 レイアがそれに付け足す。 セレンたちはさっさと登録や買い物を済まして 翌々日、コロシアムの控え室に行った。 3〜4時間ほど待たされた後、いきなりトーナメントの 組み合わせが発表され、すぐさまバトルが始まった。 最初に順番が回ってきたのはスェルだった。 「それじゃあ、ちょっと行ってきます。 」 「逝ってきますなんて大変なことになるなよ。 」 冗談で言ったルアフの顔面にセレンの拳がとんだ。 「では第11回戦!!スェル・リーフラド選手VSボン・スラル選手です!!」 司会者が叫ぶと同時に試合は始まって、そして終わった。 観客はあっけにとられていた。 「わずか2秒もかからんとはやるなぁ。 」 控え室に戻ってきたスェルにルアフが感心したように言った。 「いえいえ、相手の方が手加減してくれたからですよ。 」 「謙遜しなくていいですよ。 強いのは確実なんだし。 」 セレンがずばりという。 次の試合はこのセレンだったが、これまた早かった。 と、なんやかんやでこんな大会でこんな奴らに そうそう勝てる奴がいるわけはなく、一気に4人とも準々決勝まで来た。 はいはい。 思いっきりはぶきましたよ。 全部書いたらキリないし。 と、ココに来てセレンとレイアが戦うことになった。 「・・・・・・・・やるか。 」 「いやだ。 」 レイアの即答に一時皆が固まる。 「・・・・・なら、辞退するか?」 セレンが問う。 「・・・・・・少なくとも殺されかけるよりはね。 」 「そうか。 」 セレンはそれだけ言って控え室を出て行った。 「殺されかけるってどういうことですか?」 「・・・・兄貴、言っていいと思う?」 「・・・・・少なくとも、あいつなら許しはするだろうな。 」 ルアフが何か考えながら言った。 「できれば、セレンにこの話を聞いたってことを 言わないでほしいんだけど・・・・。 」 レイアが続ける。 「わかりました。 」 スェルが真剣に答えた。 ルアフはただ、黙っていた。 「セレンは、さっきまで戦いぶりを見てたからわかると思うけど ものすごく強い。 でも、その強さはセレン自身だけの強さじゃないの。 」 「・・・・・どういうことですか?」 「セレンがあの男・・・つまりレヴィラーを追う理由は、 セレンが『あの事件』唯一の生存者だからなの。 」 「そうか!!だからあの時必死になって・・・。 」 「うん。 ところで、変だと思いません?」 「何をですか?」 「だって、セレンはわずか9歳の子供だったのに、 しかもレヴィラーと面と向かって話をしたのに なんで生きていたと思いますか?」 「そう言われると妙ですね。 ・・・・なんでですか?」 「・・・・セレンには『鬼神』がついているの。 」 「鬼神・・ですか?」 「うん。 すさまじい破壊力を持った神。 多分、その力を レヴィラーに殺されそうになったとき無意識に発動したんだと思うの。 」 「なるほど、その力で助かったはいいけど、今でもその力を 制御できない・・・・・と言うことですか。 」 「完全に制御できないというわけではないらしいんですけどね。 ところで、どうしてセレンがレヴィラーを 自分が助かったのに追い続けるのかわかりますか?」 「親や、親友の敵討ちのためですか?」 「まぁ、それもあるだろうけど、ココからは私たちの推測なんだけど、 たぶんセレンは自分の心を取り戻したいんだと思うの。 」 「心・・・ですか?」 「うん。 セレンはあんな事件にあったせいで、もしかしたら 鬼神のせいかもしれないんだけど本当の心をなくしてしまった。 だから、セレンにとって生物を殺すも物を壊すも同じことであって 人を殺すことにも何の抵抗もない。 さすがに人が人を殺すことは犯罪だからやったことはないけど、 セレンにとっては法律なんでものと同じ、『人』が作った 自分勝手の塊に過ぎない。 だからいつ人を殺してもおかしくないんです。 」 「だが、そんなことはこの俺がさせない。 」 今まで黙り続けていたルアフが口を開いた。 「あいつがこれ以上本当の心のことで悩むのを見るのは もう我慢できない。 」 「・・・・・辞退って係の人に言ってくる。 」 レイアが控え室を出て行った。 後には、沈黙が残るのみだった。 続く [40] Legend of rainbow - 2003年09月22日 月 16時08分 第六話〜鬼神と闘神〜 そのまま順調に試合は進んでいき、準決勝でセレンは ルアフと戦うことになった。 「どうするんですか?ルアフさん。 」 スェルが心配そうにたずねる。 「戦うさ。 少なくとも俺はあいつと同じぐらい強いからな。 」 「でも・・・・。 」 「大丈夫ですよ。 やばくなったらどうにかするし。 」 ルアフは笑顔で答えた。 と、係に呼ばれたので控え室を出て行った。 スェルにいやな予感がよぎった。 ルアフがステージに出てくるとセレンはもうとっくにそこにいた。 「ではいいですか?第58試合目!! セレン・バインド選手VSルアフ・レアイド選手です!!」 ゴングが鳴った。 が、両者とも動かない。 と、セレンが口をあけた。 「・・・・本当にいいんだな?」 「ああ。 」 その返事を聞くや否やセレンの長刀、銘は龍鉄。 その刀が ルアフに振りかざされた。 が、ルアフはそれをよけ、すぐに右の拳でセレンめがけて殴りかかる。 それをセレンは龍鉄で止めたが、すぐに左の拳がとんでくる。 それをジャンプでよけたセレンは間合いをあけた。 そのときセレンに何かが起きていた。 セレンに何者かが呼びかける。 破壊の衝動が上がってくる。 目の前がふっと暗くなる。 体が何かに支配されていくのがわかった。 と、次の瞬間セレンの中から『鬼』が現れた。 ものすごい闘気だ。 これはもう『鬼』ではなく、本当に『鬼神』だった。 と、次の瞬間一瞬にしてセレンはルアフを斬りつける。 あまりの力にギリギリガードしたルアフが吹き飛ぶ。 ルアフはステージの壁に当たって止まった。 すかさずセレン・・・いや、『鬼神』がルアフに斬りかかる。 ルアフはどうにか龍鉄を受け止める。 が、あまりもすさまじい力のせいで気を抜いたら そのまま斬られそうであった。 「・・・・くそが・・・。 いい加減にしやがれ!!」 ルアフが叫ぶと同時に龍鉄を弾き飛ばす。 「くらえ!!風華一閃!!」 真空をまとった拳がセレンめがけて飛んでいく。 しかし、いとも簡単に叩き斬られた。 それからはセレンの一方的な攻撃が続いた。 ルアフは血だらけになって倒れた。 ぴくりとも動かない。 一方鬼神化したセレンは止まることを知らない。 さらにルアフに猛攻をしかけようとする。 レイアがステージ外で何かを叫んでいる。 そのときルアフは自分の意識が薄れていっているのがわかった。 考えてる暇はねぇ。 少なくともあんたならそうなりそうにもないからな。 光がやむと、そこには鬼神の龍鉄を片手で受け止めている ルアフがいた。 傷は再生し、鬼神にも劣らぬ闘気がつつんでいた。 そして、その闘気は翼の生えた人のような形をしていた。 「いい加減目を覚ませよ。 セレン。 」 闘神・・・いや、ルアフの拳がセレンめがけてとんでいく。 が、セレンはそれをさっとよけすぐに反撃に出る。 しかしルアフもそれを避ける。 と、2人の全力の刀と拳が触れ合った瞬間すさまじい光が 辺りをつつんだ。 光がやむと2人とも倒れていた。 「こうなってしまうと先に起き上がったほうが勝ちですが・・・。 」 今まで何もいえなかった司会者がやっとこさそれだけ言った。 と、先にふらふら起き上がったのは・・・・・・・・・・・・・ セレンだった。 どうやらもう鬼神状態ではないようだ。 「・・・・この勝負、セレン・バインド選手の勝利です!!」 司会者が叫ぶと同時にセレンも倒れた。 セレンには救護班に運ばれている、ということだけが分かった。 続く [42] Legend of rainbow - 2003年10月01日 水 16時28分 第七話〜夜叉〜 セレンが気付くと、そこは救護室だった。 一時ぼ〜〜っとしていた後、はっとして、 「ルアフ!!ルアフは無事か!?」 と、救護係に叫んだ。 「いちいちそんな大声ださんでも分かるよ。 」 目隠しの布からひょこっと顔を出したのはルアフだった。 どうやら、先に目覚めていたらしい。 レイアとスェルの姿はない。 どうやらスェルの試合中らしい。 「お前・・・大丈夫か?」 「ん〜〜あぁ、お前が必死になって鬼神に急所に 当てさすまいとしてくれたおかげでな。 」 セレンはふうと、ため息をついた後に、 「違う。 アレは鬼神じゃない。 いや、確かに姿は鬼神だった。 」 「ええっと??・・・つまりお前にはあの時 鬼神の姿が見えていたわけだ。 」 「ああ。 ・・・確かに姿は鬼神だったんだが・・・まるで、そう、 別の何かが鬼神を操っているようにも見えた。 「どうしたんだ??ルアフ。 」 どうやらセレンには聞こえていないらしい。 「ん??あぁ、俺にもお前の鬼神同様に闘神っていう神が ついているらしくてな。 そいつが今話しかけてきたのさ。 」 「あぁ、あの時のあいつか。 」 セレンは鬼神状態になっているときの記憶が少しはあるらしい。 「で?何だって?」 ルアフが独り言のように闘神に問う。 」 「何だって??」 セレンがルアフに問う。 「ん?あぁ、セレン、お前には鬼神以外に夜叉っていう神をも超越する 荒ぶる鬼神がついてるらしい。 お前の変わり様はそいつのせいだろう・・と」 「夜叉・・・・・・。 」 考え込んでいるセレンたちのもとにレイアが大急ぎで駆け込んできた。 「どうしたんだ?レイア?」 ルアフが驚いて尋ねる。 「とにかく来て!!スェルさんが・・・スェルさんが大変なの!!」 その言葉を聞いたセレンたちは大急ぎでステージへと向かった。 と、そこでセレンたちは驚くでき光景を目にした。 スェルが血だらけになって倒れていた。 スェルの相手は黒いローブを着た男だった。 「・・・・し・・・勝者・・・オセ・キール選手・・・・。 」 司会者が震えながら言った。 オセという男は黙って去っていった。 直ちに救護班がスェルの介護にあたった。 スェルの治療中、控え室でレイアは 事のいきさつをセレンたちに話した。 「戦いが始まって、スェルさんが相手を押していたの。 で、相手を追い詰めたとき急に相手が光ったかと思ったら いきなり何かが飛び出してきて、次の瞬間スェルさんが あんなになって・・・・・。 その何か・・・一瞬しか、たった一瞬しか見れなかったけど・・・ あれは・・・黒い・・・悪魔だった・・・。 」 「悪魔?」 セレンが問う。 「うん・・・。 黒い翼の生えた・・・。 」 「・・・・神の一種か??」 ルアフが言った。 どうやら闘神に尋ねているらしい。 いろいろいるが・・・。 そんな神といえば死神や魔神、邪神といった所か・・・・。 しかし、少なくとも死神も魔神も違うだろう。 そうそう人間に力をかすわけがない。 多分、神の類ではないな。 」 「どうだって?」 セレンがルアフに聞いた。 「どうやら神の類ではないらしい。 それより格下の天使や悪魔らしい。 」 「なら、悪魔だろうな・・・。 」 「・・・・私、スェルさんを診てくる。 」 と、レイアが控え室を出るとほぼ同時に係の人が セレンを呼びに来た。 ついに決勝戦が始まる・・・・・・・・。 続く [43] Legend of rainbow - 2003年10月01日 水 16時30分 第八話〜殺人〜 すでにオセはステージ上に出ていた。 セレンはゆっくりとステージに近づいた。 「では!!決勝戦!! セレン・バインド選手VSオセ・キール選手です!!」 司会者が叫ぶと同時にゴングが鳴る。 その瞬間、オセがセレンに迫ってくる。 と、黒いローブの中から 何かが覗いた。 鉄爪だ。 1本が1mはあろうかという鉄爪だった。 が、しかしセレンの龍鉄のほうがリーチははるかに上だ。 セレンが龍鉄を上から振り下ろす。 が、オセはこれを簡単に避ける。 と、その瞬間龍鉄の刃が逆を向き、瞬速の下からの斬り上げが オセを斬り裂く。 「・・・・燕返し・・・・。 」 観客席で見ていたルアフがふともらす。 「え?」 観客席に来ていたレイアが首を傾ける。 「昔のある国の侍が使った究極無比と言われた剣技だ。 」 レイアは聞いているのか、いないのかただステージを見つめていた。 オセは斬られはしたもののまだ立っていた。 そして、微笑を浮かべて叫んだ。 「ま、なかなかやるけど弱いんだよ!!!!!!!!!」 オセを黒い霧が取り巻く。 と、レイアがはっとして、 「いけない!!アレがくる!!」 と叫ぶ。 が、その声がセレンに届くわけもない、 「行け!!ルシフェル!!!」 黒い羽の生えたあの悪魔がセレンに襲いかかる。 「・・・・悪いが、『まあまあだけど弱い』なんて、わけの分からん 言葉をいう奴にやられる気はない。 」 と、龍鉄を上に構える。 と、激しい闘気がセレンをつつむ。 鬼神・・・いや、夜叉だ。 セレンはその悪魔をいとも簡単に止めた。 その悪魔はまるで天使のように見えた。 ただ、違う所といえば 羽が黒く、血の色をした大爪がついていたことだった。 「斬り裂けぇ!!!ルシフェル!!!」 と、オセが叫ぶ。 するとルシフェルが反対の手でセレンを斬り裂こうとする。 が、次の瞬間黒い何かが動いたかと思うとルシフェルは バラバラになった。 「・・・・・・・・・・・は??」 オセは何がおきたのかが分かっていない様子だ。 セレンがその隙を逃すわけがなく、すぐに懐にもぐりこみ、 「旭日昇天。 」 と、思いっきり斬り上げた。 オセの体が高々と宙を舞う。 と、さらに落ちてきた所に上から斬り下げる。 「落日降天。 」 落ち来る勢いと刀の勢いが合わさって爪でガードしている オセの体に龍鉄が食いこむ。 思わず絶叫を上げるオセ。 「・・・・・・・・・やかましい。 ・・・・・獄門。 」 と、オセの首に龍鉄を突き下ろす。 オセの首は吹っ飛んだ。 観客たちは一時何がおきたのかが分からなかった。 が、すぐに悲鳴をあげて逃げ出し始めた。 そして、バトロスの兵隊がセレンに大急ぎで近づいてくる。 手には武器を持っている。 が、今のセレンにかなうわけもなく、次々と殺されていった。 と、ルアフが闘神状態で止めに入った。 「お前・・・!!くそっ!!止まれ!!!!」 ルアフの言いかけもむなしくセレンは暴れ続ける。 と、その瞬間セレンたちとは比べ物にならないほどの 闘気・・・・いや、殺気だった。 セレンはその殺気を覚えている。 あの男だ。 自分の村を、自分の親を、自分の友達を、 そして、自分の本当の心を奪っていった男。 黒い髪に黒い瞳のあの男。 レヴィラー・デストゴット。 その男に間違いなかった。 ふと上を見たセレンの目に あの男が映った。 セレンは即座に飛びかかる。 「レヴィラーァァァァァァァァ!!!!!!!!」 セレンのその声には殺気しかこもっていなかった。 「・・・・近づくな。 下賎な雑魚が。 」 あの黒い閃光だ。 あの黒い閃光がセレンを吹き飛ばす。 セレンが地面にたたきつけられる。 と、レヴィラーはすっと地面に降り立った。 「・・・ふん。 あのときのガキか。 頬って置けば強くなって 俺を楽しませてくれるかと思ったがこの程度とは残念だな。 」 レヴィラーがすっと右手を上にあげる。 「セレン!!」 ルアフが叫びながらレヴィラーに突進する。 「貴様ごときに俺は止められはしないさ。 」 レヴィラーが軽くルアフのほうに左手を向けただけで ルアフは吹っ飛んだ。 そして、レヴィラーは右手から黒い閃光が発されたと思った瞬間、 セレンの胸をつらぬいた。 セレンの意識がどんどん薄れていくなかで、 赤い血が噴き出しているのがセレンに見えた。 ルアフが何かを叫んでレヴィラーに向かっていっている。 レイアもそれに続いている。 そこでセレンの意識は途絶えた。 続く ・・・・・・・・何て言うかアレだ。 怖いって言うかグロイって言うか。 まぁ、俺の小説を書く上での得意分野が お笑い・哲学・戦争なので・・・・・・・。 許して。 ね?(何) [44] Legend of rainbow - 2003年10月06日 月 16時37分 第九話〜悟り〜 セレンが気付くと、辺りが真っ暗な所に立っていた。 「ここは・・。 そうか・・・俺はレヴィラーに負けて死んだのか。 セレンはそいつが何者か知っている。 ところで鬼神、前々から聞きたかったんだが・・。 分かってたのか。 何かヤバイものだってこと意外は。 そうか。 そうだろうな。 あんな奴らでも俺の親友だからな。 それが結局仲間を守ることにもつながる。 たとえ自分がその力に 飲み込まれそうになっても使いこなしてやるさ。 『仲間を守る力』なんてお前にもあわねぇだろ?鬼神。 気に入った。 「これが、レヴィラーか・・・強すぎるぜコレ。 まだまだコレからだぜ?」 「強がりはよすんだな。 」 レヴィラーが右手を前に出す。 「数珠術・爆!!」 その時レイアが数珠でレヴィラーを叩いた。 その瞬間爆発が起きる。 しかしレヴィラーはすでにそれを避けている。 「そろそろ終わりにするか・・・・。 」 いつの間にか空にいたレヴィラーの両手に黒い閃光が集まる。 「黒真雷!!」 それは黒い雷となってルアフたちを襲う。 「だめ・・・か・・・。 」 ルアフがそうつぶやいた瞬間ルアフたちの前に何かが現れ、 黒真雷をはじき返した。 「ほう・・・・生きていたか。 」 レヴィラーがそうつぶやく。 ルアフは信じられないという表情でつぶやいた。 「・・・・セレン。 」 「よう、よくこいつ相手に生きてたな。 」 すました顔でそういったセレンの手には龍鉄はなかった。 と、言うより龍鉄自体は持っているのだが刃がなかった。 本来刃があるべき所には何かイガのような 直径20cmほどの煙の塊のような黒い玉が ゆっくり回りながら浮かんでいた。 「ほう、『悟り』を得たか。 」 レヴィラーが面白そうにつぶやく。 「セレン、それなんだ?」 ルアフが尋ねる。 「鬼神の悟り、『破壊の黒』。 ・・・・究極の武器さ。 」 「・・・究極・・・ねぇ。 それよりどうしたんだ?その眼?」 セレンの瞳は金色に輝いていた。 「神眼。 その神それぞれが持っている特有の瞳で、 いろいろな能力があるらしい。 『悟り』の力を使うことで人間でも使えるようになるらしい」 「ふ〜〜ん・・・。 で、鬼神の神眼の能力は?」 と、その時レヴィラーの攻撃が飛んできた。 しかし、セレンはルアフの腕をつかみそこを離れ、回避した。 「ほう・・・俺の攻撃を避けるとは・・・。 」 「鬼神の神眼、千里眼。 能力は・・・。 」 と、またレヴィラーが不意打ちを仕掛けてくる。 「千里眼なぞ遠くが見えるだけで、使える奴など何人もいるわ!!」 「それがそうでもないんだな。 」 セレンはまたレヴィラーの攻撃をかわす。 「鬼神の千里眼はと億が見えるだけにあらず。 相手の行動を先読みすることができるのさ。 ・・・・さぁ、これからが本当に戦いだぜ?レヴィラー。 」 セレンの『破壊の黒』の黒い玉がいきなり5mはあろうかという 黒い巨大な刃になった。 と、一瞬でレヴィラーの懐に入り込む。 「速殺!!」 高速の突きを繰り出すセレン。 それを受け止めるレヴィラー。 セレンの『破壊の黒』の破壊力でもレヴィラーに ダメージを与えることはできないが、セレンも千里眼のおかげで 攻撃は受けない。 戦いは熾烈を極めた。 と、セレンが体力を消耗し始めた時、レヴィラーは 何かを思い出したように急に空高く舞い上がり、叫んだ。 「なかなか楽しませてもらった。 が、時間切れだ。 また会おう!!」 レヴィラーの姿は一瞬で見えなくなった。 セレンたちはただそこに倒れることしかできなかった。 続く [46] 抜殻 - 2003年11月27日 木 13時10分 僕は最近、ある村はずれの家によく行くんだ。 別に何があるってわけじゃないけどなんとなく毎日、足を運んでいる。 そこには一人の青年が暮らしている。 何歳なのかはわからない。 けど、見た感じ20歳にはなってないんじゃないだろうか。 そして、今日もそこに足を運ぶ。 「また来たのかい?」 暖炉のある部屋のゆり椅子に座って優しい声で話しかけてきた。 すでにテーブルの上にはまだ湯気の立っている紅茶と お菓子が用意してある。 一見、ボーっとしてるように見えるけど、しっかりしている。 「なんとなくね。 」 僕は椅子に座ってその紅茶を飲む。 「しかし、君も変わり者だね。 」 その青年は僕に話してきた。 「私は君の家族を殺したんだよ?それなのに敵を討つわけでもなく 毎日、私の家に来る。 」 僕は紅茶をテーブルに置いた。 「僕にとって家族なんてどうでもいい存在だったからね。 殺してもらったって悲しくもないしうれしくもない。 それより、気になるのは君がどうして殺人鬼になったのか? ってことだよ。 君は何のために殺人鬼になったんだい?」 その青年は穏やかに答えた。 「私は人を殺すことで悲しみも、ましてや快楽なんて感じない。 そうだからこそなれたんだろうね。 私が最初に殺した人は私の恋人だった。 私はそうだな・・いわゆる哲学者みたいなものだったのかな。 命のことについていつも考えていた。 そんなある日、彼女は僕にこういったんだ。 『私を殺したら全てがわかるんじゃない?』 私もなるほどと思った。 それが一番の近道だと思った。 私は彼女を心から愛していた。 だから、その言葉を彼女は本気で言ってることがわかった。 不思議なことにね、愛していた彼女を殺すとき 何も感じなかったよ。 おかしな話だろう?愛していたのにだよ? 君は『それは愛していなかったんだろう?』と言うかも しれない。 でも、そうじゃないんだ。 確かに私は彼女を愛していた。 でも、殺すときには何も感じなかった。 なぜそうなのかは今でもわからないんだ。 そうして、命について何かわかった気がしたよ。 でも、全てはわからなかった。 かと言って、他の人を殺す気もなかった。 ただ、一応、人を殺したのだから警察が来たさ。 この全宇宙で何の意味があるだろう法律を武器にしてね。 だから、その警察を殺した。 数人いたはずなのにね。 不思議と体が勝手に動いて、 全員殺していたんだ。 でも、それだけ殺したって命についてわからなかった。 そんなことをしたものだから、賞金首になっていろんな人から 狙われた。 別に逃げる気もなかったし、 来たら来たで殺せばよかった。 もちろん、殺した奴の家族にあって目の前で 泣かれた事もあったさ。 もちろん、どうでもよかったけど。 そうしていくうちにどんどん賞金は膨れ上がっていってね。 そんなうちに君の家族もやってきた。 もちろん、賞金目当てで。 だから殺した。 それだけさ。 」 話が終わる前に僕はすでに紅茶とお菓子を食べ終わっていた。 そして、銃を取り出した。 」 青年は驚く様子もなく、 「そうかもしれないね。 でも、それは後にとっておくよ。 」 僕が銃の引き金を引く前に、彼の刀が僕の首の 頚動脈をすっと斬っていった。 僕はとっさに彼の家を出来るだけ汚さないために、 傷口をきつく握り締めた。 「僕を殺して、何かわかりそうかい?」 僕は尋ねた。 「どうかな?少なくとも何も学べないということはなさそうだよ。 」 微笑して彼は答えた。 「そう、それはよかった」 そこで、僕の視界は真っ暗になったが何か聞こえた気がする。 「本当に君は変わり者だよ。 わざわざ僕の家を汚さないようにしてくれるなんて。 おかげで、君のお墓を作るだけで良さそうだ。 でも、君の後をつけてきた奴等はどうするかな・・?」 銃声は、一発なったら止んだ。 [47] 我全哲学 - 2003年12月09日 火 17時16分 辞書を引くと哲学とは、 『事物・人生・世界などの根本の原理を究める学問』とある。 俺は中1・・・いや、厳密に言うとそれよりも前から 哲学には興味があった。 何故、自分がここに存在して、動き、 笑ったり泣いたりしているのかという 誰もがいだきうる疑問。 まず、『人という存在への疑問』を考えてみる。 主にたんぱく質と人間に名付けられた物質で構成されている 細胞や、水などの多数の原子等が集まってできている存在。 それが何故か意思を持ち、動いている。 何故、それらの物質が集まることで動くことができるのか? 人間とまったく同じ物質を集めて、 それを人間の各部分と同じように混ぜ、 完璧に組み立てたとする。 しかし、それでその物質が動くだろうか? 動くはずが無い。 何故かは俺にはわからない。 そういえば、死体も動かない。 完全に人間と同じ物質であるにもかかわらず動かない。 と、ここである事を思いついた。 人間は『死んだ』という状況になっても それからまもなくならば 生き返らせることもできる場合があるという。 ここにヒントがあるのだろうか? 死体はもともと動いていたものなのでやり方によっては、 一度止まっても動くということなのだろうか? しかし、それは何故だ? 前に動いていたからといってまた動くという証明は無い。 死体と、人間と同じに作った物質が まったく同じ物質構造であっても その物質は絶対に動くことは無い。 しかし、死体は動き出すことがある。 ここで大抵の人は「魂があるから」とか答えるであろう。 では、『魂』とは何か? 人間の脳内で考える『精神』そのものなのか? それとも、目に見えない人間と動かす動力源となる 『何か』なのか? 『何か』とは何だ? いったい何がどうやってこの身体を動かし、 俺をこういう風に考えさせているのだろう? それはどう考えてもわからなかった。 これからも考えていきたいとは思っているが、 わかる日は来るのだろうか・・・・? 次に、『感情』について考えてみよう。 人は自分にとって楽しい事があれば笑い、 悲しい事があれば泣く。 その『感情』とは何か? 人が死んだ時に人は悲しむ。 『死』ということは「もう戻ってこないこと」とか、 『悲しい事』 「心臓が止まっていること」 「息をしていないこと」 と、人はほとんどがそう言う。 何故か? その事について以前こう考えた。 俺がたどり着いた『死』への考えとは、 『その物体の「ある部分」のある程度の範囲の細胞が ある理由でその本来の機能を果たさなくなり、 その「ある部分」の機能が止まり、 それが原因となって連鎖的に他の所の機能も止まり、 最終的にはその物体自身の機能全てが失われ、 止まり、動かなくなってしまうこと』 と、なった。 これならば「もう戻ってこないこと」とか、 『悲しい事』と言う答えは矛盾ではないだろうか? 実際、「もう戻ってこない」と言っても、 動かないとはいえ そこにその存在がある事には変わりない。 「戻っているじゃないか」と。 『悲しい事』と言うが その物体がそこに存在している以上、 そこにいるのだから何を悲しむ事が あるのだろうか? しかし、ココでひとつの疑問が浮かぶ。 前に死とは、「心臓が止まっていること」 「息をしていないこと」とあげた。 そしてこの『悲しい事』のあと一つ理由。 『動かなくなったこと』に人は悲しんでいるのだろうか? それもまた変だ。 たとえば、時計の針が電池切れで止まった。 これは悲しいことだろうか? 少なくとも俺はそうは思わない。 じゃあ、何が悲しいのか? その疑問を人にぶつけた時、ある友人は 「その人との『共有』の記憶が途絶えてしまうから」 と答えた。 「いままで続いてきた『共有』の記憶が ある日突然なくなってしまう。 このことを人は悲しんでいる」と。 納得できた。 なるほどと思った。 たしかにそんな気がする。 でも、同時に別の疑問が浮かぶ。 何故、『共有』の記憶が途絶えてしまうと悲しいのか? そのこともまた、わからぬままだ。 『世界という存在。 それに何の意味があるのか?』 それが今の俺の一番の疑問だ。 何のために植物は存在し、動物は存在し、物質は存在するのか? 宇宙でさえも存在する意味など無いのではないか? 俺らがいなくったって、宇宙が無くたって、 その空間のその時間は過ぎていく。 そんな時間の流れの中で全ての事に何の意味がある? そのことに人は何かと理由をつけるが その空間の中の人間という存在が作り上げた そのような考えが何故正しいといえる? 何故、全ての理にあっているといえる? そう、法律さえも言ってしまえば 正しいとはいえない無意味なものなのだろう。 そんな中に何故、自分は存在するのか? その存在の意味。 見つけ出してみたいものだ。 [52] カラオケ。 - 2004年01月14日 水 17時55分 暇なので。 カラオケでの点数を全部書いてみる。 俺は所詮THE BOOMしか上手く 歌えんのか。 (そうなんだろ) ・・・・まぁ、それはいいとしてさ、 何で閃光の最高点は 堀江 由衣なんだよ!!!! キモイわ!!!裏声使うな(え)!! ・・・・まぁ、二人で 『銀の龍の背に乗って』歌ってけどさ。 (歌うな!!) しっかし『ダンデライオン』が一番とは 予想外だったなぁ。 島唄90点・・・・。 ・・・微妙。 島唄2002なら95行くかな?(無理) ・・・って言うか皆は実際何点ぐらい 取ってるんだろ?.

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