あながち 間違っ て ない。 「イクメンは出世できない」はあながち間違っていない

「あながち」の本当の意味って何?正しい使い方を徹底検証

あながち 間違っ て ない

公開日: 2018. 28 更新日: 2018. 28 「あながち」の意味と使い方、語源、類義語、例文について解説 「あながち」という言葉をご存知でしょうか。 「あながち間違っていない」「あながち嘘ではない」などと聞き覚えありますよね。 「あながち」は古めかしいか印象を受ける言葉ですが、今でも使われることが多いです。 よく使う言葉ですが、具体的に「あながち」はどのような意味なのか、どの場面で使うか、疑問を多く持っているかもしれません。 また、「あながち」には「必ずしも」や「まんざら」などと似ている言葉があります。 それらをしっかりと使い分ける必要があります。 そこで今回は「あながち」の意味や使い方、類語との違い、語源について解説していきます。 「あながち」を正しく知って、上手く使えるようにしましょう! 「あながち」の使い方と例文 「あながち」は、 断定することはできない気持ちを表します。 例えば、「彼の年齢であの子にアタックするのは無茶な気がするが、あながち無理なことではない」と言います。 これは「年齢を考えたら、彼があの子に告白するのは無茶とは思うけど、必ずしも無理とは言い切れない」という意味です。 断定するのではなく、婉曲的に否定あるいは肯定するのが「あながち」の特徴です。 相手を強く否定したり肯定したりすることなく、自分の思いを伝えたいという場合に適している表現となります。 言い回しとしては、 ・あながち間違ってない ・あながち嘘ではない ・あながち無理とも言えない ・あながち正しいとは言えない ・あながち悪いことでもない ・あながち間違いとは言い切れない などとなります。 「あながち」は目上の人から目下の人に使う表現です。 目上の人に向かって「あながち間違いではない」などと言ってしまうと、上から目線な印象を与えてしまいます。 例文 ・あなたの言っていることはあながち間違いではないけれど、少し違う。 ・確かに彼は意地っ張りだが、あながち嘘をついているとは限らない。 ・こうしたニュースを聞くと、あの噂はあながちでまかせではなかったんだね。 ・一日でこれらを街ゆく人に手渡すのは無茶かもしれないが、あながち不可能ではない。 ・本当に事件が発生した今では、さっきの電話もあながちいたずらではなかった。 ・彼は自分のことをカッコイイと自慢しているが、あながち正しいとは言い切れない。 ・あの人が逮捕されるとは...。 彼の言っていたことはあながち冗談ではなかったんだね。 ・敵地に潜入して色々と調べた時間も、あながち無駄ではなかったのだ。 ・今回のプロジェクトの失敗は、あながち彼女一人の責任であるとは言い切れない。 「あながち」と「必ずしも」の違い 「必ずしも」の意味は 「(下の打ち消しの語を伴って)かならず〜であるとは限らない」です。 このように、「必ずしも」は「部分否定」の意を表します。 「あながち」も「必ずしも」も、婉曲的に否定または肯定することを表します。 ただ、「必ずしも」にはこの用法以外にも、強く否定する場合にも用います。 「金持ちだからと言って、必ずしも幸せではない」などと使います。 「あながち」は婉曲的にしか使えないので、「金持ちだからと言って、あながち幸せでない」とは言い換えられません。 このように、「あながち」は「そうとは言えない」という意味合いなので、「〜ない」と断言することはできないのです。 例文 ・学校の先生が必ずしも賢いというわけではない。 ・事務所に所属しているからといって、必ずしも活躍できるとは限らない。 ・大食いの人が、必ずしも太っているわけではない。 「あながち」と「まんざら」の違い 「まんざら」の意味は、 ・全く。 ひたすら ・(下に打ち消しの語を伴って)全くそれと定まっているのでもないさま。 必ずしも です。 「まんざら」は漢字だと「満更」と書きます。 「あながち」は「一方的に物事を決定できないさま」 「まんざら」は「否定の意味をやわらげたり、むしろ逆であるの意味を表す」 「あながち」と「まんざら」では意味が異なります。 例えば、「あながち無理というわけではない」「まんざら無理というわけではない」と言うことができます。 これは「無理とは言い切れない」「無理ではない。 むしろできる」という意味です。 「まんざら〜ない」と否定はしているものの、「全く無理とは言えない」=「無理ではない」と否定的な意味を和らげたり、逆に「かなり良い」などと肯定的に思うということを表します。 「まんざら」は、本当は良いと思ってるのにあえてぼかして表しているのです。 例文 ・彼女は褒められてもいやいや自分なんてと卑下していたが、まんざらでもなさそうだった。 ・今日の服装を絶賛されていた彼は、まんざらでもない顔をしている。 ・彼はリーダーに決まったということを、まんざら嫌でもなさそうだ。 「あながち」と「いささか」の違い 「いささか」の意味は 「ほんの少し。 ちょっと。 わずかに」です。 気持ちや物の数量、程度を主観的に表しています。 「あながち」は「一方的に物事を決定できないさま」 「いささか」は「数量や程度が少ないさま。 少しも。 全然」 このように、「あながち」と「いささか」は全く意味が異なります。 「いささか」の後に否定形を伴った場合は、「少しも〜ない」「全くない」という意味になります。 「ちょっと」「少しだけ」だと軽い印象を与えてしまいがちです。 代わりに「いささか」という言葉を使うことによって自分の感情や状態を控えめに伝達することができます。 「いささか」を自己のことに対して使う場合は、建前としては「少しばかり」でも心の中では「かなり」の意味合いで用いる謙遜のニュアンスを含む場合もあります。 例文 ・その決断に、いささかの揺るぎはない。 ・彼女の洋服があまりにも素敵だったので、いささか見すぎてしまった。 ・彼は昨日お酒を飲みすぎたせいで、いささか臭い。 「あながち」の類義語は「一概に」 「一概に」の意味は 「(多く下に打ち消しの語を伴って)ひっくるめて。 おしなべて」です。 すべて同じようには扱えないさま・細かい違いを考慮しないでひとまとめにして扱うさまを表します。 主に「一概には言えない」という表現を使うことが多いです。 「一口には言えない」「一括りにはできない」などと言い換えることができます。 「一概に〜」はクッション言葉として使うこともできます。 自分の意見を伝える時に「一概には言えないけれど〜」と言えば、強く言っているわけではなく柔らかな印象を与えられます。 例文 ・被害者の方が悪いとは一概には言えない。 ・みんながそうだからと言って、一概にそれが正しいとは限らない。 方言?「あながち」の語源 「あながち」は平安時代 「あながちなり」という形で使われていました。 「あながちなり」は「強引。 無理矢理。 一方的」という意味で、ゆとりを持っていない様子を表していました。 「あながち」は「あな(己)」+「かち(勝ち)」で成り立っていると言われています。 「己が勝つ」=「自分自身が最優先」=「自分勝手に物事を進める」ということで、「あながち」という言葉ができました。 現在「必ずしも。 このように、 「あながち」は方言ではなく、昔から使われていた言葉です。 「あながち」の古語としての意味 古語としての「あながち」は、 ・無理。 身勝手。 強引 ・ひたすら。 ひたむき。 一途 ・甚だしい。 ひどい という意味です。 「あながち」は、「自身の意思を強く押し通す」という意味で使われていました。 そこから転じて「ひたむき。 一途」という意味を表すようになりました。 「はなはだしい。 強いて」という意味で使う場合は「あながちに」という形で使います。 「あながち」の英語 「not... exactly」「not... quite」など 「あながち」は英語で、 ・not... exactly ・not... quite になります。

次の

『バカって言うやつがバカ』は、あながち間違ってない話

あながち 間違っ て ない

私の持っている山に興味があるというのもあながち嘘ではないらしいしな。 先日、クリンゲルの山を任せているものから、スラファトの魔銃士官が頻繁に山へやってくると報告があった。 … 高殿円『銃姫 02 The Lead in My Heart』 より引用• そして、夫婦とわかったあとも、「とても結婚しているとは思えなかった」「智子さんはきれいだ」「二十六、七にしか見えなかった」といった言葉を口にし続けた。 三児の母である三十三歳の寮母は、あながち悪い気はしなかったようだ。 だが広岡智子は、他の子どもとだったら一緒に行く買物も拓也とは行っていない。 … 小林道雄『翔べ! はぐれ鳥』 より引用• なぜだかおぬい自身には判らないけれどもどうしてもできなかった。 自分が 卑怯 ひきょうだからそうなのかと考えてもみたが、あながちそうでもない。 … 有島武郎『星座』 より引用• 金庫のなかに拳銃が隠してあるに違いない、史郎はそう読んだのだろう。 七年間暴力団に在籍していた経験も、あながち無駄ではなかったらしい。 とはいえあの拳銃を目にしたところで、澄子が反撃に出るとは、明日美にはとても思えなかったのだが。 … 小川勝己『葬列』 より引用• 弾をそれこそ霰のようにばら撒く。 殱滅という言葉があながち嘘でもないことを教えてくれる素敵な武器だ。 アズリルは手綱を取って歩き出した。 … 海原育人『ドラゴンキラーあります』 より引用• 一人で嬉しそうに呟き、煮物を箸でブスッと、皿まで突き破らんばかりの勢いで突き刺す。 成長を拒否しているというのはあながち間違っていないかもしれない。 とにかくころころと表情を変え、せわしなく動き回る。 源義は言ったが、あながち冗談でもないことは当の本人がよく知っていた。 夏とはいえ、山奥である。 … 井沢元彦『GEN 『源氏物語』秘録』 より引用• オックスフォード出身というのも、あながち嘘ではないかもしれません。 服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』 より引用• それが今は有馬ごときよそ者の山の青二才に権威を否定されてしどろもどろになっている。 それはあながち、有馬に運命的な圧力を受けた 所為 せいばかりではなかった。 もう一つの理由があったのである。 … 森村誠一『虚無の道標』 より引用• ワイシャツにつよく押しあててくる彼女の胸の動揺を感じた。 こういうことになったのも、あながち彼のほうばかりが悪いのではなかった。 彼は、独身者の好奇にみちた持続力の強い記憶で、彼女の服が、彼女の息づかいが、彼女の指先が与えてくれた、あの最初の思いがけない愛撫の感じをありありと憶えていた。 … ジョイス/飯島淳秀訳『ダブリン人』 より引用• 完全に女だけの園、男子禁制の場所だからでしょうね。 でも、そう言われるのも、あながちまちがいではないという気もするの。 わがグラールは、他の諸国から『西の善き魔女』とあだ名されているでしょう。 … 荻原規子『西の善き魔女2 秘密の花園』 より引用• 州波は明らかに動揺している。 つまりは、芹沢の推理があながち間違いではなかったということなのだ。 この声の明らかな変化が、そのことを裏付けている。 … 幸田真音『傷 邦銀崩壊(下)』 より引用• 上原がこう想像してみるのは、あながち根拠のないことではなかった。 魚崎が外遊に出かけた大正の終りの年、ほぼ同じ時期に、上原には縁談が二つ持ちこまれていたのである。 … 丸谷才一『年の残り 他』 より引用• 白い肌は七難をかくす、という古い言葉を信じ続けている女だ。 それもあながち 嘘 うそではないな、と貴之は沙織の肌に触れる度にそう思う。 … 梅田みか『別れの十二か月』 より引用• 靴裏についた土を石畳に大量にばらまきながら駆け寄る彼らに道を開けて、レイムは横にしりぞいた。 蹴散らされそうな 雰囲気 ふんいきに恐怖しなかったとも、あながち言いきれない。 男たちは最下位の魔道士に目もくれず、一直線に娘と飛龍を出迎えに馳せ参じた。 … 流星香『プラパ・ゼータ 1 聖女の招喚』 より引用• 確かに日本の産業界にはそんな一面があったし、現にいまでさえそうである。 そういう意味では、伊藤の指摘もあながち間違っていたとは思わない。 だが、少し理想を追いすぎたような気もする。 … 中川靖造『海軍技術研究所』 より引用• しかし、佐渡が主張してやまないのは、この場合、世間の通り相場としての彼の「何をなすべきか」だった。 それを、耳のそばでささやかれているのも、あながち悪い心地ではない。 佐渡に責められている間は、自分の良心から責められるのを逃れていられるのである。 … 平林たい子『うつむく女』 より引用• 親切な保護者に両親はなるべきもので監督者にはなるもんじゃあない。 保護者として自分が思うのはあながち両親ばっかりと限ったわけでもない。 その人の云った事なら千世子は心から満足して随う事が出来る。 … 宮本百合子『千世子(二)』 より引用• 何か恐ろしく硬いもので閉ざされているのを感じる。 それはあながち金の光がいつもに比べ、恐ろしく弱いせいばかりではない。 … 小野不由美『十二国記 09 黄昏の岸 暁の天』 より引用• 抗弁したとたんに、彼女は私の腕をへし折るのではないか。 彼女の大きい肉体を見ればあながち非現実的とは思えなかった。 彼女は容易に力をふるえる。 … 井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』 より引用•

次の

「イクメンは出世できない」はあながち間違っていない

あながち 間違っ て ない

「強引に・無理に・異常なまでに・一途に」 がやっと理解できてきませんか? にしても…漢字の読みは難しいですね。 どっちかというと理系脳な私には「強ち」ってテストに出てきても、ほぼ読めないです。 次に「あながち」の語源を調べてみました。 「あながち」って元々は 「あながちなり」から来ているもので、この形容動詞を 「なり活用」させたものになります。 「なり活用」なんて凄く懐かしい響きなのですが、つまりは なら なり・に なる なれ なれ の中の 「あながちに」に注目して頂いて、 これの「に」がなくなったものがその語源とのことです。 この語源から考えると 「あながち嘘ではない」などは• 無理やり嘘とは言えない• 強いて嘘とは言えない という意味にも汲み取れるので、 「まんざらでもない」 で考えてみてください。 そもそも、 「あながちでもない」とは言わないので、その時点で別物であることがハッキリわかりますが、まんざらでもないには 「満足している」という意味が込められているんです。 このように、「あながち」という言葉には似たように思えて実は意味合いが違う表現がたくさんあって非常に紛らわしいですよね。 個人的に「あながち」に遭遇するのは小説とかだけなのですが、冒頭で話したクイズ番組のようにふとしたところで出くわす可能性はあります。 もし通常の会話で「あながち」に遭遇したときは 「あっ、この人は今はっきりと断定したくないんだな」 というところまで汲み取ってあげれば、より良いコミュニケーションが取れるでしょう。 いずれにしても、こうして改めて調べてみればみるほど、日本語の難しさを痛感します。 私は、今こうして情報発信しているわけですが、それゆえに、もっともっと日本語の勉強が必要だと思い知らされました。 伝えやすい文章、言葉の追求を今後とも続けて行きたいと思いますので、これからも当ブログをよろしくお願い致します。

次の